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岐阜大学/2019年度

岐阜大学 2019年 数学 第3問解答・解説

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1問題

岐阜大学2019年度第3問

4次方程式 x⁴+2x²+16x+17=0 ……(*) を考える。虚数単位を i で表し,複素数 z と共役な複素数を z̄ で表すものとする。 α=√2+(1+√2)i として,以下の問に答えよ。

(1) α²,α⁴ の実部と虚部の値をそれぞれ求めよ。

(2) α⁴+2α²+16α+17 の実部と虚部の値を求めよ。

(3) α と ᾱ が2次方程式 x²+px+q=0 の解となるような実数 p,q の値を求めよ。

(4) p,q を (3) で求めた値とする。x⁴+2x²+16x+17=(x²+px+q)(x²+rx+s) となるような実数 r,s の値を求めよ。

(5) 方程式(*)のすべての解を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)  α2=(−1−22)+(4+22)i,α4=(−15−122)+(−24−202)i.(2)  Re⁡(α4+2α2+16α+17)=0,Im⁡(α4+2α2+16α+17)=0.(3)  p=−22,q=5+22.(4)  r=22,s=5−22.(5)  x=2±(1+2)i,x=−2±(2−1)i.\begin{aligned}(1)\;&\alpha^2=(-1-2\sqrt2)+(4+2\sqrt2)i,\quad \alpha^4=(-15-12\sqrt2)+(-24-20\sqrt2)i.\\(2)\;&\operatorname{Re}(\alpha^4+2\alpha^2+16\alpha+17)=0,\quad \operatorname{Im}(\alpha^4+2\alpha^2+16\alpha+17)=0.\\(3)\;&p=-2\sqrt2,\quad q=5+2\sqrt2.\\(4)\;&r=2\sqrt2,\quad s=5-2\sqrt2.\\(5)\;&x=\sqrt2\pm(1+\sqrt2)i,\quad x=-\sqrt2\pm(\sqrt2-1)i.\end{aligned}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

α=2+(1+2)i.α2={2−(1+2)2}+22(1+2)i=(−1−22)+(4+22)i.α4=(−1−22)2−(4+22)2+2(−1−22)(4+22)i=(−15−122)+(−24−202)i.α4+2α2+16α+17=0+0i, したがって、実部と虚部はともに 0.α+αˉ=22,ααˉ=2+(1+2)2=5+22.x2+px+q=(x−α)(x−αˉ)=x2−22x+5+22,したがってp=−22,q=5+22.(x2+px+q)(x2+rx+s)=x4+(p+r)x3+(q+s+pr)x2+(ps+qr)x+qs.p+r=0ならばr=22,q+s+pr=2ならばs=5−22.ps+qr=16,qs=17,したがって、因数分解するとx4+2x2+16x+17=(x2−22x+5+22)(x2+22x+5−22).=(x−α)(x−αˉ)(x2+22x+5−22).Δ=(22)2−4(5−22)=82−12=−4(3−22)=−4(2−1)2.x=−2±(2−1)i(第2の二次方程式の解).したがってx=2±(1+2)i,x=−2±(2−1)i.\begin{aligned}\alpha&=\sqrt2+(1+\sqrt2)i.\\\alpha^2&=\{2-(1+\sqrt2)^2\}+2\sqrt2(1+\sqrt2)i\\&=(-1-2\sqrt2)+(4+2\sqrt2)i.\\\alpha^4&=(-1-2\sqrt2)^2-(4+2\sqrt2)^2+2(-1-2\sqrt2)(4+2\sqrt2)i\\&=(-15-12\sqrt2)+(-24-20\sqrt2)i.\\\alpha^4+2\alpha^2+16\alpha+17&=0+0i,\text{ したがって、実部と虚部はともに }0.\\\alpha+\bar\alpha&=2\sqrt2,\quad \alpha\bar\alpha=2+(1+\sqrt2)^2=5+2\sqrt2.\\x^2+px+q&=(x-\alpha)(x-\bar\alpha)=x^2-2\sqrt2 x+5+2\sqrt2,\\&\text{したがって}\quad p=-2\sqrt2,\quad q=5+2\sqrt2.\\(x^2+px+q)(x^2+rx+s)&=x^4+(p+r)x^3+(q+s+pr)x^2+(ps+qr)x+qs.\\p+r=0&\quad\text{ならば}\quad r=2\sqrt2,\quad q+s+pr=2\quad\text{ならば}\quad s=5-2\sqrt2.\\&ps+qr=16,\quad qs=17,\text{したがって、因数分解すると}\\x^4+2x^2+16x+17&=(x^2-2\sqrt2 x+5+2\sqrt2)(x^2+2\sqrt2 x+5-2\sqrt2).\\&=(x-\alpha)(x-\bar\alpha)(x^2+2\sqrt2 x+5-2\sqrt2).\\\Delta&=(2\sqrt2)^2-4(5-2\sqrt2)=8\sqrt2-12=-4(3-2\sqrt2)=-4(\sqrt2-1)^2.\\x&=-\sqrt2\pm(\sqrt2-1)i\quad\text{(第2の二次方程式の解)}.\\&\text{したがって}\quad x=\sqrt2\pm(1+\sqrt2)i,\quad x=-\sqrt2\pm(\sqrt2-1)i.\end{aligned}

この問題で使う考え方

  • 複素数の四則演算
  • 解と係数の関係
  • 高次方程式
  • 二次方程式の判別式

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