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獨協医科大学/2022年度/1日目

獨協医科大学 2022年 1日目 数学 第2問解答・解説

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1問題

獨協医科大学2022年度第2問

aa を実数の定数とする。3次方程式 x3−(a−3)x2−3a2=0(∗)x^3-(a-3)x^2-3a^2=0\qquad (\ast) を考える。

(1) a=43\displaystyle a=\dfrac{4}{3} のとき、(∗)(\ast) の実数解は x=アイ\displaystyle x=\dfrac{\boxed{\text{ア}}}{\boxed{\text{イ}}} である。また、(∗)(\ast) の虚数解を α,β\alpha,\beta (α≠β\alpha\ne\beta) とすると (α2+4α+4)(β2−5β+4)=ウエオ(\alpha^2+4\alpha+4)(\beta^2-5\beta+4)=\boxed{\text{ウエオ}} である。

(2) 方程式 (∗)(\ast) の異なる実数解の個数がちょうど2個であるとき、aa の値は a=カ,キク,ケコ\displaystyle a=\boxed{\text{カ}},\qquad \boxed{\text{キク}},\qquad \dfrac{\boxed{\text{ケ}}}{\boxed{\text{コ}}} である。

(3) ii は虚数単位とする。γ=−3+3i2\displaystyle \gamma=\dfrac{-3+\sqrt{3}i}{2} とするとき γ5=サ(シ+3i)2\displaystyle \gamma^5=\dfrac{\boxed{\text{サ}}\left(\boxed{\text{シ}}+\sqrt{3}i\right)}{2} である。条件「γn+3\gamma^n+3 が方程式 (∗)(\ast) の解となるような実数 aa が存在する」を満たすような最小の自然数 nn は n=スn=\boxed{\text{ス}} である。また、そのときの aa の値は a=セソa=\boxed{\text{セソ}} である。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

常に根となるx=aを分離して三次式を二次式へ因数分解し、実根数は判別式と重複を調べる。複素数条件は累乗を直接計算して実数条件を判定する。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)x=43,(α2+4α+4)(β2−5β+4)=−32/\displaystyle \quad x=\frac43,\quad (\alpha^2+4\alpha+4)(\beta^2-5\beta+4)=-32\quad /\quad (2)a=0,−6,34/\displaystyle \quad a=0,-6,\frac34\quad /\quad (3)γ5=9(3+3i)2, n=4, a=21\displaystyle \quad \gamma^5=\frac{9(3+\sqrt3i)}2,\space{}n=4,\space{}a=21

4解答

解答を見る途中式つきの解答

まず左辺を因数分解すると x3−(a−3)x2−3a2=(x−a)(x2+3x+3a)x^3-(a-3)x^2-3a^2=(x-a)(x^2+3x+3a) となる。実際に右辺を展開すれば左辺と一致する。

(1) a=43\displaystyle a=\frac43では (x−a)(x2+3x+3a)=(x−43)(x2+3x+4)。\displaystyle (x-a)(x^2+3x+3a)=(x-\frac43)(x^2+3x+4)。 2次式の判別式は9−16=−7<09-16=-7<0なので,唯一の実数解はx=43\displaystyle x=\frac43である。虚数解α,β\alpha,\betaはz2+3z+4=0z^2+3z+4=0を満たすから α2+4α+4=α,β2−5β+4=−8β。\alpha^2+4\alpha+4=\alpha,\qquad \beta^2-5\beta+4=-8\beta。 またαβ=4\alpha\beta=4より (α2+4α+4)(β2−5β+4)=−8αβ=−32。(\alpha^2+4\alpha+4)(\beta^2-5\beta+4)=-8\alpha\beta=-32。

(2) (∗)(\ast)は常にx=ax=aを根にもち,残りの根は x2+3x+3a=0x^2+3x+3a=0 の根である。この2次方程式の判別式はΔ=9−12a\Delta=9-12a。 Δ<0\Delta<0なら実数解はaaだけで1個,Δ=0\Delta=0なら重解−32\displaystyle -\frac32とa=34\displaystyle a=\frac34は異なるので2個である。Δ>0\Delta>0なら2次方程式の2根は異なり,通常はaaと合わせて3個となる。ちょうど2個になるのはaaが2次方程式の根の一つと一致するときであり,代入すると a2+3a+3a=0,a(a+6)=0。a^2+3a+3a=0,\qquad a(a+6)=0。 a=0,−6a=0,-6はいずれもΔ>0\Delta>0を満たす。したがって求める値は a=0,−6,34。\displaystyle a=0,\quad -6,\quad \frac34。

(3) 複素数の積を計算すると γ2=3−33i2,γ4=−9−93i2,γ5=9(3+3i)2。\displaystyle \gamma^2=\frac{3-3\sqrt3i}{2},\qquad \gamma^4=\frac{-9-9\sqrt3i}{2},\qquad \gamma^5=\frac{9(3+\sqrt3i)}{2}。 次にz=γnz=\gamma^n,w=z+3w=z+3とおく。wwが(∗)(\ast)の根となる条件は (w−a)(w2+3w+3a)=0。(w-a)(w^2+3w+3a)=0。 n=1,2,3n=1,2,3ではzzが非実数なのでw=aw=aとはならない。したがって必要なのはw2+3w+3a=0w^2+3w+3a=0であり,実数aaを得るにはw2+3ww^2+3wが実数でなければならない。ここで w2+3w=z2+9z+18。w^2+3w=z^2+9z+18。 n=1,2,3n=1,2,3について順に計算すると z2+9z+18=6+33i,27−183i,−9+273iz^2+9z+18=6+3\sqrt3i,\quad 27-18\sqrt3i,\quad -9+27\sqrt3i となり,いずれも実数でない。よってn=1,2,3n=1,2,3は条件を満たさない。 n=4n=4ではz=γ4=−9−93i2\displaystyle z=\gamma^4=\frac{-9-9\sqrt3i}{2}であり, z2+9z+18=−63z^2+9z+18=-63 は実数となる。よって3a=633a=63,すなわちa=21a=21とすればw=γ4+3w=\gamma^4+3は2次因子の根になる。したがって最小の自然数はn=4n=4,そのときa=21a=21である。

この問題で使う考え方

  • 高次方程式
  • 二次方程式の判別式
  • 解と係数の関係
  • 複素数の四則演算

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