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獨協医科大学/2022年度/1日目

獨協医科大学 2022年 1日目 数学 第3問解答・解説

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1問題

獨協医科大学2022年度第3問

nn を自然数の定数とする。また、実数 aa に対して、[a][a] は aa を超えない最大の整数を表すものとする。

(1) ∑k=19[k]=アイ\displaystyle \sum\limits _{k=1}^{9}\left[\sqrt{k}\right]=\boxed{\text{アイ}} である。

(2) 自然数 mm に対し、[k]=m[\sqrt{k}]=m となる自然数 kk の個数は、m≦k<m+1m\leq\sqrt{k}<m+1 であることに注意すると (ウm+エ)個(\boxed{\text{ウ}}m+\boxed{\text{エ}})\text{個} である。これを用いて ∑k=1n2[k]=nオ(カn2−キn+ク)\displaystyle \sum\limits _{k=1}^{n^2}\left[\sqrt{k}\right]=\frac{n}{\boxed{\text{オ}}}\left(\boxed{\text{カ}}n^2-\boxed{\text{キ}}n+\boxed{\text{ク}}\right) である。

(3) xyxy 平面において、2つの直線 x=3n2x=3n^2、2x−y−8n2=02x-y-8n^2=0、および曲線 y=4n2−xy=\sqrt{4n^2-x} で囲まれる領域(境界を含む)を DD とし、領域 DD に含まれる格子点(xx 座標、yy 座標がともに整数である点)の個数を S(n)S(n) とすると S(n)=16(ケn4+コn3+サn2+シn+ス)\displaystyle S(n)=\frac{1}{6}\left(\boxed{\text{ケ}}n^4+\boxed{\text{コ}}n^3+\boxed{\text{サ}}n^2+\boxed{\text{シ}}n+\boxed{\text{ス}}\right) である。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

解法:平方根の整数部分を平方数区間ごとに群分けし、領域では整数xを固定した縦列の点数を加算する。テーマ:平方根の整数部分の総和と、直線・平方根曲線で囲まれた領域の格子点計数。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) アイ=16.\boxed{\text{アイ}}=16.\quad(2) ウ=2, エ=1, オ=6, カ=4, キ=3, ク=5.\boxed{\text{ウ}}=2,\space{}\boxed{\text{エ}}=1,\space{}\boxed{\text{オ}}=6,\space{}\boxed{\text{カ}}=4,\space{}\boxed{\text{キ}}=3,\space{}\boxed{\text{ク}}=5.\quad(3) (ケ,コ,サ,シ,ス)=(6,4,9,5,6).(\boxed{\text{ケ}},\boxed{\text{コ}},\boxed{\text{サ}},\boxed{\text{シ}},\boxed{\text{ス}})=(6,4,9,5,6).

4解答

解答を見る途中式つきの解答

nn は自然数とし、[a][a] は aa 以下の最大の整数を表す。

(1) k=1,2,3k=1,2,3 では [k]=1[\sqrt{k}]=1、k=4,5,6,7,8k=4,5,6,7,8 では [k]=2[\sqrt{k}]=2、k=9k=9 では [k]=3[\sqrt{k}]=3 である。したがって ∑k=19[k]=3⋅1+5⋅2+1⋅3=16.\displaystyle \sum\limits _{k=1}^{9}[\sqrt{k}]=3\cdot1+5\cdot2+1\cdot3=16. よって アイ=16\boxed{\text{アイ}}=16。

(2) 自然数 mm に対し、[k]=m[\sqrt{k}]=m となる条件は m≦k<m+1であるための必要十分条件はm2≦k<(m+1)2.m\le\sqrt{k}<m+1\quad\text{であるための必要十分条件は}\quad m^2\le k<(m+1)^2. よって該当する自然数 kk は m2,m2+1,…,(m+1)2−1m^2,m^2+1,\ldots,(m+1)^2-1 であり、その個数は (m+1)2−m2=2m+1.(m+1)^2-m^2=2m+1. したがって ウ=2, エ=1\boxed{\text{ウ}}=2,\ \boxed{\text{エ}}=1。

1≦k≦n21\le k\le n^2 の範囲では、m=1,…,n−1m=1,\ldots,n-1 の各群は全て含まれ、m=nm=n の群には k=n2k=n^2 だけが含まれる。したがって ∑k=1n2[k]=∑m=1n−1m(2m+1)+n=2⋅(n−1)n(2n−1)6+(n−1)n2+n=n6(4n2−3n+5).\displaystyle \begin{aligned} \sum\limits _{k=1}^{n^2}[\sqrt{k}] &=\sum\limits _{m=1}^{n-1}m(2m+1)+n\\ &=2\cdot\frac{(n-1)n(2n-1)}6+\frac{(n-1)n}2+n\\ &=\frac n6(4n^2-3n+5). \end{aligned} よって オ=6, カ=4, キ=3, ク=5\boxed{\text{オ}}=6,\ \boxed{\text{カ}}=4,\ \boxed{\text{キ}}=3,\ \boxed{\text{ク}}=5。

(3) 直線は y=2x−8n2y=2x-8n^2 である。曲線の yy 座標は非負なので、直線と曲線の交点では 2x−8n2≧02x-8n^2\ge0、すなわち x≧4n2x\ge4n^2 である。一方、曲線の定義域から x≦4n2x\le4n^2 であるため、交点は (4n2,0)(4n^2,0) のみである。縦の境界 x=3n2x=3n^2 上では直線の高さが −2n2-2n^2、曲線の高さが nn だから、領域は 3n2≦x≦4n2,2x−8n2≦y≦4n2−x3n^2\le x\le4n^2,\qquad 2x-8n^2\le y\le\sqrt{4n^2-x} で表される。

整数 xx に対して j=4n2−xj=4n^2-x とおくと、jj は 0,1,…,n20,1,\ldots,n^2 を動き、直線の高さは −2j-2j、曲線の高さは j\sqrt j である。したがって、その xx に対する整数 yy の個数は [j]−(−2j)+1=[j]+2j+1.[\sqrt j]-(-2j)+1=[\sqrt j]+2j+1. よって (2) の和を用いて S(n)=∑j=0n2([j]+2j+1)=n6(4n2−3n+5)+n2(n2+1)+(n2+1)=16(6n4+4n3+9n2+5n+6).\displaystyle \begin{aligned} S(n) &=\sum\limits _{j=0}^{n^2}([\sqrt j]+2j+1)\\ &=\frac n6(4n^2-3n+5)+n^2(n^2+1)+(n^2+1)\\ &=\frac16(6n^4+4n^3+9n^2+5n+6). \end{aligned} 従って (ケ,コ,サ,シ,ス)=(6,4,9,5,6).(\boxed{\text{ケ}},\boxed{\text{コ}},\boxed{\text{サ}},\boxed{\text{シ}},\boxed{\text{ス}})=(6,4,9,5,6).

検算として、n=1n=1 なら (2) の和は [1]=1[\sqrt1]=1、(3) の整数点数は x=3x=3 で y=−2,−1,0,1y=-2,-1,0,1 の4点と x=4,y=0x=4,y=0 の1点の計5点であり、各公式と一致する。

この問題で使う考え方

  • 不等式の表す領域
  • 和の法則
  • 総和記号と数列の和

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