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自治医科大学/2020年度/前期

自治医科大学 2020年 数学 第9問解答・解説

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1問題

自治医科大学2020年度第9問

各設問について,与えられた選択肢の中から最も適当なものを一つ選べ。

9. 3次方程式 x3+(2a2−1)x2−(5a2−4a)x+3a2−4a=0x^{3}+(2a^{2}-1)x^{2}-(5a^{2}-4a)x+3a^{2}-4a=0 (aa は実数)が実数の2重解をもつとき,aa のとりうる値の和を求めよ。

選択肢: ア0カ1サ2タ3ナ4ハ5マ6ヤ7ラ8ワ9\begin{array}{lllll} ア 0 & カ 1 & サ 2 & タ 3 & ナ 4 \\ ハ 5 & マ 6 & ヤ 7 & ラ 8 & ワ 9 \end{array}

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

三次式を恒等的な一次因子と二次因子に分け、二次因子の判別式が0となる場合と一次因子と共有根をもつ場合を漏れなく調べる。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • 5\boxed{5}\quad (選択肢ハ)

4解答

解答を見る途中式つきの解答

左辺の多項式を F(x)F(x) とおくと、x=1x=1 が常に解であり、 F(x)=(x−1)(x2+2a2x−3a2+4a)F(x)=(x-1)\left(x^{2}+2a^{2}x-3a^{2}+4a\right) と因数分解できる。括弧内を G(x)G(x) とする。F(x)F(x) が実数の2重解をもつのは、G(x)G(x) 自身が重解をもつ場合、または G(1)=0G(1)=0 となって x=1x=1 が重解となる場合である。 まず G(x)G(x) の判別式は Δ=(2a2)2−4(−3a2+4a)=4a(a−1)(a2+a+4).\Delta=(2a^{2})^{2}-4(-3a^{2}+4a) =4a(a-1)(a^{2}+a+4). ここで a2+a+4=(a+12)2+154>0\displaystyle a^{2}+a+4=(a+\frac12)^{2}+\frac{15}{4}>0 だから、Δ=0\Delta=0 となるのは a=0,1a=0,1 である。実際、a=0a=0 では F(x)=(x−1)x2F(x)=(x-1)x^{2}、a=1a=1 では F(x)=(x−1)(x+1)2F(x)=(x-1)(x+1)^{2} となり、いずれも実数の2重解をもつ。 次に、 G(1)=1−a2+4a=0すなわちa2−4a−1=0G(1)=1-a^{2}+4a=0 \quad\text{すなわち}\quad a^{2}-4a-1=0 より a=2±5a=2\pm\sqrt5 を得る。このとき G(x)=x2+2a2x−(1+2a2)=(x−1)(x+1+2a2)G(x)=x^{2}+2a^{2}x-(1+2a^{2}) =(x-1)(x+1+2a^{2}) であり、x+1+2a2x+1+2a^{2} は x=1x=1 で 2+2a2>02+2a^{2}>0 だから、x=1x=1 は実数の2重解である。 以上より aa の候補は 0,1,2+5,2−50,1,2+\sqrt5,2-\sqrt5 であり、その和は 0+1+(2+5)+(2−5)=5.0+1+(2+\sqrt5)+(2-\sqrt5)=5.

この問題で使う考え方

  • 高次方程式
  • 剰余・因数定理
  • 二次方程式の判別式

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