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自治医科大学/2020年度/前期

自治医科大学 2020年 数学 第17~21問解答・解説

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1問題

自治医科大学2020年度第17~21問

次の文章を読み,以下の問い(問題17~21)に対する選択肢から最も適当なものを一つ選べ。

曲線 Ck:y=e−kxC_{k}:y=e^{-kx}(kk は自然数,xx は正の実数)について考える。曲線 CkC_{k} 上の点 Pk(t,e−kt)P_{k}(t,e^{-kt})(tt は正の実数)における曲線 CkC_{k} の接線を LkL_{k} とし,LkL_{k} と xx 軸との交点を AkA_{k},LkL_{k} と yy 軸との交点を BkB_{k} とする(原点を OO とする)。

I. k=1k=1 のとき,△OA1B1\triangle OA_{1}B_{1} の面積は,t=17t=\boxed{17} のとき最大値 18\boxed{18} となる。

問題17の選択肢: ア0カ1サ2タ3ナ4ハ5マ6ヤ7ラ8ワ9\begin{array}{lllll} ア 0 & カ 1 & サ 2 & タ 3 & ナ 4 \\ ハ 5 & マ 6 & ヤ 7 & ラ 8 & ワ 9 \end{array}

問題18の選択肢: ア1eカ2eサ3eタ4eナ5eハ12eマ32eヤ23eラ53eワ73e\displaystyle \begin{array}{lllll} ア \frac{1}{e} & カ \frac{2}{e} & サ \frac{3}{e} & タ \frac{4}{e} & ナ \frac{5}{e} \\ ハ \frac{1}{2e} & マ \frac{3}{2e} & ヤ \frac{2}{3e} & ラ \frac{5}{3e} & ワ \frac{7}{3e} \end{array}

II. △OAkBk\triangle OA_{k}B_{k} の面積は,t=19t=\boxed{19} のとき,最大値 20\boxed{20} をとる。

問題19の選択肢: ア1k2カ2k2サ3k2タ12k2ナ32k2ハ12kマ32kヤ1kラ2kワ3k\displaystyle \begin{array}{lllll} ア \frac{1}{k^{2}} & カ \frac{2}{k^{2}} & サ \frac{3}{k^{2}} & タ \frac{1}{2k^{2}} & ナ \frac{3}{2k^{2}} \\ ハ \frac{1}{2k} & マ \frac{3}{2k} & ヤ \frac{1}{k} & ラ \frac{2}{k} & ワ \frac{3}{k} \end{array}

問題20の選択肢: ア1k2eカ2k2eサ3k2eタ12k2eナ32k2eハ12keマ32keヤ1keラ2keワ3ke\displaystyle \begin{array}{lllll} ア \frac{1}{k^{2}e} & カ \frac{2}{k^{2}e} & サ \frac{3}{k^{2}e} & タ \frac{1}{2k^{2}e} & ナ \frac{3}{2k^{2}e} \\ ハ \frac{1}{2ke} & マ \frac{3}{2ke} & ヤ \frac{1}{ke} & ラ \frac{2}{ke} & ワ \frac{3}{ke} \end{array}

III. △OAkBk\triangle OA_{k}B_{k} の面積の最大値を SkS_{k} とする。無限級数 ∑k=1∞Sk\displaystyle \sum\limits _{k=1}^{\infty}S_{k} は,21\boxed{21} することになる。

問題21の選択肢: アlog⁡2eに収束カlog⁡3eに収束サlog⁡4eに収束タlog⁡22eに収束ナlog⁡32eに収束ハ発散マlog⁡2e2に収束ヤ2log⁡2e2に収束ラ3log⁡2e2に収束ワ4log⁡2e2に収束\displaystyle \begin{array}{ll} ア \frac{\log 2}{e} に収束 & カ \frac{\log 3}{e} に収束 \\ サ \frac{\log 4}{e} に収束 & タ \frac{\log 2}{2e} に収束 \\ ナ \frac{\log 3}{2e} に収束 & ハ 発散 \\ マ \frac{\log 2}{e^{2}} に収束 & ヤ \frac{2\log 2}{e^{2}} に収束 \\ ラ \frac{3\log 2}{e^{2}} に収束 & ワ \frac{4\log 2}{e^{2}} に収束 \end{array}

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

接線の切片から面積関数を作って微分で最大を求め、その最大値の級数は調和級数との定数倍であることから発散を判定する。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • 問題17:t=1\quad t=1\quad (カ) / 問題18:2e\displaystyle \quad \frac{2}{e}\quad (カ) / 問題19:1k\displaystyle \quad \frac1k\quad (ヤ) / 問題20:2ke\displaystyle \quad \frac{2}{ke}\quad (ラ) / 問題21:発散(ハ)

4解答

解答を見る途中式つきの解答

点 Pk(t,e−kt)P_k(t,e^{-kt}) における接線の傾きは −ke−kt-ke^{-kt} だから、接線は y=e−kt(1+kt−kx)y=e^{-kt}(1+kt-kx) である。よって Ak=(t+1/k,0)A_k=(t+1/k,0)、Bk=(0,(1+kt)e−kt)B_k=(0,(1+kt)e^{-kt}) となり、三角形の面積は Tk(t)=12(t+1/k)(1+kt)e−kt.\displaystyle T_k(t)=\frac12(t+1/k)(1+kt)e^{-kt}. u=kt>0u=kt>0 と置けば Tk(t)=(1+u)2e−u2k,dTkdu=e−u(1+u)(1−u)2k.\displaystyle T_k(t)=\frac{(1+u)^2e^{-u}}{2k},\qquad \frac{dT_k}{du}=\frac{e^{-u}(1+u)(1-u)}{2k}. したがって 0<u<10<u<1 で増加し、u>1u>1 で減少するので最大は u=1u=1、すなわち t=1/kt=1/k のときであり、最大値は 2/(ke)2/(ke) である。k=1k=1 とすれば、問題17の tt は 11、問題18の最大値は 2/e2/e となる。また Sk=2/(ke)S_k=2/(ke) だから ∑k=1∞Sk=2e∑k=1∞1k\displaystyle \sum\limits _{k=1}^{\infty}S_k=\frac2e\sum\limits _{k=1}^{\infty}\frac1k である。調和級数の部分和は ∑k=12N1k≧1+∑j=1N2j−112j=1+N2\displaystyle \sum\limits _{k=1}^{2^N}\frac1k \ge1+\sum\limits _{j=1}^{N}2^{j-1}\frac1{2^j} =1+\frac N2 と下から評価でき、NN を大きくすると無限に大きくなる。ゆえに問題21の級数は発散する。

この問題で使う考え方

  • 指数関数のグラフ・増減
  • 曲線の接線
  • 指数・対数関数の微分
  • 積の微分
  • 総和記号と数列の和
  • 数列の極限

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