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昭和大学/2009年度/Ⅰ期

昭和大学 2009年 数学 第2問解答・解説

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1問題

昭和大学2009年度第2問

実数 aa は不等式 0≦a≦10\leq a\leq1 を満たすものとする。また,実数 tt に対し,放物線 y=−x2+1y=-x^2+1 上の点 (t,−t2+1)(t,-t^2+1) における接線を ll とし,点 (a,0)(a,0) から ll までの距離を dd とする。

(1) dd を求めよ。

(2) d=f(t)d=f(t) とおく。tt がすべての実数を変わるとき,関数 f(t)f(t) の導関数 f′(t)f'(t) を求めよ。

(3) tt がすべての実数を変わるとき,関数 f(t)f(t) が極大となる tt の値の個数,および極小となる tt の値の個数をそれぞれ求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • f′(t)=2(2t3−t−a)(4t2+1)3/2.\displaystyle f'(t)=\frac{2(2t^3-t-a)}{(4t^2+1)^{3/2}}. \quad
    極大・極小となる t\quad t\quad の個数は
    a の範囲極大極小0≦a<6/9126/9≦a≦101\quad \begin{array}{c|cc} a\text{ の範囲}&\text{極大}&\text{極小}\\ \hline 0\le a<\sqrt6/9&1&2\\ \sqrt6/9\le a\le1&0&1 \end{array} \quad
    である。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 点 (a,0)(a,0) と接線 ll の距離

放物線 y=−x2+1y=-x^2+1 の導関数は −2x-2x なので、x=tx=t における接線は y−(−t2+1)=−2t(x−t),2tx+y−(t2+1)=0.y-(-t^2+1)=-2t(x-t), \qquad 2tx+y-(t^2+1)=0. 点と直線の距離の公式から d=∣2at−(t2+1)∣4t2+1.\displaystyle d=\frac{|2at-(t^2+1)|}{\sqrt{4t^2+1}}. ここで t2−2at+1=(t−a)2+1−a2≧0t^2-2at+1=(t-a)^2+1-a^2\ge0 である。従って絶対値の中身 2at−t2−12at-t^2-1 は常に 00 以下であり、 d=t2−2at+14t2+1.\displaystyle \boxed{d=\frac{t^2-2at+1}{\sqrt{4t^2+1}}}.

(2) f′(t)f'(t)

f(t)=df(t)=d とおき、分子を N=t2−2at+1N=t^2-2at+1 とすると、 f(t)=N(4t2+1)−1/2.f(t)=N(4t^2+1)^{-1/2}. 積の微分を用いて f′(t)=(2t−2a)(4t2+1)−4t(t2−2at+1)(4t2+1)3/2=2(2t3−t−a)(4t2+1)3/2.\displaystyle \begin{aligned} f'(t) &=\frac{(2t-2a)(4t^2+1)-4t(t^2-2at+1)} {(4t^2+1)^{3/2}}\\ &=\boxed{\frac{2(2t^3-t-a)}{(4t^2+1)^{3/2}}}. \end{aligned}

(3) 極大となる tt、極小となる tt の個数

分母は常に正なので、f′(t)f'(t) の符号は g(t)=2t3−t−ag(t)=2t^3-t-a の符号と同じである。u=1/6u=1/\sqrt6 とおくと g′(t)=6t2−1.g'(t)=6t^2-1. 従って gg は t<−ut<-u と t>ut>u で増加し、−u<t<u-u<t<u で減少する。極大点・極小点での値は g(−u)=236−a=69−a,g(u)=−236−a<0.\displaystyle g(-u)=\frac{2}{3\sqrt6}-a=\frac{\sqrt6}{9}-a,\qquad g(u)=-\frac{2}{3\sqrt6}-a<0.

0≦a<6/90\le a<\sqrt6/9 のとき、g(−u)>0g(-u)>0、g(u)<0g(u)<0 で、gg は三つの異なる実根をもつ。左から順に gg の符号は負から正、正から負、負から正と変わるので、ff は左の根と右の根で極小、中の根で極大となる。従って極大となる tt は 11 個、極小となる tt は 22 個である。

a=6/9a=\sqrt6/9 のときは g(−u)=0g(-u)=0 だが、gg はその点で 00 に接し、符号を変えない。もう一つの単根では負から正に変わるため、極大となる tt は 00 個、極小となる tt は 11 個である。a>6/9a>\sqrt6/9 でも g(−u)<0g(-u)<0 かつ g(u)<0g(u)<0 なので、単根は一つだけであり、そこで負から正に変わる。従って個数は同じく極大 00 個、極小 11 個である。

最終答案

f′(t)=2(2t3−t−a)(4t2+1)3/2.\displaystyle f'(t)=\frac{2(2t^3-t-a)}{(4t^2+1)^{3/2}}. 極大・極小となる tt の個数は a の範囲極大極小0≦a<6/9126/9≦a≦101\begin{array}{c|cc} a\text{ の範囲}&\text{極大}&\text{極小}\\ \hline 0\le a<\sqrt6/9&1&2\\ \sqrt6/9\le a\le1&0&1 \end{array} である。

使用した解法

接線の方程式と点と直線の距離、商の微分、三次関数の増減と導関数の符号変化を用いた。

この問題で使う考え方

  • 接線の方程式
  • 座標による距離
  • 積の微分
  • 合成関数の微分
  • 多項式の導関数
  • 導関数と増減
  • 極大・極小

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