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旭川医科大学/2025年度

旭川医科大学 2025年 数学 第3問解答・解説

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1問題

旭川医科大学2025年度第3問

外接円の半径が1である △ABC において, ∠BAC = 60°, ∠ABC = 45° とする. ∠BAC の二等分線と, 辺 BC との交点を D, △ABC の外接円との交点を P とする. また, 点 P から直線 AC 上に ∠BDP = ∠CLP となる点 L をとる. さらに直線 LD と辺 AB との交点を M とし, 直線 LM と直線 CP の交点を N とする. このとき, 次の問いに答えよ.

問 1 線分 BD, 線分 CD の長さをそれぞれ求めよ.

問 2 ∠CLP, ∠BDM をそれぞれ求めよ.

問 3 四角形 MBPN と四角形 AMNC の面積の比を求めよ.

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

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  • 問1BD=1, CD=3−1;\quad BD=1,\space{}CD=\sqrt3-1;\qquad 問2∠CLP=75∘, ∠BDM=30∘;\quad \angle CLP=75^\circ,\space{}\angle BDM=30^\circ;\qquad 問3[MBPN]:[AMNC]=1:2.\quad [MBPN]:[AMNC]=1:2.

3解答

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問題3

r=3r=\sqrt3 とおき、B=(0,0), C=(r,0)B=(0,0),\ C=(r,0) とする。正弦定理により BC=2sin⁡60∘=r,AC=2sin⁡45∘=2,AB=2sin⁡75∘=2(r+1)2.\displaystyle BC=2\sin60^\circ=r,\qquad AC=2\sin45^\circ=\sqrt2,\qquad AB=2\sin75^\circ=\frac{\sqrt2(r+1)}2. ∠ABC=45∘\angle ABC=45^\circ だから A=(r+12,r+12).\displaystyle A=\left(\frac{r+1}{2},\frac{r+1}{2}\right). 角の二等分線定理から BD:DC=AB:AC=r+12:1.\displaystyle BD:DC=AB:AC=\frac{r+1}{2}:1. BC=rBC=r をこの比に分けると BD=1, DC=r−1BD=1,\ DC=r-1 となる。従って D=(1,0)D=(1,0)。

外接円の中心は (r/2,1/2)(r/2,1/2)、半径は1なので、その方程式は x2+y2−rx−y=0.x^2+y^2-rx-y=0. ADAD の傾きは r+2r+2 で、直線 ADAD とこの円との交点は AA と P=(r2,−12)\displaystyle P=\left(\frac r2,-\frac12\right) である。

agraph{問1} 以上から BD=1,CD=3−1.BD=1,\qquad CD=\sqrt3-1.

agraph{問2} DB→=(−1,0)\overrightarrow{DB}=(-1,0)、DP→=(r/2−1,−1/2)\overrightarrow{DP}=(r/2-1,-1/2) だから tan⁡∠BDP=1/21−r/2=12−r=2+r=tan⁡75∘.\displaystyle \tan\angle BDP=\frac{1/2}{1-r/2}=\frac1{2-r}=2+r=\tan75^\circ. よって ∠BDP=75∘\angle BDP=75^\circ、条件から ∠CLP=75∘\angle CLP=75^\circ。

また CC から見ると ∠ACB=75∘\angle ACB=75^\circ、CB→\overrightarrow{CB} と CP→=(−r/2,−1/2)\overrightarrow{CP}=(-r/2,-1/2) のなす角は 30∘30^\circ なので ∠ACP=105∘\angle ACP=105^\circ。もし LL が CC から AA 側にあれば ∠LCP=105∘\angle LCP=105^\circ となり、三角形 CLPCLP の内角和に反する。従って LL は CC の先にある。このとき ∠LCP=75∘\angle LCP=75^\circ となるため、∠CLP=∠LCP\angle CLP=\angle LCP より PL=PC=1PL=PC=1。

直線 ACAC は y=−(r+2)(x−r)y=-(r+2)(x-r)。この直線と中心 PP、半径1の円との交点のうち CC でない方は L=(1+r2,−12).\displaystyle L=\left(1+\frac r2,-\frac12\right). 従って直線 LDLD の傾きは −1/r-1/r である。ABAB は y=xy=x だから、直線 LDLD との交点 MM は M=(r−12,r−12).\displaystyle M=\left(\frac{r-1}{2},\frac{r-1}{2}\right). よって tan⁡∠BDM=(r−1)/21−(r−1)/2=r−13−r=1r=tan⁡30∘,\displaystyle \tan\angle BDM =\frac{(r-1)/2}{1-(r-1)/2} =\frac{r-1}{3-r} =\frac1r=\tan30^\circ, したがって ∠BDM=30∘\angle BDM=30^\circ。

agraph{問3} 直線 CPCP は y=(x−r)/ry=(x-r)/r、直線 LDLD は y=(1−x)/ry=(1-x)/r である。LMLM は LDLD と同じ直線なので、CPCP との交点 NN は N=(r+12,r−36).\displaystyle N =\left(\frac{r+1}{2},\frac{r-3}{6}\right). s=(r−1)/2, t=(r+1)/2, n=(r−3)/6s=(r-1)/2,\ t=(r+1)/2,\ n=(r-3)/6 とおくと M=(s,s),B=(0,0),P=(r/2,−1/2),N=(t,n),A=(t,t),C=(r,0).M=(s,s),\quad B=(0,0),\quad P=(r/2,-1/2),\quad N=(t,n),\quad A=(t,t),\quad C=(r,0). 頂点を順に並べる座標多角形の面積公式から 2[MBPN]=∣rn+t2+s(t−n)∣=12+r3=3+2r6,2[AMNC]=∣s(n−t)−rn+rt∣=1+2r3=3+2r3.\displaystyle \begin{aligned} 2[MBPN] &=\left|\frac{rn+t}{2}+s(t-n)\right| =\frac12+\frac r3=\frac{3+2r}{6},\\ 2[AMNC] &=|s(n-t)-rn+rt| =1+\frac{2r}{3}=\frac{3+2r}{3}. \end{aligned} 従って [MBPN]=3+2r12,[AMNC]=3+2r6,[MBPN]:[AMNC]=1:2.\displaystyle [MBPN]=\frac{3+2r}{12},\qquad [AMNC]=\frac{3+2r}{6}, \qquad [MBPN]:[AMNC]=1:2.

この問題で使う考え方

  • 角の二等分線の性質
  • 円の性質
  • 三角形の性質
  • 正弦定理
  • 三角比と相互関係
  • 直線の方程式
  • 円の方程式
  • 座標による距離

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