順天堂大学/2016年度/前期
順天堂大学 2016年 数学 第III問解答・解説
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1問題
次の問いに答えよ。
(1) 任意の実数 に対して,つぎの不等式を証明せよ。 (2) 三角形 に対して,辺 上に点 ,辺 上に点 をとる。このとき,つぎの不等式を証明せよ。 (3) 平面上の任意の4点 について,つぎの不等式を証明せよ。 (4) (3)の不等式で等号が成り立つのはどのような場合か述べよ。
まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。
2考え方
考え方を見る解き方の方針だけを確かめる
絶対値の二乗差を評価し,図形では対角線の交点と通常の三角不等式を用いた。等号は証明で加えた各不等式が等号となる条件から判定した。
3答え
答えを見る自分の答えと照らし合わせる
- (1) (2) (3) (4) すなわち または
数式が横に長い場合は、左右にスクロールして確認できます。
4解答
解答を見る途中式つきの解答
(1) と はともに0以上である。そこで平方の差を計算すると となる。ここで を用いた。両辺が0以上なので,平方の大小から が従う。
(2) 四角形 は凸であり,その対角線 と は交わる。交点を とする。三角形の辺の長さの三角不等式から これらを加え, が両対角線上にあることを用いれば または が辺の端点の場合も,交点が四角形の頂点となる場合を含め同じ不等式が成り立つ。
(3) 三角不等式を2通りずつ使うと 上の2式ずつを加え, などを用いると さらに加えて2で割れば を得る。
(4) (3)の証明で等号となるには, と の両方で等号,また と の両方で等号でなければならない。したがって はともに線分 上にあり, はともに線分 上にある。このため線分 と線分 は一致し,端点の組は または である。逆にこのいずれかなら, で残る2辺の長さの和が となり,等号が成り立つ。
この問題で使う考え方
- 実数と無理数
- 等式・不等式の証明
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