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東海大学/2023年度/2日目

東海大学 2023年 2日目 数学 第1問解答・解説

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1問題

東海大学2023年度第1問

次の空欄を埋めなさい。解答は分数の場合には既約分数の形で書きなさい。

(1) 連立不等式 {12(4x+1)<3+x,3x+1≧x\displaystyle \begin{cases} \frac{1}{2}(4x+1)<3+x,\\ 3x+1\geq x \end{cases} を満たす整数 xx は,全部で ア\boxed{\text{ア}} 個ある。

(2) 9log⁡ab+log⁡ba=69\log_{a}b+\log_{b}a=6 のとき,log⁡a2b+log⁡b2a\log_{a^{2}}b+\log_{b^{2}}a の値は イ\boxed{\text{イ}} である。

(3) 円 x2−6x+y2−4y+8=0x^{2}-6x+y^{2}-4y+8=0 に接し,傾きが −12\displaystyle -\frac{1}{2} である直線の方程式は, y=−12x+ウ,y=−12x+エ\displaystyle y=-\frac{1}{2}x+\boxed{\text{ウ}},\qquad y=-\frac{1}{2}x+\boxed{\text{エ}} である。ただし,ウ<エ\boxed{\text{ウ}}<\boxed{\text{エ}} とする。

(4) −3≦x≦3-3\leq x\leq\sqrt{3} において,関数 y=−x3+3xy=-x^{3}+3x の最大値は オ\boxed{\text{オ}} であり,最小値は カ\boxed{\text{カ}} である。

(5) ∫04∣x2−4x+3∣ dx=キ\displaystyle \int_{0}^{4}\left|x^{2}-4x+3\right|\,dx=\boxed{\text{キ}}

(6) sin⁡x+cos⁡x=12\displaystyle \sin x+\cos x=\frac{1}{2} のとき, tan⁡3x+1tan⁡3x=ク\displaystyle \tan^{3}x+\frac{1}{\tan^{3}x}=\boxed{\text{ク}} である。

(7) 1辺の長さが3である正八面体に6点で外接する球の半径は ケ\boxed{\text{ケ}} であり,8点で内接する球の半径は コ\boxed{\text{コ}} である。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

不等式・対数法則・円と直線の距離・微分による極値・符号別の定積分・三角恒等式・正八面体の対称性を順に利用した。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) 3,
    (2) 53,\displaystyle (2)\space{}\frac53,
    (3) 1, 6,
    (4) 18, -2,
    (5) 4,
    (6) −29627,\displaystyle (6)\space{}-\frac{296}{27},
    (7) 322, 62\displaystyle (7)\space{}\frac{3\sqrt2}{2},\space{}\frac{\sqrt6}{2}

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 連立不等式をそれぞれ整理すると 12(4x+1)<3+xすなわちx<52,3x+1≧xすなわちx≧−12.\displaystyle \frac12(4x+1)<3+x\text{すなわち} x<\frac52, \qquad 3x+1\geq x\text{すなわち} x\geq-\frac12. したがって整数解は 0,1,20,1,2 の3個である。

(2) t=log⁡abt=\log_a b とおくと t≠0t\neq0 であり、log⁡ba=1/t\log_b a=1/t である。条件は 9t+1t=6すなわち9t2−6t+1=0すなわち(3t−1)2=0\displaystyle 9t+\frac1t=6 \text{すなわち} 9t^2-6t+1=0 \text{すなわち}(3t-1)^2=0 となるから t=13\displaystyle t=\frac13 である。底を平方すると対数の値は半分になるので log⁡a2b+log⁡b2a=12log⁡ab+12log⁡ba=12(13+3)=53.\displaystyle \log_{a^2}b+\log_{b^2}a =\frac12\log_ab+\frac12\log_ba =\frac12\left(\frac13+3\right)=\frac53.

(3) 円の方程式を平方完成すると (x−3)2+(y−2)2=5(x-3)^2+(y-2)^2=5 となり、中心は (3,2)(3,2)、半径は 5\sqrt5 である。傾き −12\displaystyle -\frac12 の直線を y=−12x+c\displaystyle y=-\frac12x+c、すなわち x+2y−2c=0x+2y-2c=0 とおく。中心から直線までの距離が半径に等しいから ∣3+2⋅2−2c∣5=5すなわち∣7−2c∣=5.\displaystyle \frac{|3+2\cdot2-2c|}{\sqrt5}=\sqrt5 \text{すなわち} |7-2c|=5. よって c=1,6c=1,6 であり、小さい方から ウ=1, エ=6\text{ウ}=1,\ \text{エ}=6 である。

(4) f(x)=−x3+3xf(x)=-x^3+3x とおくと f′(x)=−3x2+3=3(1−x2)f'(x)=-3x^2+3=3(1-x^2) だから、区間内の極値候補は x=−1,1x=-1,1 である。端点も含めて値を調べると f(−3)=18,f(−1)=−2,f(1)=2,f(3)=0.f(-3)=18,\quad f(-1)=-2,\quad f(1)=2,\quad f(\sqrt3)=0. したがって最大値は 1818、最小値は −2-2 である。

(5) x2−4x+3=(x−1)(x−3)x^2-4x+3=(x-1)(x-3) なので、被積分関数の符号は 0≦x≦10\le x\le1 と 3≦x≦43\le x\le4 で正、1≦x≦31\le x\le3 で負である。原始関数を F(x)=x33−2x2+3x\displaystyle F(x)=\frac{x^3}{3}-2x^2+3x とすると、F(0)=0, F(1)=43, F(3)=0, F(4)=43\displaystyle F(0)=0,\ F(1)=\frac43,\ F(3)=0,\ F(4)=\frac43 である。よって ∫04∣x2−4x+3∣ dx={F(1)−F(0)}−{F(3)−F(1)}+{F(4)−F(3)}=4.\displaystyle \int_0^4|x^2-4x+3|\,dx =\{F(1)-F(0)\}-\{F(3)-F(1)\}+\{F(4)-F(3)\}=4.

(6) 条件を2乗すると 1+2sin⁡xcos⁡x=14,sin⁡xcos⁡x=−38.\displaystyle 1+2\sin x\cos x=\frac14, \qquad \sin x\cos x=-\frac38. したがって sin⁡x,cos⁡x\sin x,\cos x はともに0でなく、 tan⁡x+1tan⁡x=sin⁡2x+cos⁡2xsin⁡xcos⁡x=−83.\displaystyle \tan x+\frac1{\tan x} =\frac{\sin^2x+\cos^2x}{\sin x\cos x}=-\frac83. 恒等式 u3+v3=(u+v)3−3uv(u+v)u^3+v^3=(u+v)^3-3uv(u+v) を u=tan⁡x, v=1/tan⁡xu=\tan x,\ v=1/\tan x に用いると、uv=1uv=1 より tan⁡3x+1tan⁡3x=(−83)3−3(−83)=−29627.\displaystyle \tan^3x+\frac1{\tan^3x} =\left(-\frac83\right)^3-3\left(-\frac83\right) =-\frac{296}{27}.

(7) 正八面体を、正方形を底面とする上下二つの正四角錐として見る。底面正方形の一辺は3だから、底面中心 OO から頂点 AA までの距離は半対角 OA=322\displaystyle OA=\frac{3\sqrt2}{2} である。頂点 SS と AA を結ぶ辺は3であり、SOSO は底面に垂直なので SO2=SA2−OA2=9−92=92.\displaystyle SO^2=SA^2-OA^2=9-\frac92=\frac92. 上下の頂点と底面の四頂点はいずれも OO からの距離が 322\displaystyle \frac{3\sqrt2}{2} である。よって6頂点を通る球の半径は 322\displaystyle \frac{3\sqrt2}{2} である。

次に、面 SABSAB は一辺3の正三角形で、その重心を GG とする。正八面体の対称性から OGOG はこの面に垂直であり、内接球の半径に等しい。正三角形の高さは 332\displaystyle \frac{3\sqrt3}{2} なので、SG=23⋅332=3\displaystyle SG=\frac23\cdot\frac{3\sqrt3}{2}=\sqrt3 である。直角三角形 OGSOGS で OG2=OS2−SG2=92−3=32,\displaystyle OG^2=OS^2-SG^2=\frac92-3=\frac32, したがって8面に接する球の半径は OG=62\displaystyle OG=\frac{\sqrt6}{2} である。

この問題で使う考え方

  • 一次不等式
  • 対数とその性質
  • 円の方程式
  • 直線の方程式
  • 座標による距離
  • 多項式の導関数
  • 導関数と増減
  • 極大・極小

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