(1) 原点を A に取り、AB=b、AC=c とおく。M は BC の中点なので AM=2b+c であり、N は AC の中点なので AN=2c である。G は AM 上にあるから AG=t2b+c とおける。また G は BN 上にもあるから、ある実数 s に対して AG=AB+BG=b+sBN=(1−s)b+2sc.となる。b,c は一次独立であるから係数を比較して 2t=1−s,2t=2s を得る。後式から s=t、これを前式に代入すると t=32 である。したがって AG=31(b+c)=31(AB+AC).
(2) A,B,C,P,Q,G の位置ベクトルをそれぞれ a,b,c,p,q,g とする。(1)より g=a+31{(b−a)+(c−a)}=3a+b+c. 条件を位置ベクトルで表すと (a−p)+(b−p)+(c−p)=q−p. よって PQ=q−p=a+b+c−3p=3(g−p)=3PG. したがって PQ と PG は平行であり、P,Q,G は同一直線上にある。PG=0 の場合は上式から Q=P=G となるので、この場合も3点は同一直線上にある。
(3) 座標で計算すると PA+PB+PC=(0,0,1)+(7,0,6)+(2,12,5)−3(x,y,0)=(9−3x,12−3y,12). したがって PA+PB+PC=3(x−3)2+(y−4)2+16≧316=12. 等号は x=3,y=4 のときに限り成り立つ。よって最小値は 12 で、そのとき P=(3,4,0) である。
(4) 円周上では x2+y2=1 だから、 (x−3)2+(y−4)2=26−6x−8y=26−2(3x+4y). また (3x+4y)2+(4x−3y)2=25(x2+y2)=25 より −5≦3x+4y≦5 である。したがって 16≦(x−3)2+(y−4)2≦36. 左側の等号は (x,y)=(53,54) のとき、右側の等号は (x,y)=(−53,−54) のときに限り成り立つ。これを PA+PB+PC=3(x−3)2+(y−4)2+16 に代入すると、最小値は 316+16=122、最大値は 336+16=613 となる。よって最小値をとる点は P=(53,54,0)、最大値をとる点は P=(−53,−54,0) である。