本文へ進む
メニュー
医学部数学 過去問DB問題を探す

愛知医科大学/2021年度/一般

愛知医科大学 2021年 数学 第III問解答・解説

このページには広告が含まれます。

1問題

愛知医科大学2021年度第III問

関数 f(x)=xsin⁡xf(x)=x\sin x (0≦x≦π)(0\le x\le\pi) について、次の問いに答えよ。

1) 0≦x≦π0\le x\le\pi の範囲で関数 f(x)f(x) は極大値をただ一つ持つことを示せ。

2) 1)で示されたただ一つの極大値を与える xx の値を cc とする。tt を 0<t<c0<t<c である数として、不等式 (y−f(x))(y−f(t))≦0(0≦x≦c)(y-f(x))(y-f(t))\le 0 \qquad (0\le x\le c) の表す第一象限内の領域の面積を S(t)S(t) とする。このとき、S(t)S(t) の最小値を与える tt の値を cc で表せ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

まず導関数の符号変化から極大点の一意性を示す。面積は2曲線の上下関係に応じて積分を分割し、得られた面積関数の導関数の符号変化を調べる。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • 1) f has a unique maximum at the unique c∈(π2,π)\displaystyle c\in\left(\frac{\pi}{2},\pi\right) with sin⁡c+ccos⁡c=0;\sin c+c\cos c=0;\quad 2) t=c2.\displaystyle \space{}t=\frac c2.

4解答

解答を見る途中式つきの解答

1) f(x)=xsin⁡xf(x)=x\sin x を微分すると f′(x)=sin⁡x+xcos⁡x,f′′(x)=2cos⁡x−xsin⁡x.f'(x)=\sin x+x\cos x,\qquad f''(x)=2\cos x-x\sin x. 0<x≦π2\displaystyle 0<x\leq\frac{\pi}{2} では f′(x)>0f'(x)>0 である。また π2<x<π\displaystyle \frac{\pi}{2}<x<\pi では f′′(x)<0f''(x)<0 だから、f′(x)f'(x) はこの区間で単調に減少する。さらに f′(π2)=1>0,f′(π)=−π<0.\displaystyle f'\left(\frac{\pi}{2}\right)=1>0,\qquad f'(\pi)=-\pi<0. よって中間値の定理と単調性から、π2\displaystyle \frac{\pi}{2} と π\pi の間に f′(x)=0f'(x)=0 となる点 cc がただ一つ存在する。したがって f′(x)>0f'(x)>0 は 0<x<c0<x<c で、f′(x)<0f'(x)<0 は c<x≦πc<x\leq\pi で成り立つ。よって ff は 0≦x≦c0\le x\le c で増加し c≦x≦πc\le x\le\pi で減少するので、0≦x≦π0\le x\le\pi の範囲 で極大値をただ一つ持つ。

2) 0<t<c0<t<c では ff は増加し、f(0)=0f(0)=0 だから、与えられた不等式の表す領域は 0≦x≦t0\le x\le t で f(x)≦y≦f(t)f(x)\leq y\leq f(t)、t≦x≦ct\le x\le c で f(t)≦y≦f(x)f(t)\leq y\leq f(x) となる。したがって S(t)=∫0t{f(t)−f(x)} dx+∫tc{f(x)−f(t)} dx.\displaystyle S(t)=\int_0^t\{f(t)-f(x)\}\,dx+\int_t^c\{f(x)-f(t)\}\,dx. ∫0axsin⁡x dx=sin⁡a−acos⁡a\displaystyle \int_0^a x\sin x\,dx=\sin a-a\cos a より S(t)=sin⁡c−ccos⁡c−2(sin⁡t−tcos⁡t)+(2t−c)tsin⁡t.S(t)=\sin c-c\cos c-2(\sin t-t\cos t)+(2t-c)t\sin t. これを微分すると S′(t)=(2t−c)(sin⁡t+tcos⁡t)=(2t−c)f′(t).S'(t)=(2t-c)(\sin t+t\cos t)=(2t-c)f'(t). 0<t<c0<t<c では f′(t)>0f'(t)>0 であるから、t<c/2t<c/2 で S′(t)<0S'(t)<0、t>c/2t>c/2 で S′(t)>0S'(t)>0 となる。したがって S(t)S(t) は t=c/2t=c/2 で最小となる。

この問題で使う考え方

  • 関数の連続性
  • 積の微分
  • 三角関数の微分
  • 第二次導関数
  • 部分積分法
  • 三角・指数・対数関数等の積分
  • 不定積分・定積分の性質
  • 曲線で囲まれた面積

PR

数学を1対1で教わるオンライン塾「数強塾」

数強塾は、中学生・高校生のための数学専門のオンライン個別指導塾です。プロ講師がマンツーマンで教え、大学受験の数学にも対応しています。入塾の前に、今の学習状況と目標を確かめる診断授業(体験・3,000円、税込)を受けられます。

「数強塾」オンライン数学克服塾〈プロ講師〉

東大生と1対1で学べるオンライン個別指導「トウコベ」

トウコベは、東大生を中心に難関大学の学生が講師を務める、完全マンツーマンのオンライン個別指導です。はじめに、オンラインの説明会・勉強相談(無料)をWebで予約でき、その後にお試し授業を受けられます。

トウコベ公式サイト

似た問題を、ほかの大学で

答えや解説の誤りに気づいたら、お問い合わせから教えてください。