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順天堂大学/2018年度/前期

順天堂大学 2018年 数学 第I問解答・解説

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1問題

順天堂大学2018年度第I問

□\squareに適する解答をマークせよ。ただし、同一問題で同じ記号の□\squareがある場合は同一の値が入る。

(1) 円x2+y2−4ax−2ay+4a2=0(a>0)x^2+y^2-4ax-2ay+4a^2=0\quad(a>0) の中心は直線y=アイx\displaystyle y=\frac{\boxed{\text{ア}}}{\boxed{\text{イ}}}xの上にある。この円と直線y=mxy=mxが接するのはm=ウm=\boxed{\text{ウ}}、またはm=エオ\displaystyle m=\frac{\boxed{\text{エ}}}{\boxed{\text{オ}}}のときであり、これらの直線と円の接点をそれぞれA,BA,Bとすると直線ABABの傾きはカキ\boxed{\text{カキ}}である。また、線分ABABの長さが3になるのはa=クケコ\displaystyle a=\frac{\boxed{\text{ク}}\sqrt{\boxed{\text{ケ}}}}{\boxed{\text{コ}}} のときである。

(2)(a) 13を11で割ったときの余りは2であり、13213^2を11で割ったときの余りは4である。また、1020を11で割ったときの余りは8であり、102031020^3を11で割ったときの余りはア\boxed{\text{ア}}である。  (b) 最大公約数が102031020^3、最小公倍数が1020101020^{10}であり、a2+b2a^2+b^2を11で割ったときの余りが10であるような自然数a,ba,bがある。積ababを11で割ったときの余りはイ\boxed{\text{イ}}となる。(a+b)2(a+b)^2を11で割ったときの余りはウ\boxed{\text{ウ}}となり、(a−b)2(a-b)^2を11で割ったときの余りはエ\boxed{\text{エ}}となる。a,ba,bをそれぞれ11で割ったときの余りを小さいほうから順に並べるとオ,カ\boxed{\text{オ}},\boxed{\text{カ}}となる。

(3) 原点を中心とする半径1の円OOがある。伸び縮みしない長さ2π2\piの糸が一端を点A(1,0)A(1,0)に固定され、点AAから時計回りに円OOに巻き付けられている。はじめ、糸のもう一方の端点PPは点AAにある。糸を張ったままほどくと、糸の一部は円OOの円周上にあり、糸の残りの部分は直線状になる。図のように少しほどいたときの円周上の部分と直線状の部分の境の点をQ(cos⁡θ,sin⁡θ)Q(\cos\theta,\sin\theta)とする。

原点Oを中心とする円と、右向きのx軸、上向きのy軸が描かれている。円とx軸の正の部分との交点にA、円の右上にQ、その右下の円外に黒点Pがあり、線分OQとQPが引かれている。x軸の正の部分とOQの間の角にθと記されている。

このときOP→=(x(θ),y(θ))=(cos⁡θ,sin⁡θ)+θ(cos⁡(θ+aπ),sin⁡(θ+aπ))\overrightarrow{\mathrm{OP}}=(x(\theta),y(\theta))=(\cos\theta,\sin\theta)+\theta\bigl(\cos(\theta+a\pi),\sin(\theta+a\pi)\bigr) と表すことができ、−1<a≦1-1<a\leq1とするとa=アイウ\displaystyle a=\frac{\boxed{\text{アイ}}}{\boxed{\text{ウ}}} である。θ\thetaがα\alphaとなるまでほどいたとき、点PPのえがく曲線の長さは∫0α(x′(θ))2+(y′(θ))2 dθ=bαc\displaystyle \int_0^\alpha\sqrt{(x'(\theta))^2+(y'(\theta))^2}\,d\theta=b\alpha^c となる。ここでb=エオ,c=カ\displaystyle b=\frac{\boxed{\text{エ}}}{\boxed{\text{オ}}},\quad c=\boxed{\text{カ}}である。したがって、糸がちょうどほどき終わるまでに点PPのえがく曲線の長さをdπfd\pi^fとすると、d=キ,f=カd=\boxed{\text{キ}},\quad f=\boxed{\text{カ}}である。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

円の標準形と点から直線への距離、法11の合同式、糸の接線方向を使った媒介変数表示の微分で各空欄を求めた。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) y=12x,m=0,43,slope⁡(AB)=−2,a=354;\displaystyle y=\frac12x,\quad m=0,\frac43,\quad \operatorname{slope}(AB)=-2,\quad a=\frac{3\sqrt5}{4};\qquad (2)(a) 6,6,\quad (2)(b) ab≡6, (a+b)2≡0, (a−b)2≡9, {a,b}≡{4,7}(mod11);ab\equiv6,\space{}(a+b)^2\equiv0,\space{}(a-b)^2\equiv9,\space{}\{a,b\}\equiv\{4,7\}\pmod{11};\qquad (3) a=−12, b=12, c=2, d=2, f=2.\displaystyle a=-\frac12,\space{}b=\frac12,\space{}c=2,\space{}d=2,\space{}f=2.

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 平方完成すると (x−2a)2+(y−a)2=a2(x-2a)^2+(y-a)^2=a^2 であり、中心はC=(2a,a)C=(2a,a)、半径はaaである。中心の座標から、中心はy=12x\displaystyle y=\frac12x上にある。 直線y=mxy=mxが円に接する条件は、中心から直線までの距離が半径に等しいことである。よって ∣2am−a∣m2+1=aすなわち(2m−1)2=m2+1すなわちm(3m−4)=0.\displaystyle \frac{|2am-a|}{\sqrt{m^2+1}}=a \quad\text{すなわち}\quad (2m-1)^2=m^2+1 \quad\text{すなわち}\quad m(3m-4)=0. したがって接線の傾きは0,43\displaystyle 0,\frac43。傾き0の接点はA=(2a,0)A=(2a,0)である。もう一方の直線の方向ベクトルを(3,4)(3,4)とすると、中心CCのこの直線への正射影は B=(2a,a)⋅(3,4)32+42(3,4)=(6a5,8a5).\displaystyle B=\frac{(2a,a)\cdot(3,4)}{3^2+4^2}(3,4) =\left(\frac{6a}{5},\frac{8a}{5}\right). ゆえに slope⁡(AB)=8a/56a/5−2a=−2,∣AB∣=(−4a5)2+(8a5)2=455a.\displaystyle \operatorname{slope}(AB) =\frac{8a/5}{6a/5-2a}=-2,\qquad |AB|=\sqrt{\left(-\frac{4a}{5}\right)^2+\left(\frac{8a}{5}\right)^2} =\frac{4\sqrt5}{5}a. ∣AB∣=3|AB|=3よりa=1545=354\displaystyle a=\frac{15}{4\sqrt5}=\frac{3\sqrt5}{4}。   (2)(a) 1020≡8(mod11)1020\equiv8\pmod{11}だから 10203≡83=512≡6(mod11).1020^3\equiv8^3=512\equiv6\pmod{11}.   (2)(b) g=10203g=1020^3とおき、a=gu, b=gva=gu,\ b=gvとする。最大公約数・最小公倍数の条件からgcd⁡(u,v)=1, uv=10207\gcd(u,v)=1,\ uv=1020^7である。法11で g≡83≡6,g2≡3,uv≡87≡2.g\equiv8^3\equiv6,\qquad g^2\equiv3,\qquad uv\equiv8^7\equiv2. またa2+b2≡10a^2+b^2\equiv10より 3(u2+v2)≡10,u2+v2≡7(mod11).3(u^2+v^2)\equiv10,\qquad u^2+v^2\equiv7\pmod{11}. したがって (u+v)2≡u2+v2+2uv≡7+4≡0(mod11).(u+v)^2\equiv u^2+v^2+2uv\equiv7+4\equiv0\pmod{11}. よってu+v≡0u+v\equiv0、また2u2≡72u^2\equiv7からu2≡9u^2\equiv9、すなわち{u,v}≡{3,8}(mod11)\{u,v\}\equiv\{3,8\}\pmod{11}。従って ab≡g2uv≡3⋅2=6,(a+b)2≡g2(u+v)2≡0,(a−b)2≡3(3−8)2≡9(mod11).ab\equiv g^2uv\equiv3\cdot2=6,\quad (a+b)^2\equiv g^2(u+v)^2\equiv0,\quad (a-b)^2\equiv3(3-8)^2\equiv9\pmod{11}. さらに{a,b}≡6{3,8}≡{7,4}(mod11)\{a,b\}\equiv6\{3,8\}\equiv\{7,4\}\pmod{11}なので、小さい順に4,74,7。   (3) QQにおける円の半径の方向角はθ\thetaである。糸は図のようにQQから時計回り向きの接線に沿って伸びるため、その単位方向ベクトルの方向角はθ−π2\displaystyle \theta-\frac{\pi}{2}。従って指定の範囲−1<a≦1-1<a\le1ではa=−12\displaystyle a=-\frac12である。式を具体化すると x(θ)=cos⁡θ+θsin⁡θ,y(θ)=sin⁡θ−θcos⁡θ.x(\theta)=\cos\theta+\theta\sin\theta,\qquad y(\theta)=\sin\theta-\theta\cos\theta. 微分してx′(θ)=θcos⁡θ, y′(θ)=θsin⁡θx'(\theta)=\theta\cos\theta,\ y'(\theta)=\theta\sin\thetaとなるので、0≦θ≦α0\le\theta\le\alphaで速さは (x′(θ))2+(y′(θ))2=θ2(cos⁡2θ+sin⁡2θ)=θ.\sqrt{(x'(\theta))^2+(y'(\theta))^2} =\sqrt{\theta^2(\cos^2\theta+\sin^2\theta)}=\theta. したがって曲線の長さは∫0αθ dθ=12α2\displaystyle \int_0^\alpha\theta\,d\theta=\frac12\alpha^2で、b=12, c=2\displaystyle b=\frac12,\ c=2。糸がすべてほどけると、残る円周上の糸の長さが0となる。ほどけた直線部分の長さはθ\theta、糸の全長は2π2\piなので終点ではα=2π\alpha=2\pi。従って全曲線長は12(2π)2=2π2\displaystyle \frac12(2\pi)^2=2\pi^2、ゆえにd=2, f=2d=2,\ f=2。

この問題で使う考え方

  • 円の方程式
  • 直線の方程式
  • 座標による距離
  • 約数・倍数
  • 曲線の媒介変数表示
  • 不定積分
  • 三角関数の微分
  • 曲線の長さ

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