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帝京大学/2009年度/前期

帝京大学 2009年 数学 第4問解答・解説

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1問題

帝京大学2009年度第4問

次の0\boxed{\phantom{0}}にあてはまる数を求め,解答のみを解答欄に記入しなさい。 水平な地面に∠ACB=90∘\angle ACB=90^\circを満たす地点A,地点B,地点Cがある。地点Aに高さ1の棒が,地点Bに高さが不明の別の棒が上に向かってまっすぐに立っている。棒の先端をそれぞれ,P,Qとする。このとき,CからP,Qを見たときの仰角が,それぞれ45∘45^\circ,60∘60^\circであった。また,BR=APBR=APとなる点Rを線分BQ上またはその延長線上にとる。

左の地点Aから上へ棒AP、右の地点Bから上へ棒BQが立ち、Qの下の棒上にRがある。手前の地点CからA、B、P、Qへ実線が引かれ、AB、PQ、PRは破線で、APの外側の弧に1とある。CにはACとBCの間に直角の印、ACとCPの間に45°、BCとCQの間に60°と記されている。

(1) CB=xCB=xとし,△PCQ\triangle PCQに余弦定理を適用して, PQ2=2+4x2−アxcos⁡∠PCQ⋯①PQ^{2}=2+4x^{2}-\boxed{\text{ア}}x\cos\angle PCQ\cdots\text{①} である。一方,△PQR\triangle PQRは直角三角形だから, PQ2=4x2−イx+2⋯②PQ^{2}=4x^{2}-\boxed{\text{イ}}x+2\cdots\text{②} である。①式,②式より,cos⁡∠PCQ=ウ\cos\angle PCQ=\boxed{\text{ウ}}である。   (2) △PQC\triangle PQCの面積は,△ABC\triangle ABCの面積のエ\boxed{\text{エ}}倍である。   (3) PQPQの長さは,CB=オCB=\boxed{\text{オ}}のとき最小値カ\boxed{\text{カ}}となる。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

仰角の三角比で長さを求め、余弦定理と直角三角形の計量を比較する。面積比は三角比で計算し、最後は平方完成で最小値を求める。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • ア=42,=4\sqrt2,\quad イ=23,=2\sqrt3,\quad ウ=64,\displaystyle =\frac{\sqrt6}{4},\quad エ=5,=\sqrt5,\quad オ=34,\displaystyle =\frac{\sqrt3}{4},\quad カ=52\displaystyle =\frac{\sqrt5}{2}

4解答

解答を見る途中式つきの解答

水平面を基準に高さを考える。CB=x>0CB=x>0 とおくと、仰角の条件から AC=APtan⁡45∘=1,BQ=CBtan⁡60∘=3x.\displaystyle AC=\frac{AP}{\tan45^\circ}=1,\qquad BQ=CB\tan60^\circ=\sqrt3x. したがって CP=AC2+AP2=2,CQ=CB2+BQ2=2x.CP=\sqrt{AC^2+AP^2}=\sqrt2,\qquad CQ=\sqrt{CB^2+BQ^2}=2x. また、BR=AP=1BR=AP=1 なので PP と RR は同じ高さにあり、水平面上の距離から PR2=AC2+CB2=1+x2,QR2=(BQ−BR)2=(3x−1)2.PR^2=AC^2+CB^2=1+x^2,\qquad QR^2=(BQ-BR)^2=(\sqrt3x-1)^2. ∠PRQ=90∘\angle PRQ=90^\circ より PQ2=PR2+QR2=4x2−23x+2.(2)PQ^2=PR^2+QR^2=4x^2-2\sqrt3x+2. \tag{2}

(1) △PCQ\triangle PCQ に余弦定理を用いると PQ2=CP2+CQ2−2⋅CP⋅CQcos⁡∠PCQ=2+4x2−42 xcos⁡∠PCQ.PQ^2=CP^2+CQ^2-2\cdot CP\cdot CQ\cos\angle PCQ =2+4x^2-4\sqrt2\,x\cos\angle PCQ. よって ア=42\text{ア}=4\sqrt2、(2)より イ=23\text{イ}=2\sqrt3 である。二つの PQ2PQ^2 の式を等しくすると −42 xcos⁡∠PCQ=−23 x.-4\sqrt2\,x\cos\angle PCQ=-2\sqrt3\,x. x>0x>0 だから cos⁡∠PCQ=64,\displaystyle \cos\angle PCQ=\frac{\sqrt6}{4}, したがって ウ=6/4\text{ウ}=\sqrt6/4 である。

(2) ∠PCQ\angle PCQ は三角形の内角なので正弦は正であり、 sin⁡∠PCQ=1−(64)2=104.\displaystyle \sin\angle PCQ=\sqrt{1-\left(\frac{\sqrt6}{4}\right)^2}=\frac{\sqrt{10}}4. したがって [△PQC]=12⋅2⋅2x⋅104=52x,[△ABC]=12⋅AC⋅CB=x2.\displaystyle [\triangle PQC]=\frac12\cdot\sqrt2\cdot2x\cdot\frac{\sqrt{10}}4 =\frac{\sqrt5}{2}x,\qquad [\triangle ABC]=\frac12\cdot AC\cdot CB=\frac{x}{2}. 面積の比は 5\sqrt5 だから、エ=5\text{エ}=\sqrt5 である。

(3) (2)の式を平方完成すると PQ2=4x2−23x+2=4(x−34)2+54.\displaystyle PQ^2=4x^2-2\sqrt3x+2 =4\left(x-\frac{\sqrt3}{4}\right)^2+\frac54. x>0x>0 であり、平方項が0となる x=3/4x=\sqrt3/4 は許される(このとき RR は BQBQ の延長上にある)。よって PQPQ は CB=x=3/4CB=x=\sqrt3/4 のとき最小となり、最小値は 5/2\sqrt{5}/2 である。したがって オ=3/4, カ=5/2\text{オ}=\sqrt3/4,\ \text{カ}=\sqrt5/2 である。

この問題で使う考え方

  • 三角比と相互関係
  • 余弦定理
  • 空間図形の計量
  • 三角比による面積
  • 二次関数の最大・最小

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