本文へ進む
メニュー
医学部数学 過去問DB問題を探す

京都府立医科大学/2026年度/前期

京都府立医科大学 2026年 数学 第3問解答・解説

このページには広告が含まれます。

1問題

京都府立医科大学2026年度第3問

空間内の同一直線上にない 3 点 A,B,CA,B,C は ACcos⁡∠BAC=BCcos⁡∠ABCAC\cos\angle BAC=BC\cos\angle ABC を満たすとする。A,B,CA,B,C を通る平面を HH とする。HH 上にない点 PP で PA=PB=PCPA=PB=PC を満たすものをとる。点 PP から平面 HH に垂線を下ろし,HH との交点を QQ とする。

(1) AC=BCAC=BC であることを証明せよ。

(2) QQ は △ABC\triangle ABC の外心であることを証明せよ。

以下では AC=2AC=2 とし,さらに PP は ∠APC=∠ACB\angle APC=\angle ACB を満たすとする。θ=∠ABC\theta=\angle ABC とおく。

(3) PAPA を θ\theta を用いて表せ。

(4) 四面体 PABCPABC の体積を VV とするとき,VPA\displaystyle \frac{V}{PA} の最大値とそのときの θ\theta の値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

余弦定理と垂線で三角形の等辺性・外心性を示す。正弦定理と余弦定理でPAを求め、三平方の定理で高さを得て、変数を置き換えた二次式を平方完成する。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) AC=BC\space{}AC=BC\quad(2) Q は △ABC\triangle ABC の外心\quad(3) PA=1cos⁡θ\displaystyle \space{}PA=\frac1{\cos\theta}\quad(4) max⁡VPA=23 (θ=π3)\displaystyle \space{}\max\frac{V}{PA}=\frac{\sqrt2}{3}\space{}\left(\theta=\frac\pi3\right)

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) A=∠BAC, B=∠ABCA=\angle BAC,\ B=\angle ABC とおく。余弦定理より ACcos⁡A=AB2+AC2−BC22AB,BCcos⁡B=AB2+BC2−AC22AB.\displaystyle AC\cos A=\frac{AB^2+AC^2-BC^2}{2AB},\qquad BC\cos B=\frac{AB^2+BC^2-AC^2}{2AB}. 仮定でこれらが等しいから AC2=BC2AC^2=BC^2。辺の長さは正なので AC=BCAC=BC。

(2) PQ⊥HPQ\perp H であるため、PQA, PQB, PQCPQA,\ PQB,\ PQC はいずれも QQ を直角とする三角形である。よって PA2=PQ2+QA2,PB2=PQ2+QB2,PC2=PQ2+QC2.PA^2=PQ^2+QA^2,\quad PB^2=PQ^2+QB^2,\quad PC^2=PQ^2+QC^2. PA=PB=PCPA=PB=PC から QA=QB=QCQA=QB=QC を得る。QQ は平面 HH 上の点で、A,B,CA,B,C から等距離にあるので、△ABC\triangle ABC の外心である。

(3) 以下 AC=BC=2AC=BC=2。二等辺三角形 ABCABC なので ∠BAC=∠ABC=θ\angle BAC=\angle ABC=\theta、したがって ∠ACB=π−2θ,0<θ<π2.\displaystyle \angle ACB=\pi-2\theta,\qquad 0<\theta<\frac\pi2. (2)で示した外心を QQ、外接円の半径を RR とすると、正弦定理から QA=R=AC2sin⁡θ=1sin⁡θ.\displaystyle QA=R=\frac{AC}{2\sin\theta}=\frac1{\sin\theta}. d=PAd=PA とする。PA=PC=dPA=PC=d と ∠APC=∠ACB=π−2θ\angle APC=\angle ACB=\pi-2\theta を余弦定理に代入すると 4=AC2=2d2{1−cos⁡(π−2θ)}=4d2cos⁡2θ.4=AC^2=2d^2\{1-\cos(\pi-2\theta)\} =4d^2\cos^2\theta. d>0d>0 かつ cos⁡θ>0\cos\theta>0 より PA=d=1/cos⁡θPA=d=1/\cos\theta。

(4) 点 PP は平面 HH 上にないので PQ>0PQ>0。直角三角形 PQAPQA により PA>QAPA>QA、したがって 1cos⁡θ>1sin⁡θ.\displaystyle \frac1{\cos\theta}>\frac1{\sin\theta}. ここで 0<θ<π/20<\theta<\pi/2 だから θ>π/4\theta>\pi/4。三角形 ABCABC の面積は [ABC]=12⋅2⋅2sin⁡(π−2θ)=2sin⁡2θ.\displaystyle [ABC]=\frac12\cdot2\cdot2\sin(\pi-2\theta)=2\sin2\theta. 四面体の高さは PQ=PA2−QA2=1cos⁡2θ−1sin⁡2θ=sin⁡2θ−cos⁡2θsin⁡θcos⁡θ.\displaystyle PQ=\sqrt{PA^2-QA^2} =\sqrt{\frac1{\cos^2\theta}-\frac1{\sin^2\theta}} =\frac{\sqrt{\sin^2\theta-\cos^2\theta}}{\sin\theta\cos\theta}. ゆえに VPA=[ABC]⋅PQ3PA=43cos⁡θsin⁡2θ−cos⁡2θ.\displaystyle \frac{V}{PA} =\frac{[ABC]\cdot PQ}{3PA} =\frac43\cos\theta\sqrt{\sin^2\theta-\cos^2\theta}. u=cos⁡2θu=\cos^2\theta とおけば 0<u<1/20<u<1/2 であり、 (VPA)2=169u(1−2u)=169{18−2(u−14)2}≦29.\displaystyle \left(\frac{V}{PA}\right)^2 =\frac{16}{9}u(1-2u) =\frac{16}{9}\left\{\frac18-2\left(u-\frac14\right)^2\right\} \le\frac29. 等号は u=1/4u=1/4、すなわち 0<θ<π/20<\theta<\pi/2 の範囲で θ=π/3\theta=\pi/3 のときに成り立つ。したがって最大値は 2/3\sqrt2/3 である。

この問題で使う考え方

  • 余弦定理
  • 正弦定理
  • 三角比による面積
  • 空間図形の計量
  • 二次関数の最大・最小
  • 三角形の中心
  • 空間図形の性質

PR

数学を1対1で教わるオンライン塾「数強塾」

数強塾は、中学生・高校生のための数学専門のオンライン個別指導塾です。プロ講師がマンツーマンで教え、大学受験の数学にも対応しています。入塾の前に、今の学習状況と目標を確かめる診断授業(体験・3,000円、税込)を受けられます。

「数強塾」オンライン数学克服塾〈プロ講師〉

東大生と1対1で学べるオンライン個別指導「トウコベ」

トウコベは、東大生を中心に難関大学の学生が講師を務める、完全マンツーマンのオンライン個別指導です。はじめに、オンラインの説明会・勉強相談(無料)をWebで予約でき、その後にお試し授業を受けられます。

トウコベ公式サイト

似た問題を、ほかの大学で

答えや解説の誤りに気づいたら、お問い合わせから教えてください。