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京都府立医科大学/2026年度/前期

京都府立医科大学 2026年 数学 第1問解答・解説

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1問題

京都府立医科大学2026年度第1問

a は正の実数とする。xyxy 平面上の曲線 C1:y=eaxC_{1}: y=e^{ax} と C2:y=x  (x≧0)C_{2}: y=\sqrt{x}\;(x\geq 0) は共有点 PP をもち,PP において共通の接線 ll をもつとする。C1C_{1} と ll と yy 軸で囲まれた部分の面積を S1S_{1} とし,C2C_{2} と ll と yy 軸で囲まれた部分の面積を S2S_{2} とする。

(1) aa の値と PP の座標を求めよ。

(2) S1S_{1} と S2S_{2} を求めよ。

(3) S1S_{1} と S2S_{2} の大小を答えよ。必要ならば 2.7<e<2.82.7<e<2.8 であることを用いてよい。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

接点を x=t と置いて値と導関数を一致させ、共通接線を得て二つの面積を定積分で計算する。最後は差の符号を e の上界で判定する。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) a=12e, P=(e,e)\displaystyle \space{}a=\frac1{2e},\space{}P=(e,\sqrt e)\quad(2) S1=e(5e4−2), S2=e3/212\displaystyle \space{}S_1=e\left(\frac{5\sqrt e}{4}-2\right),\space{}S_2=\frac{e^{3/2}}{12}\quad(3) S1<S2\space{}S_1<S_2

4解答

解答を見る途中式つきの解答

共有点を P=(t,t)P=(t,\sqrt t) とおく。ここで t>0t>0 である。共有点の条件と接線の傾きが等しいことから eat=t,aeat=12t.\displaystyle e^{at}=\sqrt t,\qquad ae^{at}=\frac1{2\sqrt t}. したがって at=1/(2t)a\sqrt t=1/(2\sqrt t) より a=1/(2t)a=1/(2t)。また eat=te^{at}=\sqrt t の両辺の自然対数をとると at=(log⁡t)/2at=(\log t)/2 であるから、a=1/(2t)a=1/(2t) を代入して log⁡t=1\log t=1、すなわち t=et=e となる。よって a=12e,P=(e,e).\displaystyle a=\frac1{2e},\qquad P=(e,\sqrt e). 接線 ll の傾きは 1/(2e)1/(2\sqrt e) であり、その方程式は y=e+x−e2e=e2+x2e\displaystyle y=\sqrt e+\frac{x-e}{2\sqrt e} =\frac{\sqrt e}{2}+\frac{x}{2\sqrt e} である。

0≦x≦e0\le x\le e では C1C_1 がこの接線より上にある。実際、両者の差は x=ex=e で 00 となり、その導関数 12eex/(2e)−12e\displaystyle \frac1{2e}e^{x/(2e)}-\frac1{2\sqrt e} は 0≦x<e0\le x<e で負である。また 0≦x≦e0\le x\le e では、接線と C2C_2 の差は x+e2e−x=(x−e)22e≧0\displaystyle \frac{x+e}{2\sqrt e}-\sqrt{x} =\frac{(\sqrt{x}-\sqrt e)^2}{2\sqrt e}\ge0 である。これは x=0x=0 も含み、等号は x=ex=e のときに限る。したがって S1=∫0e(ex/(2e)−e2−x2e) dx=2e(e−1)−ee2−e3/24=e(5e4−2),S2=∫0e(e2+x2e−x) dx=3e3/24−2e3/23=e3/212.\displaystyle \begin{aligned} S_1 &=\int_0^e\left(e^{x/(2e)}-\frac{\sqrt e}{2}-\frac{x}{2\sqrt e}\right)\,dx\\ &=2e(\sqrt e-1)-\frac{e\sqrt e}{2}-\frac{e^{3/2}}4 =e\left(\frac{5\sqrt e}{4}-2\right),\\ S_2 &=\int_0^e\left(\frac{\sqrt e}{2}+\frac{x}{2\sqrt e}-\sqrt x\right)\,dx\\ &=\frac{3e^{3/2}}4-\frac{2e^{3/2}}3 =\frac{e^{3/2}}{12}. \end{aligned} 大小を比較すると S1−S2=e(7e6−2).\displaystyle S_1-S_2=e\left(\frac{7\sqrt e}{6}-2\right). e<2.8=14/5<144/49=(12/7)2e<2.8=14/5<144/49=(12/7)^2 より e<12/7\sqrt e<12/7 なので S1−S2<0S_1-S_2<0。よって S1<S2S_1<S_2 である。

この問題で使う考え方

  • 対数とその性質
  • 定積分による面積
  • 指数・対数関数の微分
  • 三角・指数・対数関数等の積分
  • 曲線で囲まれた面積
  • 曲線の接線

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