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帝京大学/2009年度/前期

帝京大学 2009年 数学 第3問解答・解説

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1問題

帝京大学2009年度第3問

次の0\boxed{\phantom{0}}にあてはまる数を求め,解答のみを解答欄に記入しなさい。 1本のひもを切り,2本のひもに分ける。それぞれのひもで正方形と円をつくる。

(1) 2本のひもの長さが同じとき,正方形の面積と円の面積の比はπ:ア\pi:\boxed{\text{ア}}である。正方形の面積と円の面積が同じになるようにひもを切るとき,正方形をつくるひもの長さと円をつくるひもの長さの比は1:イ1:\boxed{\text{イ}}である。

(2) 正方形が円に内接するとき,正方形をつくるひもの長さと円をつくるひもの長さの比はウ:π\boxed{\text{ウ}}:\piである。正方形が円に外接するとき,正方形をつくるひもの長さと円をつくるひもの長さの比はエ:π\boxed{\text{エ}}:\piである。

(3) 正方形の面積と円の面積の和が最小となるとき,正方形をつくるひもの長さと円をつくるひもの長さの比はオ:π\boxed{\text{オ}}:\piである。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

ひもの長さを周長・円周とおいて面積を表し、面積比と図形の内接・外接条件を計算する。全長一定の最小化は二次式の平方完成で行う。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) \quad ア=4, =4,\space{} イ=π2\displaystyle =\dfrac{\sqrt\pi}{2}\quad / (2) \quad ウ=22, =2\sqrt2,\space{} エ=4=4\quad / (3) \quad オ=4=4

4解答

解答を見る途中式つきの解答

正方形をつくるひもの長さを aa、円をつくるひもの長さを bb とする。正方形の一辺は a4\displaystyle \dfrac a4、円の半径は b2π\displaystyle \dfrac b{2\pi} だから、それぞれの面積は S□=a216,S∘=π(b2π)2=b24π.\displaystyle S_{\square}=\frac{a^2}{16},\qquad S_{\circ}=\pi\left(\frac b{2\pi}\right)^2=\frac{b^2}{4\pi}.

(1) 2本のひもの長さが等しく a=b=ℓa=b=\ell なら、 S□S∘=ℓ2/16ℓ2/(4π)=π4\displaystyle \frac{S_{\square}}{S_{\circ}}=\frac{\ell^2/16}{\ell^2/(4\pi)}=\frac\pi4 より、面積の比は π:4\pi:4 である。次に面積が等しいとすると a216=b24πならばπa2=4b2ならばba=π2.\displaystyle \frac{a^2}{16}=\frac{b^2}{4\pi} \quad\text{ならば}\quad \pi a^2=4b^2 \quad\text{ならば}\quad \frac ba=\frac{\sqrt\pi}{2}. よって、ひもの長さの比は a:b=1:π2\displaystyle a:b=1:\dfrac{\sqrt\pi}{2} である。

(2) 正方形の一辺を ss、円の半径を rr とする。正方形が円に内接するとき、正方形の対角線は円の直径だから、ピタゴラスの定理より s2=2rs\sqrt2=2r。したがって周の長さの比は 4s:2πr=42r:2πr=22:π.4s:2\pi r=4\sqrt2 r:2\pi r=2\sqrt2:\pi. 正方形が円に外接するときは s=2rs=2r なので、 4s:2πr=8r:2πr=4:π.4s:2\pi r=8r:2\pi r=4:\pi. 従って ウ=22, エ=4\text{ウ}=2\sqrt2,\ \text{エ}=4。

(3) ひも全体の長さを LL とすると a+b=La+b=L。このとき面積の和は S□+S∘=a216+(L−a)24π=π+416π(a−4Lπ+4)2+L24(π+4).\displaystyle \begin{aligned} S_{\square}+S_{\circ} &=\frac{a^2}{16}+\frac{(L-a)^2}{4\pi}\\ &=\frac{\pi+4}{16\pi}\left(a-\frac{4L}{\pi+4}\right)^2+\frac{L^2}{4(\pi+4)}. \end{aligned} 平方の項が0となるとき最小であり、a=4Lπ+4\displaystyle a=\dfrac{4L}{\pi+4}、b=L−a=πLπ+4\displaystyle b=L-a=\dfrac{\pi L}{\pi+4} となる。よって長さの比は a:b=4:πa:b=4:\pi であり、オ=4\text{オ}=4。

この問題で使う考え方

  • 円の性質
  • 二次関数の最大・最小

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