(1) {an} の公比を p、{bn} の公比を q、共通の初項を u とする。収束条件から ∣p∣<1,∣q∣<1 であり、無限等比級数の和より 1−pu=6,1−qu=4. また bn/an=(q/p)n−1 だから 1−q/p1=3,pq=32. 従って u=6(1−p)=4(1−q) と q=32p を用いると 6−6p=4−38p,p=53,q=52,u=6(1−53)=512. よって アイ=12, ウ=5, エ=3, オ=5, カ=2, キ=5 である。
(2) 連分数の後ろの部分は全体と同じ値 y なので y=2+y1,y2+2y−1=0. 連分数の値は正だから、y=−1+2 である。従って a=1,b=2,c=−1、また x=1+y2=22=2. よって ア=1, イ=2, ウエ=−1, オカ=−1, キ=2, ク=2 である。
(3) loge(2x)=xloge2 を用いて両辺を loge2 で割ると x2−(log26)x+log249=0. t=log23 とおけば、log26=t+1、log2(9/4)=2t−2 であるから x2−(t+1)x+2t−2=(x−2)(x−(t−1))=0. 二つの根は 2 と log2(3/2) である。原本の解答欄では 2α は単一の整数欄(ア)、2β は分数欄(イ・ウ)である。欄の形式に対応させると α=2, β=log2(3/2) となり、2α=4, 2β=3/2 である。よってアは4、イは3、ウは2である.
(4) 移動全体を x↦Ax+(p,q)T とする。与えられた3点の対応より A(10)+(pq)=(56),A(01)+(pq)=(6−1), A(11)+(pq)=(93). 最後の式から最初の二式の和を引くと (p,q)=(2,2)。従って A の第1列は (5,6)−(2,2)=(3,4)、第2列は (6,−1)−(2,2)=(4,−3) である。よって A=(344−3),p=2,q=2.
(5) 正五角形の一辺は2、対角線の長さを d=BE=CF=CE とする。問題文の相似 △BCF∼△GFB で、対応を B↔G,C↔F,F↔B とすると、BC=BF=2 より GB=GF であり、相似比から 2d=GBBF=BG2,BG=d4. 正五角形の対称性により GE=GC。また ∠EGC は ∠BGF と対頂角であり、相似から ∠BGF=∠CBF=108∘。三角形 EGC と BCF はともに頂角が 108∘ の二等辺三角形で、底辺 EC=CF=d も等しいので合同である。従って GE=BC=2。よって d=BE=BG+GE=d4+2,d2−2d−4=0,d=1+5,BG=d−2=5−1. ここから ア=1, イ=5, ウエ=−1, オ=5 である。
正五角形の内角は 108∘ であるから、三角形 BCF に余弦定理を用いると d2=22+22−2⋅2⋅2cos108∘=8+8cos72∘. d=1+5 より cos52π=cos72∘=8d2−8=45−1. 従って カキ=−1, ク=5, ケ=4 である。
底面の中心をOとする。側辺がすべて2で、AO は底面に垂直なので O は正五角形の外心である。中心角は 2π/5 であり、三角形 OBC に余弦定理を用いると 4=2OB2(1−cos52π),OB2=1−(5−1)/42=510+25. 直角三角形 AOB で AB=2 だから OA2=AB2−OB2=4−510+25=510−25. 最後に BD も正五角形の対角線なので BD=d。内積と余弦定理の関係から AB⋅AD=2AB2+AD2−BD2=28−(1+5)2=1−5. 従って コ=2, サ=5, シス=10, セ=5, ソタ=−2, チ=5, ツテ=10, ト=5, ナ=1, ニ=5 である。
検算として、(1)では u/(1−p)=6、u/(1−q)=4、1/(1−q/p)=3 に戻る。(2)の y=2−1 は y(2+y)=1 を満たす。(4)では求めた行列と平行移動を代入すると3点の像がそれぞれ (5,6),(6,−1),(9,3) になる。(5)では d=1+5>0 が二次方程式を満たし、OB2+OA2=4=AB2 である。