本文へ進む
メニュー
医学部数学 過去問DB問題を探す

順天堂大学/2013年度

順天堂大学 2013年 数学 第III問解答・解説

このページには広告が含まれます。

1問題

順天堂大学2013年度第III問

次の問いに答えよ。   (1) 2つの xx の1次関数 y=ax+by=ax+b と y=cx+dy=cx+d があるとき、そのグラフが互いに直交する必要十分条件を導け。   (2) 放物線 y=x2y=x^2 上の2点 O(−1,1)O(-1,1)、A(a,a2)A(a,a^2) に対して、この放物線上のもう一点 B(b,b2)B(b,b^2) で ∠OBA\angle OBA が直角になるものが存在する aa の条件を与えよ。   (3) 放物線 y=x2y=x^2 上の2点 O(−1,1)O(-1,1)、A(a,a2)A(a,a^2) に対して、この放物線上の点をもう一点とり、直角三角形を作ることを考える。直角三角形が4つできる aa の条件を与えよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

直線の方向ベクトルと放物線上の弦の傾きを用い,直角条件を二次方程式に帰着させて追加点の個数を場合分けした。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)ac=−1;\quad ac=-1;\qquad (2)a≦−3 \quad a\leq-3\space{} または a≧1;\space{}a\geq1;\qquad (3)a<−3 \quad a<-3\space{} または 1<a<32 \displaystyle \space{}1<a<\frac32\space{} または 32<a.\displaystyle \space{}\frac32<a.

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 直線y=ax+by=ax+b,y=cx+dy=cx+dの方向ベクトルはそれぞれ(1,a)(1,a),(1,c)(1,c)である。したがって,2直線が直交するための必要十分条件は方向ベクトルの内積が0となることであり, (1,a)⋅(1,c)=1+ac=0.(1,a)\cdot(1,c)=1+ac=0. よって必要十分条件はac=−1ac=-1である。

(2) 放物線上の相異なる2点(u,u2)(u,u^2),(v,v2)(v,v^2)を結ぶ直線の傾きは v2−u2v−u=u+v\displaystyle \frac{v^2-u^2}{v-u}=u+v である。BBがO,AO,Aと異なるとき,直線BOBO,BABAの傾きはそれぞれb−1b-1,a+ba+bである。これらが直交する条件は (b−1)(a+b)=−1,(b-1)(a+b)=-1, すなわち b2+(a−1)b+1−a=0b^2+(a-1)b+1-a=0 である。この二次方程式が実数解をもつ条件は,判別式について Δ=(a−1)2−4(1−a)=(a−1)(a+3)≧0,\Delta=(a-1)^2-4(1-a)=(a-1)(a+3)\geq0, したがってa≦−3a\leq-3またはa≧1a\geq1である。

ただし,得られた点がOOまたはAAと一致しないことを確認する。b=ab=aを左辺に代入すると a2+(a−1)a+1−a=2(a−12)2+12>0\displaystyle a^2+(a-1)a+1-a=2\left(a-\frac12\right)^2+\frac12>0 なので,解がAAと一致することはない。また,b=−1b=-1が解となるのはa=32\displaystyle a=\frac32のときだけであるが,このとき二次方程式は(b+1)(b−12)=0\displaystyle (b+1)(b-\frac12)=0となり,もう一つの解b=12\displaystyle b=\frac12は有効である。よって求める条件は a≦−3またはa≧1a\leq-3\quad\text{または}\quad a\geq1 である。

(3) B(b,b2)B(b,b^2)を追加点とし,直角の頂点ごとに可能なBBの個数を数える。まずa=−1a=-1ではA=OA=Oとなり三角形ができないので,以下ではa≠−1a\ne-1とする。

直角がOOにあるとき,傾きの積から (a−1)(b−1)=−1.(a-1)(b-1)=-1. a≠1a\ne1なら候補はb=1−1a−1\displaystyle b=1-\frac1{a-1}の1つである。これはb=−1b=-1となるa=32\displaystyle a=\frac32の場合を除けば有効であり,b=ab=aとなるには(a−1)2=−1(a-1)^2=-1が必要となるため,そのような実数aaはない。したがって,直角がOOにある三角形の個数は,a≠−1, a≠1, a≠32\displaystyle a\ne-1,\ a\ne1,\ a\ne\frac32なら1個,それ以外では0個である。

直角がAAにあるときは (a−1)(a+b)=−1.(a-1)(a+b)=-1. a≠1a\ne1なら候補はb=−a−1a−1\displaystyle b=-a-\frac1{a-1}の1つである。これがb=ab=aとなる条件は2a2−2a+1=02a^2-2a+1=0,b=−1b=-1となる条件は(a−1)2=−1(a-1)^2=-1で,いずれも実数解をもたない。よってa≠−1,1a\ne-1,1なら1個,a=−1,1a=-1,1なら0個である。

直角がBBにあるときは(2)の二次方程式を用いる。判別式により,a<−3a<-3またはa>1a>1なら2個,a=−3,1a=-3,1なら1個,−3<a<1-3<a<1なら0個の実数解をもつ。解がAAと一致することはなく,a=32\displaystyle a=\frac32では2解の一方b=−1b=-1がOOと一致するので,有効な点は1個だけである。

以上の個数をまとめると次のとおりである。 a直角がO直角がA直角がB合計a<−31124a=−31113−3<a<1, a≠−11102a=−10000a=100111<a<321124a=320112a>321124\displaystyle \begin{array}{c|c|c|c|c} a&\text{直角が}O&\text{直角が}A&\text{直角が}B&\text{合計}\\ \hline a<-3&1&1&2&4\\ a=-3&1&1&1&3\\ -3<a<1,\ a\ne-1&1&1&0&2\\ a=-1&0&0&0&0\\ a=1&0&0&1&1\\ 1<a<\frac32&1&1&2&4\\ a=\frac32&0&1&1&2\\ a>\frac32&1&1&2&4 \end{array} したがって,直角三角形が4つできる条件は a<−3,1<a<32,32<a\displaystyle a<-3,\qquad 1<a<\frac32,\qquad \frac32<a のいずれかである。

この問題で使う考え方

  • ベクトルの内積
  • 直線の方程式
  • 二次方程式の判別式
  • 等式・不等式の証明

PR

数学を1対1で教わるオンライン塾「数強塾」

数強塾は、中学生・高校生のための数学専門のオンライン個別指導塾です。プロ講師がマンツーマンで教え、大学受験の数学にも対応しています。入塾の前に、今の学習状況と目標を確かめる診断授業(体験・3,000円、税込)を受けられます。

「数強塾」オンライン数学克服塾〈プロ講師〉

東大生と1対1で学べるオンライン個別指導「トウコベ」

トウコベは、東大生を中心に難関大学の学生が講師を務める、完全マンツーマンのオンライン個別指導です。はじめに、オンラインの説明会・勉強相談(無料)をWebで予約でき、その後にお試し授業を受けられます。

トウコベ公式サイト

似た問題を、ほかの大学で

答えや解説の誤りに気づいたら、お問い合わせから教えてください。