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奈良県立医科大学/2016年度/前期

奈良県立医科大学 2016年 数学 第5問解答・解説

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1問題

奈良県立医科大学2016年度第5問

下図のように,AB=63, BC=52, CA=25AB=63,\ BC=52,\ CA=25 である三角形に内接する長方形を作る。

三角形ABCで、Aが左下、Bが右下、Cが左上にあり、辺AB上に下辺を置く長方形の上の2頂点が辺CAと辺CB上にある。長方形の内側が細かい点で塗られている。

このような長方形の面積の最大値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

底辺に対する三角形の高さを辺長から求める。次に相似比で各高さにおける横幅を表し、長方形の面積を二次関数として最大化する。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • 315

4解答

解答を見る途中式つきの解答

図のように長方形の下辺が ABAB 上にあり、上辺が ABAB に平行であるとする。CC から直線 ABAB に垂線 CHCH を下ろす。辺の長さから 522<252+632,252<632+52252^2<25^2+63^2,\qquad 25^2<63^2+52^2 であるので、∠A,∠B\angle A,\angle B はともに鋭角であり、垂線の足 HH は辺 ABAB 上にある。AH=xAH=x、CH=hCH=h とおけば BH=63−xBH=63-x である。直角三角形 ACHACH、BCHBCH で三平方の定理を用いると x2+h2=252,(63−x)2+h2=522.x^2+h^2=25^2,\qquad (63-x)^2+h^2=52^2. 後の式から前の式を引いて (63−x)2−x2=522−252=2079,(63-x)^2-x^2=52^2-25^2=2079, したがって 3969−126x=20793969-126x=2079 より x=15x=15。よって h2=252−152=400,h^2=25^2-15^2=400, ゆえに三角形の高さは h=20h=20 である。

長方形の高さを tt とする。0≦t≦200\le t\le20 であり、高さ tt のところで ABAB に平行に切った線分と、頂点 CC を頂点とする小三角形は、もとの三角形と相似である。その小三角形の高さは 20−t20-t だから、切り口の長さを ww とすると w63=20−t20,w=63(20−t)20.\displaystyle \frac{w}{63}=\frac{20-t}{20},\qquad w=\frac{63(20-t)}{20}. 高さ tt の長方形の横幅はこの切り口の長さ以下であり、両端を CA,CBCA,CB 上に取れば等号が成り立つ。したがって面積の最大値は S(t)=6320t(20−t)=315−6320(t−10)2≦315.\displaystyle S(t)=\frac{63}{20}t(20-t) =315-\frac{63}{20}(t-10)^2\le315. t=10t=10 とすれば上辺の幅は 63/263/2 となり、この等号が実現する。よって求める最大値は 315315 である。

この問題で使う考え方

  • 余弦定理
  • 三角形の性質
  • 二次関数の最大・最小

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