(1) s=x+y, t=x−y とおく。条件式は s2+2t+2=0,t=−1−2s2≦−1 となる。s=0 のとき x=−21, y=21 が条件を満たし、t=−1 に達する。したがって最大値は −1 である。
(2) 与えられた等式から an+2=4(an+1−an) である。bn=an/2n とおくと bn+2=2bn+1−bn,bn+2−bn+1=bn+1−bn. よって {bn} は等差数列である。b1=21, b2=43 だから、公差は 41 で bn=21+4n−1=4n+1,an=(n+1)2n−2. この式の各項は正なので元の分母 an+2 は 0 でなく、元の条件と両立する。したがって a31=32⋅229=234.
(3) β=0 とすると α2=0 となり、∣α−β∣=25 に反する。したがって z=α/β とおける。α2+β2=αβ より z2−z+1=0,z=21±i3. ここから ∣z∣=∣z−1∣=1 であり、∣α∣=∣β∣=∣α−β∣=25 である。また α と β のなす角は π/3 だから、三角形の面積は 21∣α∣∣β∣sin3π=21(25)223=53.
(4) B=∠ABC, D=∠ADC とおく。円に内接する四角形なので D=π−B。対角線 AC に二つの三角形から余弦定理を用いると AC2=32+42−2⋅3⋅4cosB=25−24cosB, AC2=62+52−2⋅6⋅5cosD=61+60cosB. したがって cosB=−73。0<B<π より sinB=7210。四角形の面積は 21(3⋅4)sinB+21(6⋅5)sinD=21sinB=610.
(5) ζ=cos72π+isin72π とし、T=ζ+ζ2+ζ4 とおく。ζ7=1, ζ=1 から 1+ζ+ζ2+⋯+ζ6=0. また T=ζ6+ζ5+ζ3 であり、積を展開すると T+T=−1,TT=3+(ζ+ζ2+⋯+ζ6)=2. よって ReT=−21, ∣ImT∣=27。さらに ImT=sin72π+sin74π+sin78π=sin72π+sin74π−sin7π>0. 最後の不等号は 0<π/7<2π/7<π/2 より sin(2π/7)>sin(π/7) で、sin(4π/7)>0 だからである。したがって正弦和は 27、余弦和は −21 である。
(6) 4 以上 100 以下の整数は 100−4+1=97 個ある。100 以下の素数を列挙すると 2,3,5,7,11,13,17,19,23,29,31,37,41,43,47,53,59,61,67,71,73,79,83,89,97 の 25 個である。100 以下の合成数は 100=10 以下の素数 2,3,5,7 のいずれかで割れるので、この列挙はそれらによる試し割りで確認できる。範囲 4 以上 100 以下に入る素数は、2,3 を除いた 23 個である。この範囲に 1 はなく、素数でなければ合成数だから、求める個数は 97−23=74.
(7) An=3n9−n6 とおく。立方差の因数分解より (An−n3)(An2+Ann3+n6)=An3−n9=−n6. n≧1 では分母が正であり、rn=An/n3=31−1/n3 とおけば An−n3=−rn2+rn+11. rn→1 なので、求める極限は −31 である。