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奈良県立医科大学/2016年度/前期

奈良県立医科大学 2016年 数学 第6問解答・解説

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1問題

奈良県立医科大学2016年度第6問

0≦x<π2\displaystyle 0\leq x<\frac{\pi}{2} において,曲線 y=asin⁡xy=a\sin x(aa は定数)を C1C_1,曲線 y=tan⁡xy=\tan x を C2C_2 とする。a>1a>1 であるとき,2つの曲線 C1C_1 と C2C_2 で囲まれる部分の面積を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

交点を求めて囲まれる区間と曲線の上下を確定し、三角関数の定積分で面積を計算する。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • 囲まれた部分の面積は a−1−ln⁡aa-1-\ln a である。

4解答

解答を見る途中式つきの解答

曲線の交点ではasin⁡x=tan⁡xa\sin x=\tan xである。x=0x=0は交点であり、0<x<π2\displaystyle 0<x<\dfrac{\pi}{2}ではsin⁡x>0\sin x>0だから、もう一つの交点はa=1cos⁡x\displaystyle a=\dfrac{1}{\cos x}、すなわちcos⁡x=1a\displaystyle \cos x=\dfrac1aを満たす。a>1a>1より0<1a<1\displaystyle 0<\dfrac1a<1であり、0<x<π2\displaystyle 0<x<\dfrac{\pi}{2}でcos⁡x\cos xは単調に減少するから、この条件を満たす角α\alphaはただ一つ存在する。0<x<α0<x<\alphaではcos⁡x>1a\displaystyle \cos x>\dfrac1aなのでasin⁡x−tan⁡x=sin⁡xcos⁡x(acos⁡x−1)>0\displaystyle a\sin x-\tan x=\dfrac{\sin x}{\cos x}(a\cos x-1)>0。したがってこの区間ではC1C_1がC2C_2の上にある。cos⁡α=1a\displaystyle \cos\alpha=\dfrac1aを用いると、求める面積はS=∫0α(asin⁡x−tan⁡x) dx=[−acos⁡x+ln⁡(cos⁡x)]0α=(−1−ln⁡a)−(−a)=a−1−ln⁡a.\displaystyle \begin{aligned}S&=\int_0^\alpha(a\sin x-\tan x)\,dx\\&=[-a\cos x+\ln(\cos x)]_0^\alpha\\&=(-1-\ln a)-(-a)=a-1-\ln a.\end{aligned}さらにf(a)=a−1−ln⁡af(a)=a-1-\ln aとおくと、f(1)=0f(1)=0、f′(a)=1−1a>0  (a>1)\displaystyle f'(a)=1-\dfrac1a>0\;(a>1)である。よってa>1a>1で面積は正となり、条件とも一致する。

この問題で使う考え方

  • 三角関数の相互関係
  • 曲線で囲まれた面積
  • 三角・指数・対数関数等の積分
  • 不定積分・定積分の性質

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