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筑波大学/2010年度

筑波大学 2010年 数学 第2問解答・解説

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1問題

筑波大学2010年度第2問

3つの曲線

C1:y=sin⁡x(0≦x<π2)\displaystyle C _ {1}: y = \sin x \left(0 \leq x < \frac {\pi}{2}\right)

C2:y=cos⁡x(0≦x<π2)\displaystyle C _ {2}: y = \cos x \left(0 \leq x < \frac {\pi}{2}\right)

C3:y=tan⁡x(0≦x<π2)\displaystyle C _ {3}: y = \tan x \left(0 \leq x < \frac {\pi}{2}\right)

について以下の問いに答えよ。

(1) C1C_{1} と C2C_{2} の交点, C2C_{2} と C3C_{3} の交点, C3C_{3} と C1C_{1} の交点のそれぞれについて y 座標を求めよ。

(2) C1,C2,C3C_{1}, C_{2}, C_{3} によって囲まれる図形の面積を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

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  • (1)C1∩C2: 22,C2∩C3: 5−12,C3∩C1: 0.\displaystyle \quad C_1\cap C_2:\space{}\frac{\sqrt2}{2},\qquad C_2\cap C_3:\space{}\sqrt{\frac{\sqrt5-1}{2}},\qquad C_3\cap C_1:\space{}0.
    (2)2−1+52−12ln⁡ ⁣(5−12).\displaystyle \quad \sqrt2-\frac{1+\sqrt5}{2}-\frac12\ln\!\left(\frac{\sqrt5-1}{2}\right).

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) C1C_1 と C2C_2 の交点では sin⁡x=cos⁡x\sin x=\cos x であり、0≦x<π/20\le x<\pi/2 より x=π/4x=\pi/4。従って y=2/2y=\sqrt2/2。 C2C_2 と C3C_3 の交点では cos⁡x=tan⁡x\cos x=\tan x。この範囲では cos⁡x>0\cos x>0 なので cos⁡2x=sin⁡x\cos^2x=\sin x。u=sin⁡xu=\sin x とおくと 1−u2=u1-u^2=u、すなわち u2+u−1=0u^2+u-1=0。0≦u<10\le u<1 より u=(5−1)/2u=(\sqrt5-1)/2。交点の yy 座標は cos⁡x=u\cos x=\sqrt{u} だから (5−1)/2\sqrt{(\sqrt5-1)/2}。 C3C_3 と C1C_1 の交点では tan⁡x=sin⁡x\tan x=\sin x、従って sin⁡x(1−cos⁡x)=0\sin x(1-\cos x)=0。定義域ではこれを満たすのは x=0x=0 だけで、y=0y=0。 (2) α\alpha を C2C_2 と C3C_3 の交点の xx 座標とする。(1)より sin⁡α=5−12,cos⁡α=tan⁡α=5−12.\displaystyle \sin\alpha=\frac{\sqrt5-1}{2},\qquad \cos\alpha=\tan\alpha=\sqrt{\frac{\sqrt5-1}{2}}. C2C_2 は減少し C3C_3 は増加するので、両者は 0<α<π/40<\alpha<\pi/4 で交わる。また tan⁡x−sin⁡x=sin⁡x(1−cos⁡x)/cos⁡x≧0\tan x-\sin x=\sin x(1-\cos x)/\cos x\ge0、および 0≦x≦π/40\le x\le\pi/4 では sin⁡x≦cos⁡x\sin x\le\cos x。従って 0≦x≦α0\le x\le\alpha では C1≦C3≦C2C_1\le C_3\le C_2、α≦x≦π/4\alpha\le x\le\pi/4 では C1≦C2≦C3C_1\le C_2\le C_3 である。よって囲まれた図形の面積は S=∫0α(tan⁡x−sin⁡x) dx+∫απ/4(cos⁡x−sin⁡x) dx=[−ln⁡(cos⁡x)+cos⁡x]0α+[sin⁡x+cos⁡x]απ/4=2−1−sin⁡α−ln⁡(cos⁡α)=2−1+52−12ln⁡ ⁣(5−12).\displaystyle \begin{aligned} S&=\int_0^\alpha(\tan x-\sin x)\,dx+\int_\alpha^{\pi/4}(\cos x-\sin x)\,dx\\ &=[-\ln(\cos x)+\cos x]_0^\alpha+[\sin x+\cos x]_\alpha^{\pi/4}\\ &=\sqrt2-1-\sin\alpha-\ln(\cos\alpha)\\ &=\sqrt2-\frac{1+\sqrt5}{2}-\frac12\ln\!\left(\frac{\sqrt5-1}{2}\right). \end{aligned}

この問題で使う考え方

  • 三角関数の周期・グラフ
  • 三角関数の相互関係
  • 対数とその性質
  • 曲線で囲まれた面積
  • 三角・指数・対数関数等の積分
  • 不定積分・定積分の性質
  • 合成関数の微分
  • 指数・対数関数の微分

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