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筑波大学/2010年度

筑波大学 2010年 数学 第6問解答・解説

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1問題

筑波大学2010年度第6問

直線 ℓ:mx+ny=1\ell: mx + ny = 1 が, 楕円 C:x2a2+y2b2=1(a>b>0)\displaystyle C: \frac{x^{2}}{a^{2}} + \frac{y^{2}}{b^{2}} = 1 (a > b > 0) に接しながら動くとする。

(1) 点 (m,n)(m, n) の軌跡は楕円になることを示せ。

(2) C の焦点 F1(−a2−b2,0)F_{1}(-\sqrt{a^{2}-b^{2}}, 0) と ℓ\ell との距離を d1d_{1} とし,もう 1 つの焦点 F2(a2−b2,0)F_{2}(\sqrt{a^{2}-b^{2}}, 0) と ℓ\ell との距離を d2d_{2} とする。このとき d1d2=b2d_{1}d_{2}=b^{2} を示せ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)a2m2+b2n2=1(m2(1/a)2+n2(1/b)2=1).\displaystyle \quad a^2m^2+b^2n^2=1\quad\left(\frac{m^2}{(1/a)^2}+\frac{n^2}{(1/b)^2}=1\right).
    (2)d1d2=b2.\quad d_1d_2=b^2.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 楕円上の点P(x0,y0)P(x_0,y_0)における接線は x0xa2+y0yb2=1\displaystyle \frac{x_0x}{a^2}+\frac{y_0y}{b^2}=1 である。y0≠0y_0\ne0なら楕円の式を微分して得られ、y0=0y_0=0では接線x=±ax=\pm aとなり同じ式に含まれる。 mx+ny=1mx+ny=1との係数比較でm=x0/a2,n=y0/b2m=x_0/a^2,n=y_0/b^2だから、 a2m2+b2n2=1.a^2m^2+b^2n^2=1. 逆にこの式を満たす(m,n)(m,n)に対して、P=(a2m,b2n)P=(a^2m,b^2n)は楕円上にあり、その接線がmx+ny=1mx+ny=1である。よって軌跡は半軸1/a,1/b1/a,1/bの楕円である。

(2) c=a2−b2c=\sqrt{a^2-b^2}とおく。点と直線の距離の公式から d1=∣1+cm∣m2+n2,d2=∣1−cm∣m2+n2.\displaystyle d_1=\frac{|1+cm|}{\sqrt{m^2+n^2}},\qquad d_2=\frac{|1-cm|}{\sqrt{m^2+n^2}}. (1)よりm,nm,nは同時に0ではなく、 1−c2m2=1−(a2−b2)m2=b2(m2+n2)>0.1-c^2m^2=1-(a^2-b^2)m^2=b^2(m^2+n^2)>0. したがってd1d2=∣1−c2m2∣/(m2+n2)=b2d_1d_2=|1-c^2m^2|/(m^2+n^2)=b^2となる。

この問題で使う考え方

  • 楕円の接線
  • 点と直線の距離
  • 必要十分性

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