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筑波大学/2010年度

筑波大学 2010年 数学 第4問解答・解説

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1問題

筑波大学2010年度第4問

点 O を原点とする座標平面上に, 2 点 A(1,0), B(cos⁡θ,sin⁡θ)(90∘<θ<180∘)B(\cos \theta, \sin \theta) (90^{\circ} < \theta < 180^{\circ}) をとり, 以下の条件をみたす 2 点 C, D を考える。

OA→⋅OC→=1,OA→⋅OD→=0,OB→⋅OC→=0,OB→⋅OD→=1\overrightarrow {O A} \cdot \overrightarrow {O C} = 1, \overrightarrow {O A} \cdot \overrightarrow {O D} = 0, \overrightarrow {O B} \cdot \overrightarrow {O C} = 0, \overrightarrow {O B} \cdot \overrightarrow {O D} = 1

また, △OAB\triangle OAB の面積を S1S_{1} , △OCD\triangle OCD の面積を S2S_{2} とおく。

(1) ベクトル OC→\overrightarrow{OC} , OD→\overrightarrow{OD} の成分を求めよ。

(2) S2=2S1S_{2}=2S_{1} が成り立つとき, θ\theta と S1S_{1} の値を求めよ。

(3) S=4S1+3S2S = 4 S_{1} + 3 S_{2} を最小にする θ\theta と, そのときの S の値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

内積条件を成分の等式に直し、面積を三角比で表す。最後は平方の非負性で最小値を示す。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) OC→=(1,−cos⁡θsin⁡θ),OD→=(0,1sin⁡θ).\displaystyle \overrightarrow{OC}=\left(1,-\frac{\cos\theta}{\sin\theta}\right),\quad \overrightarrow{OD}=\left(0,\frac1{\sin\theta}\right).\qquad (2) θ=135∘, S1=24.\displaystyle \theta=135^\circ,\space{}S_1=\frac{\sqrt2}{4}.\qquad (3) θ=120∘, Smin⁡=23.\displaystyle \theta=120^\circ,\space{}S_{\min}=2\sqrt3.

4解答

解答を見る途中式つきの解答

OC→=(x,y)\overrightarrow{OC}=(x,y)、OD→=(u,v)\overrightarrow{OD}=(u,v) とおく。OA→=(1,0)\overrightarrow{OA}=(1,0)、OB→=(cos⁡θ,sin⁡θ)\overrightarrow{OB}=(\cos\theta,\sin\theta) だから、条件は x=1,u=0,xcos⁡θ+ysin⁡θ=0,ucos⁡θ+vsin⁡θ=1x=1,\quad u=0,\quad x\cos\theta+y\sin\theta=0,\quad u\cos\theta+v\sin\theta=1 となる。sin⁡θ>0\sin\theta>0 より y=−cos⁡θsin⁡θ\displaystyle y=-\frac{\cos\theta}{\sin\theta}、v=1sin⁡θ\displaystyle v=\frac1{\sin\theta}。したがって OC→=(1,−cos⁡θsin⁡θ),OD→=(0,1sin⁡θ).\displaystyle \overrightarrow{OC}=\left(1,-\frac{\cos\theta}{\sin\theta}\right),\qquad \overrightarrow{OD}=\left(0,\frac1{\sin\theta}\right).

△OAB\triangle OAB では底辺 OAOA の長さが1、高さが sin⁡θ\sin\theta なので S1=sin⁡θ2\displaystyle S_1=\frac{\sin\theta}{2}。また O,DO,D は yy 軸上にあり、CC から yy 軸までの距離は1、OD=1sin⁡θ\displaystyle OD=\frac1{\sin\theta} だから S2=12sin⁡θ\displaystyle S_2=\frac1{2\sin\theta}。よって S2=2S1S_2=2S_1 は 12sin⁡θ=sin⁡θすなわちsin⁡2θ=12\displaystyle \frac1{2\sin\theta}=\sin\theta\quad\text{すなわち}\quad \sin^2\theta=\frac12 と同値。範囲 90∘<θ<180∘90^\circ<\theta<180^\circ では sin⁡θ>0\sin\theta>0 であり、これを満たすのは θ=135∘\theta=135^\circ。したがって S1=sin⁡135∘2=24.\displaystyle S_1=\frac{\sin135^\circ}{2}=\frac{\sqrt2}{4}.

t=sin⁡θt=\sin\theta とおくと t>0t>0 で S=4S1+3S2=2t+32t\displaystyle S=4S_1+3S_2=2t+\frac3{2t}。ここで S−23=2t+32t−23=(2t−3)22t≧0.\displaystyle S-2\sqrt3=2t+\frac3{2t}-2\sqrt3 =\frac{(2t-\sqrt3)^2}{2t}\geq0. 等号成立は t=32\displaystyle t=\frac{\sqrt3}{2} のとき。指定範囲内では θ=120∘\theta=120^\circ であり、そのとき S=23S=2\sqrt3。

この問題で使う考え方

  • 位置ベクトル
  • ベクトルの内積
  • ベクトルによる図形の考察
  • 三角比と相互関係
  • 鈍角の三角比
  • 三角比による面積
  • 等式・不等式の証明

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