本文へ進む
メニュー
医学部数学 過去問DB問題を探す

東北大学/2011年度

東北大学 2011年 数学 第4問解答・解説

このページには広告が含まれます。

1問題

東北大学2011年度第4問

平面上に長さ3の線分OAを考え、ベクトルOA→\overrightarrow{OA}をa⃗\vec{a}で表す。0<t<1を満たす実数tに対して、OP→=ta⃗\overrightarrow{OP}=t\vec{a}となるように点Pを定める。大きさ2のベクトルb⃗\vec{b}をa⃗\vec{a}と角θ(0<θ<π)\theta(0<\theta<\pi)をなすようにとり、点BをOB→=b⃗\overrightarrow{OB}=\vec{b}で定める。線分OBの中点をQとし、線分AQと線分BPの交点をRとする。

このとき、どのようにθをとってもORとABが垂直にならないようなtの値の範囲を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • 25≦t<1\displaystyle \boxed{\frac25\le t<1}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

線分の中点と内分の式を位置ベクトルで表す。OQ→=12b⃗\displaystyle \overrightarrow{OQ}=\frac12\vec b である。RR は線分 AQAQ と線分 BPBP の交点なので、0≦s≦10\le s\le1、0≦u≦10\le u\le1 を満たすある s,us,u に対し OR→=(1−s)a⃗+s2b⃗=uta⃗+(1−u)b⃗.\displaystyle \overrightarrow{OR}=(1-s)\vec a+\frac{s}{2}\vec b =ut\vec a+(1-u)\vec b. 0<θ<π0<\theta<\pi より a⃗,b⃗\vec a,\vec b は一次独立なので、係数を比較して 1−s=ut,s2=1−u.\displaystyle 1-s=ut,\qquad \frac{s}{2}=1-u. これを解くと u=12−t,s=2(1−t)2−t,OR→=t2−ta⃗+1−t2−tb⃗.\displaystyle u=\frac1{2-t},\qquad s=\frac{2(1-t)}{2-t},\qquad \overrightarrow{OR}=\frac{t}{2-t}\vec a+\frac{1-t}{2-t}\vec b. 0<t<10<t<1 より 0<u<10<u<1 かつ 0<s<10<s<1 であるから、この交点は両線分上にある。

また AB→=b⃗−a⃗\overrightarrow{AB}=\vec b-\vec a であり、∣a⃗∣=3, ∣b⃗∣=2, a⃗⋅b⃗=6cos⁡θ|\vec a|=3,\ |\vec b|=2,\ \vec a\cdot\vec b=6\cos\theta だから、 OR→⋅AB→=t(a⃗⋅b⃗−9)+(1−t)(4−a⃗⋅b⃗)2−t=6(2t−1)cos⁡θ+4−13t2−t.\displaystyle \begin{aligned} \overrightarrow{OR}\cdot\overrightarrow{AB} &=\frac{t(\vec a\cdot\vec b-9)+(1-t)(4-\vec a\cdot\vec b)}{2-t}\\ &=\frac{6(2t-1)\cos\theta+4-13t}{2-t}. \end{aligned} 2−t>02-t>0 なので、OR→⊥AB→\overrightarrow{OR}\perp\overrightarrow{AB} となる条件は 6(2t−1)cos⁡θ+4−13t=0.6(2t-1)\cos\theta+4-13t=0. t=12\displaystyle t=\frac12 では左辺が −52\displaystyle -\frac52 となり、垂直になる θ\theta はない。t≠12\displaystyle t\ne\frac12 では、垂直となる角が存在するのは cos⁡θ=13t−46(2t−1)\displaystyle \cos\theta=\frac{13t-4}{6(2t-1)} の右辺が-1より大きく1より小さいときである。したがって、0<θ<π0<\theta<\pi を満たすどの θ\theta に対しても垂直にならない条件は、t=12\displaystyle t=\frac12 も含めて ∣13t−4∣≧6∣2t−1∣.|13t-4|\ge 6|2t-1|. 両辺を二乗すると (13t−4)2−36(2t−1)2=5(t+2)(5t−2)≧0.(13t-4)^2-36(2t-1)^2=5(t+2)(5t-2)\ge0. 0<t<10<t<1 では t+2>0t+2>0 だから t≧25\displaystyle t\ge\frac25。等号の t=25\displaystyle t=\frac25 は cos⁡θ=−1\cos\theta=-1 の場合に限るが、θ=π\theta=\pi は範囲外なので含まれる。よって求める範囲は 25≦t<1.\displaystyle \boxed{\frac25\le t<1}.

この問題で使う考え方

  • 三角比と相互関係
  • 鈍角の三角比
  • ベクトルの和・差・実数倍
  • 位置ベクトル
  • ベクトルの内積
  • ベクトルによる図形の考察

PR

数学を1対1で教わるオンライン塾「数強塾」

数強塾は、中学生・高校生のための数学専門のオンライン個別指導塾です。プロ講師がマンツーマンで教え、大学受験の数学にも対応しています。入塾の前に、今の学習状況と目標を確かめる診断授業(体験・3,000円、税込)を受けられます。

「数強塾」オンライン数学克服塾〈プロ講師〉

東大生と1対1で学べるオンライン個別指導「トウコベ」

トウコベは、東大生を中心に難関大学の学生が講師を務める、完全マンツーマンのオンライン個別指導です。はじめに、オンラインの説明会・勉強相談(無料)をWebで予約でき、その後にお試し授業を受けられます。

トウコベ公式サイト

似た問題を、ほかの大学で

答えや解説の誤りに気づいたら、お問い合わせから教えてください。