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宮崎大学/2009年度/前期

宮崎大学 2009年 数学 第3問解答・解説

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1問題

宮崎大学2009年度第3問

△ABC\triangle ABC において,CA→=a⃗,CB→=b⃗\overrightarrow{CA}=\vec{a},\quad\overrightarrow{CB}=\vec{b} とする。∣a⃗∣=1,∣b⃗∣=2,a⃗⋅b⃗=12\displaystyle \lvert\vec{a}\rvert=1,\quad\lvert\vec{b}\rvert=2,\quad\vec{a}\cdot\vec{b}=\frac{1}{2} とするとき,次の各問に答えよ。ただし,∣a⃗∣,∣b⃗∣\lvert\vec{a}\rvert,\lvert\vec{b}\rvert は,それぞれ a⃗,b⃗\vec{a},\vec{b} の大きさ,a⃗⋅b⃗\vec{a}\cdot\vec{b} は a⃗\vec{a} と b⃗\vec{b} の内積を表すものとする。

(1) 線分 ABAB の長さを求めよ。

(2) 点 II を △ABC\triangle ABC の内心とするとき,BI→\overrightarrow{BI} を a⃗,b⃗\vec{a},\vec{b} を用いて表せ。

(3) △ABC\triangle ABC の内接円の半径 rr を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • AB=2,BI→=25a⃗−45b⃗,r=1510.\displaystyle AB=2,\qquad \overrightarrow{BI}=\frac25\vec a-\frac45\vec b,\qquad r=\frac{\sqrt{15}}{10}.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

点 CC を基準にすると、CA→=a⃗\overrightarrow{CA}=\vec a、CB→=b⃗\overrightarrow{CB}=\vec b である。

(1) AB→=b⃗−a⃗\overrightarrow{AB}=\vec b-\vec a だから、 AB2=(b⃗−a⃗)⋅(b⃗−a⃗)=∣b⃗∣2+∣a⃗∣2−2a⃗⋅b⃗=4+1−1=4.AB^2=(\vec b-\vec a)\cdot(\vec b-\vec a) =|\vec b|^2+|\vec a|^2-2\vec a\cdot\vec b =4+1-1=4. よって AB=2AB=2。

(2) AからBCに引いた角の二等分線とBCとの交点をD、BからCAに引いた角の二等分線とCAとの交点をEとする。角の二等分線定理より BD:DC=AB:AC=2:1,AE:EC=AB:BC=2:2=1:1,BD:DC=AB:AC=2:1,\qquad AE:EC=AB:BC=2:2=1:1, したがって CD→=13b⃗\displaystyle \overrightarrow{CD}=\frac13\vec b、CE→=12a⃗\displaystyle \overrightarrow{CE}=\frac12\vec a。IはAD上にあるので、ある実数uに対して CI→=(1−u)a⃗+u3b⃗.\displaystyle \overrightarrow{CI}=(1-u)\vec a+\frac{u}{3}\vec b. またIはBE上にあるので、ある実数vに対して CI→=v2a⃗+(1−v)b⃗.\displaystyle \overrightarrow{CI}=\frac v2\vec a+(1-v)\vec b. 係数を比較すると 1−u=v/21-u=v/2、u/3=1−vu/3=1-v であり、u=3/5u=3/5、v=4/5v=4/5。ゆえに CI→=25a⃗+15b⃗,BI→=BC→+CI→=25a⃗−45b⃗.\displaystyle \overrightarrow{CI}=\frac25\vec a+\frac15\vec b, \qquad \overrightarrow{BI}=\overrightarrow{BC}+\overrightarrow{CI} =\frac25\vec a-\frac45\vec b.

(3) θ=∠ACB\theta=\angle ACB とすると cos⁡θ=1/4\cos\theta=1/4。θ\theta は三角形の内角なので sin⁡θ=15/4\sin\theta=\sqrt{15}/4。したがって面積は [ABC]=12∣a⃗∣∣b⃗∣sin⁡θ=154.\displaystyle [ABC]=\frac12|\vec a||\vec b|\sin\theta=\frac{\sqrt{15}}4. 半周長は (1+2+2)/2=5/2(1+2+2)/2=5/2。面積が半周長と内接円半径rの積になることから r=[ABC]5/2=1510.\displaystyle r=\frac{[ABC]}{5/2}=\frac{\sqrt{15}}{10}.

答え

AB=2,BI→=25a⃗−45b⃗,r=1510.\displaystyle AB=2,\qquad \overrightarrow{BI}=\frac25\vec a-\frac45\vec b,\qquad r=\frac{\sqrt{15}}{10}.

この問題で使う考え方

  • 三角比と相互関係
  • 三角比による面積
  • 角の二等分線の性質
  • 三角形の中心
  • ベクトルの内積
  • 位置ベクトル
  • ベクトルによる図形の考察
  • ベクトルの和・差・実数倍

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