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千葉大学/2003年度

千葉大学 2003年 数学 第6問解答・解説

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1問題

千葉大学2003年度第6問

R を平面上の凸 6 角形とし, その頂点を順に A, B, C, D, E, F とする。 a→=AB→,b→=BC→,c→=CD→\overrightarrow{a} = \overrightarrow{AB}, \overrightarrow{b} = \overrightarrow{BC}, \overrightarrow{c} = \overrightarrow{CD} とおく。

R が ED→=a→\overrightarrow{ED} = \overrightarrow{a} , FE→=b→\overrightarrow{FE} = \overrightarrow{b} を満たすとする。

(1) AF→=c→\overrightarrow{AF} = \overrightarrow{c} であることを示せ。

(2) 三角形 ACE と三角形 BDF の重心が一致するとき, a→\overrightarrow{a} , b→\overrightarrow{b} , c→\overrightarrow{c} の間の関係を求めよ。

(3) R が (2) の条件を満たし, さらに内積に関して a⃗⋅b⃗=4\vec{a} \cdot \vec{b} = 4, b⃗⋅c⃗=1\vec{b} \cdot \vec{c} = 1, a⃗⋅c⃗=−1\vec{a} \cdot \vec{c} = -1 を満たすとき, R の面積を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)AF→=c⃗;(1)\quad \overrightarrow{AF}=\vec c;
    (2)b⃗=a⃗+c⃗;(2)\quad \vec b=\vec a+\vec c;
    (3)Area⁡(R)=9.(3)\quad \operatorname{Area}(R)=9.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

AA を原点とし、各頂点の位置ベクトルを同じ大文字で表す。条件から B=a⃗,C=a⃗+b⃗,D=a⃗+b⃗+c⃗.B=\vec a,\quad C=\vec a+\vec b,\quad D=\vec a+\vec b+\vec c. さらに ED→=a⃗\overrightarrow{ED}=\vec a より E=D−a⃗=b⃗+c⃗E=D-\vec a=\vec b+\vec c、FE→=b⃗\overrightarrow{FE}=\vec b より F=E−b⃗=c⃗F=E-\vec b=\vec c である。

(1) したがって AF→=F−A=c⃗\overrightarrow{AF}=F-A=\vec c。

(2) 三角形 ACEACE の重心の位置ベクトルは A+C+E3=a⃗+2b⃗+c⃗3,\displaystyle \frac{A+C+E}{3}=\frac{\vec a+2\vec b+\vec c}{3}, 三角形 BDFBDF の重心の位置ベクトルは B+D+F3=2a⃗+b⃗+2c⃗3.\displaystyle \frac{B+D+F}{3}=\frac{2\vec a+\vec b+2\vec c}{3}. これらが一致する条件は b⃗=a⃗+c⃗\vec b=\vec a+\vec c である。

(3) この関係と内積条件から a⃗⋅a⃗=a⃗⋅b⃗−a⃗⋅c⃗=5,c⃗⋅c⃗=b⃗⋅c⃗−a⃗⋅c⃗=2.\vec a\cdot\vec a=\vec a\cdot\vec b-\vec a\cdot\vec c=5,\qquad \vec c\cdot\vec c=\vec b\cdot\vec c-\vec a\cdot\vec c=2. a⃗,c⃗\vec a,\vec c が張る平行四辺形の面積を PP とすると、内積と三角比によって P=∣a⃗∣2∣c⃗∣2−(a⃗⋅c⃗)2=5⋅2−(−1)2=3.P=\sqrt{|\vec a|^2|\vec c|^2-(\vec a\cdot\vec c)^2} =\sqrt{5\cdot2-(-1)^2}=3. 頂点は A=0,B=a⃗,C=2a⃗+c⃗,D=2a⃗+2c⃗,E=a⃗+2c⃗,F=c⃗A=0, B=\vec a, C=2\vec a+\vec c, D=2\vec a+2\vec c, E=\vec a+2\vec c, F=\vec c と表せる。凸性より対角線 AC,AD,AEAC,AD,AE で分けた四三角形 ABC,ACD,ADE,AEFABC,ACD,ADE,AEF は重なりなく RR を覆う。各三角形の底辺と高さを a⃗,c⃗\vec a,\vec c の方向に見れば、それぞれの面積は P/2,P,P,P/2P/2,P,P,P/2 である。よって Area⁡(R)=P2+P+P+P2=3P=9.\displaystyle \operatorname{Area}(R)=\frac P2+P+P+\frac P2=3P=9.

この問題で使う考え方

  • 位置ベクトル
  • ベクトルの和・差・実数倍
  • ベクトルの内積
  • ベクトルによる図形の考察
  • 三角形の中心
  • 三角比による面積

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