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千葉大学/2003年度

千葉大学 2003年 数学 第10問解答・解説

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1問題

千葉大学2003年度第10問

a は定数とし, n は 2 以上の整数とする。関数

f(x)=axnlog⁡x−ax(x>0)f (x) = a x ^ {n} \log x - a x \quad (x > 0)

の最小値が -1 のとき,定積分

∫1ef(x)dx\displaystyle \int_ {1} ^ {e} f (x) d x

の値を n と自然対数の底 e を用いて表せ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • nen+1+1(n+1)2−e2−12\displaystyle \frac{n e^{n+1}+1}{(n+1)^2}-\frac{e^2-1}{2}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

g(x)=xnlog⁡x−xg(x)=x^n\log x-x とおく。すると g′(x)=nxn−1log⁡x+xn−1−1=xn−1(nlog⁡x+1)−1.g'(x)=n x^{n-1}\log x+x^{n-1}-1=x^{n-1}(n\log x+1)-1. 0<x<10<x<1 では、nlog⁡x+1≦0n\log x+1\le 0 なら積 xn−1(nlog⁡x+1)<1x^{n-1}(n\log x+1)<1 であり、nlog⁡x+1>0n\log x+1>0 なら 0<xn−1<10<x^{n-1}<1 かつ 0<nlog⁡x+1<10<n\log x+1<1 なのでやはりその積は 11 未満である。したがって g′(x)<0g'(x)<0。一方 x>1x>1 では xn−1>1x^{n-1}>1、nlog⁡x+1>1n\log x+1>1 より g′(x)>0g'(x)>0。よって gg は x=1x=1 で最小となり、g(1)=−1g(1)=-1 である。

a=0a=0 なら f≡0f\equiv0 で最小値は −1-1 にならない。また a<0a<0 なら x→∞x\to\infty で g(x)→∞g(x)\to\infty より f(x)=ag(x)→−∞f(x)=ag(x)\to-\infty となり、最小値をもたない。従って a>0a>0 であり、ff の最小値は −a-a。これが −1-1 だから a=1a=1。

部分積分により ∫xnlog⁡x dx=xn+1log⁡xn+1−xn+1(n+1)2.\displaystyle \int x^n\log x\,dx=\frac{x^{n+1}\log x}{n+1}-\frac{x^{n+1}}{(n+1)^2}. したがって ∫1ef(x) dx=[xn+1log⁡xn+1−xn+1(n+1)2−x22]1e=nen+1+1(n+1)2−e2−12.\displaystyle \begin{aligned} \int_1^e f(x)\,dx &=\left[\frac{x^{n+1}\log x}{n+1}-\frac{x^{n+1}}{(n+1)^2}-\frac{x^2}{2}\right]_1^e\\ &=\frac{n e^{n+1}+1}{(n+1)^2}-\frac{e^2-1}{2}. \end{aligned}

この問題で使う考え方

  • 増減
  • 部分積分

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