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京都大学/2003年度

京都大学 2003年 数学 第2問解答・解説

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1問題

京都大学2003年度第2問配点 35点

f(x)=xsin⁡x (x≧0)f(x)=x\sin x\ (x\geq 0) とする. 点 (π2,π2)\displaystyle \left(\frac{\pi}{2},\frac{\pi}{2}\right) における y=f(x)y=f(x) の法線と, y=f(x)y=f(x) のグラフの 0≦x≦π2\displaystyle 0\leq x\leq\frac{\pi}{2} の部分, および y 軸とで囲まれる図形を考える. この図形を x 軸の回りに回転して得られる回転体の体積を求めよ.

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • 体積
    V=π2(13π2−6)48\displaystyle V=\frac{\pi^2(13\pi^2-6)}{48}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

f(x)=xsin⁡xf(x)=x\sin x より f′(x)=sin⁡x+xcos⁡xf'(x)=\sin x+x\cos x で、f′(π/2)=1f'(\pi/2)=1。したがって (π/2,π/2)(\pi/2,\pi/2) における法線は y−π2=−(x−π2),y=π−x.\displaystyle y-\frac\pi2=-\left(x-\frac\pi2\right),\qquad y=\pi-x. 0≦x≦π/20\le x\le\pi/2 では 0≦xsin⁡x≦x≦π−x0\le x\sin x\le x\le\pi-x。よって回転断面は外半径 π−x\pi-x、内半径 xsin⁡xx\sin x の円環であり、体積は V=π∫0π/2{(π−x)2−x2sin⁡2x} dx.\displaystyle V=\pi\int_0^{\pi/2}\left\{(\pi-x)^2-x^2\sin^2x\right\}\,dx. まず ∫0π/2(π−x)2 dx=7π324.\displaystyle \int_0^{\pi/2}(\pi-x)^2\,dx=\frac{7\pi^3}{24}. また sin⁡2x=(1−cos⁡2x)/2\sin^2x=(1-\cos2x)/2 であり、部分積分から ∫x2cos⁡2x dx=x2sin⁡2x2+xcos⁡2x2−sin⁡2x4.\displaystyle \int x^2\cos2x\,dx=\frac{x^2\sin2x}{2}+\frac{x\cos2x}{2}-\frac{\sin2x}{4}. したがって ∫0π/2x2sin⁡2x dx=π348+π8.\displaystyle \int_0^{\pi/2}x^2\sin^2x\,dx=\frac{\pi^3}{48}+\frac\pi8. これらを体積式に代入すると V=π(7π324−π348−π8)=π2(13π2−6)48.\displaystyle V=\pi\left(\frac{7\pi^3}{24}-\frac{\pi^3}{48}-\frac\pi8\right) =\frac{\pi^2(13\pi^2-6)}{48}.

法線はy=π−xy=\pi-x。領域をx軸回転すると外半径π−x\pi-x、内半径xsin⁡xx\sin xの円環になる。積分の差から体積π2(13π2−6)48\displaystyle \frac{\pi^2(13\pi^2-6)}{48}。

この問題で使う考え方

  • 接線・法線
  • 円環法
  • 三角関数の倍角公式
  • 部分積分

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