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千葉大学/2003年度

千葉大学 2003年 数学 第11問解答・解説

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1問題

千葉大学2003年度第11問

p を素数とする。x に関する 2 次方程式

px2+(5−p2)x−3p=0p x ^ {2} + (5 - p ^ {2}) x - 3 p = 0

が整数の解を持つのは p = 2 のときに限ることを示せ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • 結論
    整数解を持つ素数は p=2\quad p=2\quad のみ。p=2\quad p=2\quad では x=−2\quad x=-2\quad が整数解。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

素数 pp と整数 xx が px2+(5−p2)x−3p=0p x^2+(5-p^2)x-3p=0 を満たすとする。両辺を法 pp で考えると 5x≡0(modp)5x\equiv0\pmod p である。

まず p=5p=5 のとき、元の式を5で割ると x2−4x−3=0,(x−2)2=7.x^2-4x-3=0,\qquad (x-2)^2=7. しかし 22<7<322^2<7<3^2 なので、整数 xx では成立しない。

次に p≠5p\ne5 とする。pp は素数で p∤5p\nmid5 だから、p∣5xp\mid5x より p∣xp\mid x。そこで x=pkx=pk(k は整数k\text{ は整数})とおき、元の式を代入して pp で割ると p2k(k−1)+5k−3=0.(1)p^2k(k-1)+5k-3=0. \tag{1} k≧1k\ge1 なら左辺は k=1k=1 で2、k≧2k\ge2 では正である。また k=0k=0 では左辺は −3-3。したがって k=−mk=-m(m≧1m\ge1)でなければならず、(1) は p2m(m+1)=5m+3,p2=5m+3m(m+1)\displaystyle p^2m(m+1)=5m+3, \qquad p^2=\frac{5m+3}{m(m+1)} となる。

m≧2m\ge2 なら 4m(m+1)−(5m+3)=(m−1)(4m+3)>0,4m(m+1)-(5m+3)=(m-1)(4m+3)>0, したがって p2<4p^2<4 となる。これは素数 p≧2p\ge2 に反するので m=1m=1。このとき p2=4p^2=4 より p=2p=2 であり、x=pk=−2x=pk=-2 である。実際、p=2,x=−2p=2,x=-2 を元の式に代入すると 2(−2)2+(5−22)(−2)−3⋅2=8−2−6=0.2(-2)^2+(5-2^2)(-2)-3\cdot2=8-2-6=0. よって整数解をもつのは、ちょうど p=2\boxed{p=2} のときである。

この問題で使う考え方

  • 法pの合同式
  • 素数の約数性
  • 場合分け
  • 平方完成

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