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島根大学/2009年度/前期

島根大学 2009年 数学 第2問解答・解説

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1問題

島根大学2009年度第2問

空間に4点 O(0,0,0), A(0,0,1), B(2,0,0), C(0,2,0)O(0,0,0),\ A(0,0,1),\ B(2,0,0),\ C(0,2,0) がある。点 OO から △ABC\triangle ABC に垂線を下ろしたときの交点を HH とする。このとき,次の問いに答えよ。

(1) a,ba,b を実数とする。v⃗=(a,b,1)\vec{v}=(a,b,1) としたとき,v⃗\vec{v} がベクトル AB→,AC→\overrightarrow{AB},\overrightarrow{AC} の両方に直交するような a,ba,b の値を求めよ。

(2) ベクトル OH→\overrightarrow{OH} の成分表示を求めよ。

(3) 四面体 OABCOABC の体積 VV および △ABC\triangle ABC の面積 SS を求めよ。

(4) 四面体 OABCOABC に内接する球の半径 rr を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

(1)ではベクトルの内積、(2)では平面の法線方向と平面方程式、(3)では底面積と高さおよび三角形の底辺と高さ、(4)では面積和による体積分割を用いた。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)a=b=12,(2)OH→=(13,13,23),(3)V=23,S=6,(4)r=4−65.\displaystyle \begin{aligned}(1)&\quad a=b=\frac12,\\(2)&\quad \overrightarrow{OH}=\left(\frac13,\frac13,\frac23\right),\\(3)&\quad V=\frac23,\quad S=\sqrt6,\\(4)&\quad r=\frac{4-\sqrt6}{5}.\end{aligned}

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 点の座標から,AB→=(2,0,−1)\overrightarrow{AB}=(2,0,-1),AC→=(0,2,−1)\overrightarrow{AC}=(0,2,-1) である。したがって,v⃗=(a,b,1)\vec v=(a,b,1) が両方に直交する条件は v⃗⋅AB→=2a−1=0,v⃗⋅AC→=2b−1=0\vec v\cdot\overrightarrow{AB}=2a-1=0,\qquad \vec v\cdot\overrightarrow{AC}=2b-1=0 である。よって a=b=12\displaystyle a=b=\dfrac12。

(2) (1) より (12,12,1)\displaystyle \left(\dfrac12,\dfrac12,1\right) は平面 ABCABC の法線ベクトルである。平面 ABCABC は点 A(0,0,1)A(0,0,1) を通るので,その方程式は 12x+12y+(z−1)=0,すなわちx+y+2z=2\displaystyle \frac12x+\frac12y+(z-1)=0,\quad \text{すなわち}\quad x+y+2z=2 となる。垂線 OHOH はこの法線方向にあるから,H=(t2,t2,t)\displaystyle H=\left(\dfrac t2,\dfrac t2,t\right) とおける。これを平面の方程式に代入すると 3t=23t=2,したがって t=23\displaystyle t=\dfrac23 である。ゆえに OH→=(13,13,23).\displaystyle \overrightarrow{OH}=\left(\frac13,\frac13,\frac23\right). (3) 三角形 OABOAB は OA=1OA=1,OB=2OB=2 の直角三角形なので,その面積は 11 である。また,平面 OABOAB は y=0y=0 であり,点 CC からこの平面までの距離は 22 である。よって V=13⋅1⋅2=23.\displaystyle V=\frac13\cdot1\cdot2=\frac23. 次に,AB=AC=5AB=AC=\sqrt5,BC=8=22BC=\sqrt8=2\sqrt2 である。MM を BCBC の中点とすると,二等辺三角形の性質から AM⊥BCAM\perp BC,かつ BM=2BM=\sqrt2 である。したがって AM=AB2−BM2=5−2=3,S=12⋅BC⋅AM=6.\displaystyle AM=\sqrt{AB^2-BM^2}=\sqrt{5-2}=\sqrt3,\qquad S=\frac12\cdot BC\cdot AM=\sqrt6. (4) 四面体の各面の面積は,△OAB\triangle OAB が 11,△OAC\triangle OAC が 11,△OBC\triangle OBC が 22,△ABC\triangle ABC が 6\sqrt6 である。よって全表面積は 4+64+\sqrt6 である。内接球の中心から各面までの距離は半径 rr だから,四面体を各面を底面とする四つの三角錐に分けると,その体積の和は V=13r(4+6).\displaystyle V=\frac13r(4+\sqrt6). (3) の V=23\displaystyle V=\dfrac23 を代入して r=3V4+6=24+6=4−65.\displaystyle r=\frac{3V}{4+\sqrt6}=\frac{2}{4+\sqrt6}=\frac{4-\sqrt6}{5}.

この問題で使う考え方

  • ベクトルの和・差・実数倍
  • 位置ベクトル
  • ベクトルの成分表示
  • ベクトルの内積
  • 空間座標と空間ベクトル
  • ベクトルによる図形の考察
  • 座標による距離
  • 三角比による面積

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