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東海大学/2023年度/1日目

東海大学 2023年 1日目 数学 第2問解答・解説

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1問題

東海大学2023年度第2問

共通指示:解答はすべて解答用紙に記入して提出しなさい。次の空欄を埋めなさい。解答は分数の場合には既約分数の形で書きなさい。  k>1k>1 とする。下図のような1辺の長さが1の立方体 OADB-CEFGOADB\text{-}CEFG において,DL→=kDF→\overrightarrow{DL}=k\overrightarrow{DF} となる点を LL とし,直線 OLOL と面 CEFGCEFG との交点を MM とする。OA→=a⃗, OB→=b⃗, OC→=c⃗\overrightarrow{OA}=\vec{a},\ \overrightarrow{OB}=\vec{b},\ \overrightarrow{OC}=\vec{c} とする。

立方体の手前の面は左下O、右下A、右上E、左上Cと表示され、奥の対応する頂点はB、D、F、Gと表示されている。辺OB、BD、BGは破線で、残る辺は実線で描かれている。

(1) OM→\overrightarrow{OM} を a⃗,b⃗,c⃗\vec{a},\vec{b},\vec{c} を用いて表すと ア\boxed{\text{ア}} であり,∣OM→∣=イ\lvert\overrightarrow{OM}\rvert=\boxed{\text{イ}} である。

(2) cos⁡∠AOM=ウ\cos\angle AOM=\boxed{\text{ウ}} であり,三角形 OAMOAM の面積は エ\boxed{\text{エ}} である。また,点 CC から平面 OAMOAM へ下ろした垂線と,平面 OAMOAM との交点を HH とする。垂線 CHCH の長さは オ\boxed{\text{オ}} であり,四面体 OAMCOAMC の体積は カ\boxed{\text{カ}} である。

(3) 点 OO と異なる点 NN が線分 OFOF 上にあり,ON→⊥MN→\overrightarrow{ON}\perp\overrightarrow{MN} を満たすとき, ON→=キ(a⃗+b⃗+c⃗)\overrightarrow{ON}=\boxed{\text{キ}}(\vec{a}+\vec{b}+\vec{c}) である。また,四面体 ABCNABCN の体積は ク\boxed{\text{ク}} である。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • ア=1ka⃗+1kb⃗+c⃗,\displaystyle =\frac{1}{k}\vec a+\frac{1}{k}\vec b+\vec c,\quad イ=k2+2k,\displaystyle =\frac{\sqrt{k^2+2}}{k},\quad ウ=1k2+2,\displaystyle =\frac{1}{\sqrt{k^2+2}},\quad エ=k2+12k,\displaystyle =\frac{\sqrt{k^2+1}}{2k},\quad オ=1k2+1,\displaystyle =\frac{1}{\sqrt{k^2+1}},\quad カ=16k,\displaystyle =\frac{1}{6k},\quad キ=k+23k,\displaystyle =\frac{k+2}{3k},\quad ク=13k\displaystyle =\frac{1}{3k}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

・ 立方体の3辺に沿う a⃗,b⃗,c⃗\vec a,\vec b,\vec c は互いに垂直な単位ベクトルである。OD→=a⃗+b⃗\overrightarrow{OD}=\vec a+\vec b、DF→=c⃗\overrightarrow{DF}=\vec c なので OL→=a⃗+b⃗+kc⃗.\overrightarrow{OL}=\vec a+\vec b+k\vec c. 直線 OLOL 上の点は t(a⃗+b⃗+kc⃗)t(\vec a+\vec b+k\vec c) と表せる。面 CEFGCEFG 上では c⃗\vec c 方向の係数が1だから tk=1tk=1、すなわち t=1/kt=1/k である。よって OM→=1ka⃗+1kb⃗+c⃗,∣OM→∣=1k2+1k2+1=k2+2k.\displaystyle \overrightarrow{OM}=\frac1k\vec a+\frac1k\vec b+\vec c,\qquad |\overrightarrow{OM}|=\sqrt{\frac1{k^2}+\frac1{k^2}+1}=\frac{\sqrt{k^2+2}}{k}.

・ ∣OA→∣=1|\overrightarrow{OA}|=1 かつ OA→⋅OM→=1/k\overrightarrow{OA}\cdot\overrightarrow{OM}=1/k なので cos⁡∠AOM=1/kk2+2/k=1k2+2.\displaystyle \cos\angle AOM=\frac{1/k}{\sqrt{k^2+2}/k}=\frac1{\sqrt{k^2+2}}. OMOM のうち OAOA に垂直な成分は 1kb⃗+c⃗\displaystyle \frac1k\vec b+\vec c であり、その長さは 1+1/k2\sqrt{1+1/k^2}。これを三角形 OAMOAM の高さとして用いると [OAM]=121+1k2=k2+12k.\displaystyle [OAM]=\frac12\sqrt{1+\frac1{k^2}}=\frac{\sqrt{k^2+1}}{2k}. 平面 OAMOAM に垂直なベクトルとして c⃗−kb⃗\vec c-k\vec b をとれる。実際、これは a⃗\vec a と OM→\overrightarrow{OM} の両方に垂直で、長さは k2+1\sqrt{k^2+1} である。したがって、点 CC から平面 OAMOAM までの距離は、OC→=c⃗\overrightarrow{OC}=\vec c のこの単位法線方向の成分であり CH=c⃗⋅(c⃗−kb⃗)k2+1=1k2+1.\displaystyle CH=\frac{\vec c\cdot(\vec c-k\vec b)}{\sqrt{k^2+1}}=\frac1{\sqrt{k^2+1}}. よって四面体の体積は 13[OAM] CH=13⋅k2+12k⋅1k2+1=16k.\displaystyle \frac13[OAM]\,CH=\frac13\cdot\frac{\sqrt{k^2+1}}{2k}\cdot\frac1{\sqrt{k^2+1}}=\frac1{6k}.

・ NN は線分 OFOF 上にあるので ON→=t(a⃗+b⃗+c⃗)\overrightarrow{ON}=t(\vec a+\vec b+\vec c)(0<t≦10<t\leq1)とおける。さらに MN→=(t−1k)a⃗+(t−1k)b⃗+(t−1)c⃗.\displaystyle \overrightarrow{MN}=\left(t-\frac1k\right)\vec a+\left(t-\frac1k\right)\vec b+(t-1)\vec c. ON→⊥MN→\overrightarrow{ON}\perp\overrightarrow{MN} と a⃗,b⃗,c⃗\vec a,\vec b,\vec c の直交性から 0=ON→⋅MN→=t(3t−2k−1).\displaystyle 0=\overrightarrow{ON}\cdot\overrightarrow{MN}=t\left(3t-\frac2k-1\right). N≠ON\ne O より t>0t>0 であるから t=k+23k\displaystyle t=\frac{k+2}{3k}。k>1k>1 なら 0<t<10<t<1 で、確かに NN は線分 OFOF 上にある。 三角形 ABCABC は一辺 2\sqrt2 の正三角形で、その面積は 3/2\sqrt3/2。また a⃗+b⃗+c⃗\vec a+\vec b+\vec c は平面 ABCABC の法線方向で、長さは 3\sqrt3 である。AA から NN へのベクトルのこの法線方向の成分は AN→⋅(a⃗+b⃗+c⃗)3=3t−13=2k3.\displaystyle \frac{\overrightarrow{AN}\cdot(\vec a+\vec b+\vec c)}{\sqrt3}=\frac{3t-1}{\sqrt3}=\frac{2}{k\sqrt3}. したがって四面体 ABCNABCN の体積は 13⋅32⋅2k3=13k.\displaystyle \frac13\cdot\frac{\sqrt3}{2}\cdot\frac{2}{k\sqrt3}=\frac1{3k}.

この問題で使う考え方

  • ベクトルの成分表示
  • ベクトルの内積
  • 位置ベクトル
  • 空間座標と空間ベクトル
  • ベクトルによる図形の考察
  • ベクトルの和・差・実数倍
  • 三角比による面積
  • 三角形の性質

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