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宮崎大学/2009年度/前期

宮崎大学 2009年 数学 第5問解答・解説

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1問題

宮崎大学2009年度第5問

nn を自然数とするとき,極限値lim⁡n→∞1n(12+25+⋯+nn2+1)\displaystyle \lim\limits _{n\to\infty}\frac{1}{n}\left(\frac{1}{\sqrt{2}}+\frac{2}{\sqrt{5}}+\dots+\frac{n}{\sqrt{n^{2}+1}}\right)を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

解答 第 kk 項を ak=kk2+1\displaystyle a_k=\frac{k}{\sqrt{k^2+1}} とおく。(k+1/(2k))2≧k2+1(k+1/(2k))^2\ge k^2+1 で、両辺は正なので k2+1≦k+12k.\displaystyle \sqrt{k^2+1}\le k+\frac1{2k}. 従って 1−12k2≦kk+12k=2k22k2+1≦ak≦1.\displaystyle 1-\frac1{2k^2}\le \frac{k}{k+\frac1{2k}} =\frac{2k^2}{2k^2+1} \le a_k\le1. また k≧2k\ge2 では 1k2≦1k(k−1)=1k−1−1k,\displaystyle \frac1{k^2}\le\frac1{k(k-1)}=\frac1{k-1}-\frac1k, よって ∑k=1n1k2≦1+∑k=2n(1k−1−1k)=2−1n<2.\displaystyle \sum\limits _{k=1}^n\frac1{k^2} \le1+\sum\limits _{k=2}^n\left(\frac1{k-1}-\frac1k\right) =2-\frac1n<2. 以上から 1−1n≦1n∑k=1nak≦1.\displaystyle 1-\frac1n \le\frac1n\sum\limits _{k=1}^n a_k \le1. はさみうちにより lim⁡n→∞1n(12+25+⋯+nn2+1)=1.\displaystyle \boxed{\lim\limits _{n\to\infty}\frac1n\left(\frac1{\sqrt2}+\frac2{\sqrt5}+\cdots+\frac n{\sqrt{n^2+1}}\right)=1}.

分類 単元: 数列の極限、数列の和。

方法: 各項を1との差で評価し、逆二乗和を望遠和で抑えて平均をはさみうちにする。

テーマ: 1に近づく項の算術平均の極限。

この問題で使う考え方

  • 平方根の有理化に関係する不等式
  • 望遠和
  • はさみうち

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