問題[5] 採用解答
正四面体の各面は1辺1の正三角形であるから ∣a∣=∣b∣=∣c∣=1,a⋅b=b⋅c=c⋅a=21. λ=OD/OB とおくと 0≦λ≦1 で、 D=O+λ(B−O) より AD=λa+(1−λ)c.(A)
agraph{(1)} a の向きに沿う AD の成分の長さは λ+(1−λ)/2=(1+λ)/2>0 である。 c の a に垂直な成分の長さは 1−(1/2)2=3/2 なので、直角三角形から tanx=(1+λ)/2(1−λ)3/2=1+λ3(1−λ). t=tanx とおけば λ=3+t3−t,1−λ=3+t2t. 0≦λ≦1 に対応して 0≦t≦3 である。 従って求める表示は AD=3+tanx3−tanxa+3+tanx2tanxc.
agraph{(2)} E は OC の中点なので d=AD=λa+(1−λ)c、 e=AE=(b+c)/2 とおける。 上記の内積関係を使うと d⋅e=2λ+43(1−λ)=43−λ=2(3+t)3+2t. また ∣d∣2=λ2+(1−λ)2+λ(1−λ)=1−λ(1−λ)=(3+t)23(1+t2),∣e∣2=41+1+2(1/2)=43. よって cosθ=∣d∣∣e∣d⋅e=31+t23+2t,t=tanx,0≦t≦3. 右辺を g(t) とすると g′(t)=3(1+t2)3/22−3t. 0<2/3<3 であり、 導関数はそこで正から負に変わる。 したがって maxcosθ=g(2/3)=37.
agraph{(3)} θ は三角形 ADE の角で sinθ≧0。 (2)の式と sin2θ=1−cos2θ から sinθ=31+t29(1+t2)−(3+2t)2=31+t25t2−43t+6. AD を底辺にすると E から直線 AD への高さは ∣AE∣sinθ である。従って三角形の面積 S(t) は S(t)=[ADE]=21∣d∣∣e∣sinθ=4(3+t)5t2−43t+6,t=tanx,0≦t≦3. この導出では底辺と高さの面積公式、内積、三角比だけを用いた。 根号内は判別式が −72<0 の正の二次式なので S(t)>0。 従って S(t) の最小化は 16S(t)2=(3+t)25t2−43t+6 の最小化と同じである。微分すると dtd{16S(t)2}=(3+t)3143t−24. これは t=43/7 で負から正に変わり、 0<43/7<3 である。従って面積を最小にする値は tanx=743. このときの面積を計算すれば Smin=66/44 である。
agraph{検算} D=B では λ=1,t=0 となり (1) は AD=a を返す。D=O では λ=0,t=3 となり AD=c を返す。 面積式は両端でそれぞれ S(0)=2/4、 S(3)=3/8 となる。後者は正三角形 AOC の面積 3/4 の半分に一致する。また S(43/7)=66/44 は両端の値より小さく、 導関数の符号変化とも一致する。
% X_FINAL_ANSWER_BEGIN (1)AD(2)cosθ(3)[ADE]=3+tanx3−tanxa+3+tanx2tanxc,=31+tan2x3+2tanx,maxcosθ=37,=4(3+tanx)5tan2x−43tanx+6,tanx=743 (S=Smin). % X_FINAL_ANSWER_END