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大阪大学/2012年度/前期

大阪大学 2012年 数学 第1問解答・解説

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1問題

大阪大学2012年度第1問

a>0a>0 とする。C1C_{1} を曲線 x2+y2a2=1\displaystyle x^{2}+\frac{y^{2}}{a^{2}}=1、C2C_{2} を直線 y=2ax−3ay=2ax-3a とする。このとき、以下の問いに答えよ。

(1) 点 PP が C1C_{1} 上を動き、点 QQ が C2C_{2} 上を動くとき、線分 PQPQ の長さの最小値を f(a)f(a) とする。f(a)f(a) を aa を用いて表せ。

(2) 極限値 lim⁡a→∞f(a)\displaystyle \lim\limits _{a\to\infty}f(a) を求めよ。  (配点率 20%20\%)

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

(1) 直線 C2C_2 を 2ax−y−3a=02ax-y-3a=0 と書く。点 P=(x,y)P=(x,y) を固定すると、点 QQ がこの直線上を動くとき、PQPQ の長さの最小値は PP から直線 C2C_2 までの距離である。したがって 点 Q が直線 C2 上を動くときの ∣PQ∣ の最小値=∣2ax−y−3a∣4a2+1.\displaystyle \text{点 }Q\text{ が直線 }C_2\text{ 上を動くときの }|PQ|\text{ の最小値}=\frac{|2ax-y-3a|}{\sqrt{4a^2+1}}. C1C_1 上の点 PP に対し u=x, v=y/au=x,\ v=y/a とおく。a>0a>0 なので u2+v2=1u^2+v^2=1 であり、 5(u2+v2)−(2u−v)2=(u+2v)2≧0.5(u^2+v^2)-(2u-v)^2=(u+2v)^2\geq0. よって (2u−v)2≦5(2u-v)^2\leq5、特に 2u−v≦52u-v\leq\sqrt5 である。この上限は u=25,v=−15\displaystyle u=\frac2{\sqrt5},\qquad v=-\frac1{\sqrt5} で実際に達成される。さらに 5<3\sqrt5<3 より、C1C_1 上のすべての点 PP について 2ax−y−3a=a(2u−v−3)<0.2ax-y-3a=a(2u-v-3)<0. したがって距離は 2u−v2u-v が最大の点で最小になり、 f(a)=a(3−5)4a2+1.\displaystyle \boxed{f(a)=\frac{a(3-\sqrt5)}{\sqrt{4a^2+1}}}.

(2) a>0a>0 なので分子と分母を aa で割ると f(a)=3−54+1/a2.\displaystyle f(a)=\frac{3-\sqrt5}{\sqrt{4+1/a^2}}. 従って lim⁡a→∞f(a)=3−52.\displaystyle \boxed{\lim\limits _{a\to\infty}f(a)=\frac{3-\sqrt5}{2}}.

この問題で使う考え方

  • 点と直線の距離
  • 楕円条件の変数変換
  • 平方の恒等式による最大値評価
  • 分子分母をaで割る極限計算

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