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藤田医科大学/2024年度/前期

藤田医科大学 2024年 数学 第3問解答・解説

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1問題

藤田医科大学2024年度第3問

xyxy 平面において原点を OO とし、点 AA の座標を (1,0)(1,0)、点 BB の座標を (1,1)(1,1) とする。点 PP が OP→=(t2+2t)OA→+stOB→,0≦s≦1,0≦t≦1\overrightarrow{OP}=(t^{2}+2t)\overrightarrow{OA}+st\overrightarrow{OB},\qquad 0\leq s\leq1,\quad 0\leq t\leq1 を満たしながら動くとき、点 PP の存在範囲を領域 DD とする。次の問いに答えよ。   (1) 領域 DD を xyxy 平面に図示せよ。   (2) 領域 DD の面積を求めよ。   (3) 領域 DD を xx 軸の周りに1回転させてできる立体の体積を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

藤田医科大学 2024年度 一般前期 数学 問題3

問題 ID: `MM-4e9df2ae4b7f-Q3`

OA→=(1,0)\overrightarrow{OA}=(1,0)、OB→=(1,1)\overrightarrow{OB}=(1,1) だから、媒介変数表示から P=(x,y)=(t2+2t+st, st),0≦s≦1,0≦t≦1.P=(x,y)=(t^2+2t+st,\ st), \qquad 0\le s\le1,\quad0\le t\le1. 従って y=sty=st である。固定した tt では 0≦y≦t0\le y\le t、また x=t2+2t+yx=t^2+2t+y。固定したyで y≦t≦1y\le t\le1 となり、t2+2tt^2+2t はこの範囲で増加するため y2+3y≦x≦y+3,0≦y≦1.(1)y^2+3y\le x\le y+3,\qquad 0\le y\le1. \tag{1} 逆に(1)を満たす点には、連続かつ増加する関数 t2+2tt^2+2t の値域から y≦t≦1y\le t\le1 を満たす tt が対応し、t>0t>0 のとき s=y/ts=y/t とおけば 0≦s≦10\le s\le1 を満たす(t=0t=0 の場合は原点となる)。このように ss を選べるので、この条件は必要十分である。

(1) 領域の図示

D={(x,y):0≦y≦1, y2+3y≦x≦y+3}.\boxed{D=\{(x,y):0\le y\le1,\ y^2+3y\le x\le y+3\}}. 境界は、底辺 y=0y=0 の線分 (0,0)(0,0) から (3,0)(3,0)、直線 x=y+3x=y+3 上の線分 (3,0)(3,0) から (4,1)(4,1)、および放物線 x=y2+3yx=y^2+3y 上の弧 (0,0)(0,0) から (4,1)(4,1) である。これらに囲まれた部分を図示すればよい。

(2) 面積

各高さyでの横幅は (y+3)−(y2+3y)=3−2y−y2(y+3)-(y^2+3y)=3-2y-y^2。よって Area⁡(D)=∫01(3−2y−y2) dy=[3y−y2−y33]01=53.\displaystyle \operatorname{Area}(D) =\int_0^1(3-2y-y^2)\,dy =\left[3y-y^2-\frac{y^3}{3}\right]_0^1 =\boxed{\frac53}.

(3) x軸まわりの回転体の体積

(1)をxについて見直す。放物線境界の逆関数は y=Y(x)=9+4x−32,0≦x≦4.\displaystyle y=Y(x)=\frac{\sqrt{9+4x}-3}{2},\qquad0\le x\le4. xの縦断面では、0≦x≦30\le x\le3 で内半径0、外半径 Y(x)Y(x)。3≦x≦43\le x\le4 では不等式 x≦y+3x\le y+3 より内半径 x−3x-3、外半径 Y(x)Y(x) となる。従って V=π∫04Y(x)2 dx−π∫34(x−3)2 dx.\displaystyle V=\pi\int_0^4Y(x)^2\,dx -\pi\int_3^4(x-3)^2\,dx. 第1積分では x=y2+3yx=y^2+3y、dx=(2y+3)dydx=(2y+3)dy と置換でき、x=0から4に対しy=0から1である。したがって ∫04Y(x)2dx=∫01y2(2y+3)dy=12+1=32,∫34(x−3)2dx=13.\displaystyle \int_0^4Y(x)^2dx =\int_0^1y^2(2y+3)dy =\frac12+1=\frac32, \qquad \int_3^4(x-3)^2dx=\frac13. ゆえに V=π(32−13)=7π6.\displaystyle \boxed{V=\pi\left(\frac32-\frac13\right)=\frac{7\pi}{6}}.

**使用解法:** 媒介変数の消去と必要十分条件、水平切片での面積、放物線の逆関数を用いた円板法・円環法による回転体体積。

この問題で使う考え方

  • ベクトルの成分表示
  • 不等式の表す領域
  • 定積分による面積
  • 合成関数と逆関数
  • 定積分による体積
  • 置換積分法

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