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徳島大学/2025年度/前期

徳島大学 2025年 数学 第3問解答・解説

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1問題

徳島大学2025年度第3問

f(x)=x+2x−x2(0≦x≦2)f(x)=x+\sqrt{2x-x^{2}}\quad(0\leq x\leq2) とする。原点を OO とする座標平面上の曲線 C: y=f(x)C:\ y=f(x) と直線 ℓ: y=x\ell:\ y=x を考える。

(1) 関数 f(x)f(x) の増減を調べ、f(x)f(x) の最大値および最小値を求めよ。

(2) 曲線 CC 上の点 P(x,f(x)) (0<x<2)P(x,f(x))\ (0<x<2) から直線 ℓ\ell に下ろした垂線を PHPH とする。線分 PHPH の長さを rr、線分 OHOH の長さを tt とするとき、rr および tt をそれぞれ xx を用いて表せ。

(3) 直線 ℓ\ell と直線 y=−x+3y=-x+3 との交点を AA、曲線 CC と直線 y=−x+3y=-x+3 との交点を BB とする。曲線 CC と2つの線分 OAOA および ABAB で囲まれた部分を、直線 ℓ\ell の周りに1回転させてできる立体の体積を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

(1) q=2x−x2q=2x-x^2 とおくと、0<x<20<x<2 で f′(x)=1+1−xq.\displaystyle f'(x)=1+\frac{1-x}{\sqrt q}. よって 0<x≦10<x\leq1 では f′(x)>0f'(x)>0 である。1<x<21<x<2 では f′(x)=q−(x−1)q\displaystyle f'(x)=\frac{\sqrt q-(x-1)}{\sqrt q} だから、q\sqrt q と x−1x-1 を比較する。両者は正であり、 q−(x−1)2=−2x2+4x−1q-(x-1)^2=-2x^2+4x-1 は x=1+12\displaystyle x=1+\frac1{\sqrt2} で符号が正から負に変わる。したがって ff は 0≦x≦1+12\displaystyle 0\leq x\leq1+\frac1{\sqrt2} で増加し、1+12≦x≦2\displaystyle 1+\frac1{\sqrt2}\leq x\leq2 で減少する。 f(0)=0,f(2)=2,f(1+12)=1+2.\displaystyle f(0)=0,\quad f(2)=2,\quad f\left(1+\frac1{\sqrt2}\right)=1+\sqrt2. ゆえに最大値は 1+21+\sqrt2、最小値は 00 である。

(2) HH は PP の直線 y=xy=x への垂線の足なので、 H(x+f(x)2,x+f(x)2).\displaystyle H\left(\frac{x+f(x)}2,\frac{x+f(x)}2\right). また f(x)−x=2x−x2≧0f(x)-x=\sqrt{2x-x^2}\geq0 であるから、直線 y=xy=x までの距離は r=f(x)−x2=2x−x22.\displaystyle r=\frac{f(x)-x}{\sqrt2}=\sqrt{\frac{2x-x^2}{2}}. 点 HH は y=xy=x 上にあり、その座標は正だから、 t=OH=2 x+f(x)2=2x+2x−x22.\displaystyle t=OH=\sqrt2\,\frac{x+f(x)}2=\frac{2x+\sqrt{2x-x^2}}{\sqrt2}.

(3) ℓ\ell と y=−x+3y=-x+3 の交点は A=(32,32)\displaystyle A=(\frac32,\frac32) である。BB については 2x+2x−x2=3.2x+\sqrt{2x-x^2}=3. 2x−x2=3−2x≧0\sqrt{2x-x^2}=3-2x\geq0 を満たす範囲で両辺を平方すると 5x2−14x+9=0,x=1,95.\displaystyle 5x^2-14x+9=0,\quad x=1,\frac95. 95>32\displaystyle \frac95>\frac32 なので不適であり、B=(1,2)B=(1,2) となる。A,BA,B はともに x+y=3x+y=3 上にあるため、線分 ABAB は回転軸 ℓ\ell に垂直である。領域を軸に垂直な平面で切ると、各断面は曲線 OBOB までを半径とする円となる。

曲線 OBOB 上では 0≦x≦10\leq x\leq1 であり、 t=2x+2x−x22,dtdx=12(2+1−x2x−x2)>0.\displaystyle t=\frac{2x+\sqrt{2x-x^2}}{\sqrt2},\qquad \frac{dt}{dx}=\frac1{\sqrt2}\left(2+\frac{1-x}{\sqrt{2x-x^2}}\right)>0. したがって tt は 00 から 32\displaystyle \frac3{\sqrt2} まで動く。断面積を積分すると V=π∫03/2r2 dt=π22∫01(2x−x2)(2+1−x2x−x2)dx=π22(2∫01(2x−x2)dx+∫01(1−x)2x−x2 dx).\displaystyle \begin{aligned} V&=\pi\int_0^{3/\sqrt2}r^2\,dt\\ &=\frac{\pi}{2\sqrt2}\int_0^1(2x-x^2)\left(2+\frac{1-x}{\sqrt{2x-x^2}}\right)dx\\ &=\frac{\pi}{2\sqrt2}\left(2\int_0^1(2x-x^2)dx+\int_0^1(1-x)\sqrt{2x-x^2}\,dx\right). \end{aligned} ここで 2∫01(2x−x2)dx=43,∫01(1−x)2x−x2 dx=∫01u1−u2 du=13\displaystyle 2\int_0^1(2x-x^2)dx=\frac43,\qquad \int_0^1(1-x)\sqrt{2x-x^2}\,dx=\int_0^1u\sqrt{1-u^2}\,du=\frac13 である。よって V=π22(43+13)=52π12.\displaystyle V=\frac{\pi}{2\sqrt2}\left(\frac43+\frac13\right)=\boxed{\frac{5\sqrt2\pi}{12}}.

この問題で使う考え方

  • 二次方程式とグラフ
  • 座標による距離
  • 直線の方程式
  • 導関数と増減
  • 極大・極小
  • 定積分
  • 合成関数の微分
  • 置換積分法

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