問題② (1)
点 P=(x,y) から A=(3,0)、B=(−3,0) までの距離の積を D(x,y)=(x−3)2+y2(x+3)2+y2 とおく。すると D(−x,y)=D(x,y),D(x,−y)=D(x,y). したがって D(x,y)=12 を満たす点を x 軸または y 軸について反転した点も同じ等式を満たす。ゆえに C は両軸に関して対称である。
問題② (2)
x 軸上では y=0 だから、条件は ∣x−3∣∣x+3∣=∣x2−9∣=12. よって x2−9=12 または x2−9=−12。前者から x2=21、後者から x2=−3 となるが、後者は実数解をもたない。したがって交点は (21,0),(−21,0).
問題② (3)
x+x2+4>0 はすべての実数 x で成り立つので、f は定義される。連鎖律より f′(x)=x+x2+41+x2+4x=x2+4(x+x2+4)x2+4+x=x2+41. ここで log は自然対数である。
また、 dxd(xx2+4+4f(x))=x2+4+x2+4x2+x2+44=2x2+4. したがって ∫2x2+4dx=xx2+4+4log(x+x2+4)+C.
問題② (4)
条件を2乗して整理する。v=y2 とおくと ((x−3)2+y2)((x+3)2+y2)=144すなわち(x2+y2+9)2−36x2=144すなわちv2+(2x2+18)v+x4−18x2−63=0. この二次方程式の解は v=−x2−9±6x2+4. マイナスを選んだ解は負なので、曲線上では y2=g(x):=6x2+4−x2−9. u=x2≧0 とおくと、g(x)≧0 は両辺が非負であることから 6u+4≧u+9すなわち36(u+4)≧(u+9)2すなわち(u−21)(u+3)≦0すなわち0≦u≦21. よって −21≦x≦21。内部では上の二次式が 0 以下となり、その二根のうち一つは負、もう一つが g(x) である。したがって、固定した x で許される非負の v=y2 は 0≦v≦g(x) である。この範囲で囲まれた図形の各 x における断面は、x 軸を中心とする半径 g(x) の円盤である。したがって回転体の体積は V=π∫−2121(6x2+4−x2−9)dx. (3) の原始関数を用いると、被積分関数の原始関数は F(x)=3xx2+4+12log(x+x2+4)−3x3−9x. L=21 とおけば L2+4=5、また log5−LL+5=2log2L+5 ((L+5)(5−L)=25−L2=4)なので F(L)−F(−L)=12L−32L3+12log5−LL+5=−2L+24log2L+5. よって V=24πlog(25+21)−2π21.
最終答案(選択:問題②)
- (1) C は x 軸・y 軸の双方に関して対称。 - (2) (21,0), (−21,0) - (3) f′(x)=x2+41、∫2x2+4dx=xx2+4+4log(x+x2+4)+C - (4) 24πlog(25+21)−2π21
使用した解法
距離の積の式の対称性で図形の対称性を示し、座標軸との交点を距離式から求めた。対数関数の微分と原始関数を用いて、曲線で囲まれた領域を円盤法で回転体積に積分した。