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山口大学/2007年度/前期

山口大学 2007年 数学 第2問解答・解説

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1問題

山口大学2007年度第2問配点 50点

座標平面上において、2点 O(0,0)O(0,0) と A(1,0)A(1,0) を直径の両端とする円 SS、および直線 x=1x=1 上の点 P(1,t)P(1,t) を考える。2点 O,PO,P を通る直線と円 SS との交点で、OO でない交点を QQ とし、線分 OPOP 上に点 RR を OR=PQOR=PQ となるようにとる。このとき、次の問いに答えなさい。

(1) OROR の長さを tt を用いて表しなさい。

(2) 点 RR の座標を tt を用いて表しなさい。

(3) tt が t≧0t\geq0 の範囲で変化する。このとき、点 RR の軌跡と xx 軸および直線 x=12\displaystyle x=\frac{1}{2} で囲まれた図形を xx 軸のまわりに1回転させて得られる回転体の体積を求めなさい。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)OR=t21+t2(t∈R),(2)R(t21+t2,t31+t2)(t∈R),(3)V=π(ln⁡2−23).\displaystyle \begin{aligned} (1)\quad & OR=\frac{t^2}{\sqrt{1+t^2}}\quad (t\in\mathbb R),\\ (2)\quad & R\left(\frac{t^2}{1+t^2},\frac{t^3}{1+t^2}\right)\quad (t\in\mathbb R),\\ (3)\quad & V=\pi\left(\ln 2-\frac23\right). \end{aligned}
  • 別表記を見る
    (1) OR=t21+t2\displaystyle \quad OR=\dfrac{t^2}{\sqrt{1+t^2}}\quad (t∈R\quad t\in\mathbb R\quad )。
    (2) R(t21+t2,t31+t2)\displaystyle \quad R\left(\dfrac{t^2}{1+t^2},\dfrac{t^3}{1+t^2}\right)\quad (t∈R\quad t\in\mathbb R\quad )。
    (3) 回転体の体積は π(ln⁡2−23)\displaystyle \quad \pi\left(\ln 2-\dfrac23\right)\quad 。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

円 SS の中心は (1/2,0)(1/2,0)、半径は 1/21/2 だから、その方程式は x2+y2=xx^2+y^2=x である。直線 OPOP 上の点を (s,st)(s,st) とおくと、円との交点の条件は s2(1+t2)=ss^2(1+t^2)=s。したがって s=0s=0 または s=1/(1+t2)s=1/(1+t^2) であり、OO でない交点は Q=(11+t2,t1+t2)\displaystyle Q=\left(\frac{1}{1+t^2},\frac{t}{1+t^2}\right) である。QQ は OO と PP を結ぶ線分上にあり、∣OP∣=1+t2|OP|=\sqrt{1+t^2} なので PQ=(1−11+t2)∣OP∣=t21+t2.\displaystyle PQ=\left(1-\frac{1}{1+t^2}\right)|OP| =\frac{t^2}{\sqrt{1+t^2}}. よって (1) は OR=t21+t2\displaystyle OR=\dfrac{t^2}{\sqrt{1+t^2}}。また OROP=t21+t2<1\displaystyle \frac{OR}{OP}=\frac{t^2}{1+t^2}<1 だから、RR は線分 OPOP 上にあり、その OO からの比は t2/(1+t2)t^2/(1+t^2)。従って R=(t21+t2,t31+t2)\displaystyle R=\left(\frac{t^2}{1+t^2},\frac{t^3}{1+t^2}\right) となり、これが (2) の答えである。

(3) では t≧0t\ge0 とする。R=(x,y)R=(x,y) とおけば x=t21+t2,y=t31+t2=xt,t2=x1−x.\displaystyle x=\frac{t^2}{1+t^2},\qquad y=\frac{t^3}{1+t^2}=xt,\qquad t^2=\frac{x}{1-x}. 従って軌跡は y≧0, y2=x31−x\displaystyle y\ge0,\ y^2=\dfrac{x^3}{1-x}(0≦x<10\le x<1)で表される。境界 x=1/2x=1/2 では t=1t=1 だから、囲まれた領域の xx の範囲は 0≦x≦1/20\le x\le1/2。これを xx 軸のまわりに回転すると V=π∫01/2y2 dx=π∫01/2x31−x dx=π∫01/2(−x2−x−1+11−x)dx=π[−x33−x22−x−ln⁡(1−x)]01/2=π(ln⁡2−23).\displaystyle \begin{aligned} V&=\pi\int_0^{1/2}y^2\,dx =\pi\int_0^{1/2}\frac{x^3}{1-x}\,dx\\ &=\pi\int_0^{1/2}\left(-x^2-x-1+\frac1{1-x}\right)dx\\ &=\pi\left[-\frac{x^3}{3}-\frac{x^2}{2}-x-\ln(1-x)\right]_0^{1/2} =\pi\left(\ln2-\frac23\right). \end{aligned}

この問題で使う考え方

  • 円の方程式
  • 直線の方程式
  • 座標による距離
  • 内分・外分点
  • 軌跡
  • 対数とその性質
  • 三角・指数・対数関数等の積分
  • 定積分による体積

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