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山口大学/2007年度/前期

山口大学 2007年 数学 第4問解答・解説

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1問題

山口大学2007年度第4問配点 50点

数直線上の原点に点 PP がある。点 PP は、硬貨を投げて表が出れば +1+1、裏が出れば −1-1 進むとする。このとき、次の問いに答えなさい。

(1) 硬貨を10回投げたとき、点 PP が +4+4 にいる確率を求めなさい。

(2) 硬貨を10回投げたとき、点 PP が1回目以降原点も負の部分も通らずに +4+4 にいる確率を求めなさい。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    15/128
  • (2)
    3/64

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 表の回数を HH、裏の回数を TT とする。終点が +4+4 である条件は H+T=10,H−T=4,H+T=10,\qquad H-T=4, なので H=7, T=3H=7,\ T=3。裏の位置を選ぶ方法は (103)\displaystyle \binom{10}{3} 通り、全ての10回の列は 2102^{10} 通りで同様に確からしい。したがって P(P10=4)=(103)210=1201024=15128.\displaystyle P(P_{10}=4)=\frac{\binom{10}{3}}{2^{10}}=\frac{120}{1024}=\frac{15}{128}.

(2) 1回目以降に原点も負の部分も通らないため、初手は表でなければならない。初手後の高さは 11 である。そこから高さを1だけ引いた残り9歩を考えると、始点 00、終点 33 で、各時点の高さが 00 以上の経路を数えることになる。表6回・裏3回の全ての残り9歩は (93)=84\displaystyle \binom{9}{3}=84 通り。

条件を破る経路は初めて −1-1 に達するまで表裏を交換すると、9歩後に +5+5 にいる経路となる。逆に終点が +5+5 の経路は、初めて +1+1 に達するまで表裏を交換すれば条件を破る経路に戻るので、二種類の経路は一対一に対応する。終点 +5+5 の経路は表7回・裏2回、よって (92)=36\displaystyle \binom{9}{2}=36 通り。条件を満たす残り列は (93)−(92)=84−36=48\displaystyle \binom{9}{3}-\binom{9}{2}=84-36=48 通り。これらは初手を表に固定した48個の10回列であり、全ての10回列 210=10242^{10}=1024 個のうちの割合をとるから、 P=48210=481024=364.\displaystyle P=\frac{48}{2^{10}}=\frac{48}{1024}=\frac{3}{64}.

(1) 終点条件から表7回・裏3回の列を組合せで数える。(2) 初手の表を固定し、高さを1だけ下げて非負経路へ移す。最初の−1到達までの表裏反転により、不適格列と終点+5の経路を一対一に対応させ、不適格列を引く。

この問題で使う考え方

  • 組合せによる列数計算
  • 最初の到達時点での反射対応
  • 非負経路の漸化式による照合

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