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近畿大学/2010年度/一般前期

近畿大学 2010年 数学 第2問解答・解説

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1問題

近畿大学2010年度第2問

座標平面の3点 A(0,0),B(3,0),C(1,3)A(0,0),B(3,0),C(1,3) に対して,   ・線分 BCBC を 1:k1:k に内分する点を DD(kk は正の実数)   ・2点 A,DA,D を通る直線を ℓ\ell   ・点 CC を中心とし直線 ℓ\ell に接する円を SS   ・円 SS と直線 ℓ\ell の接点を PP   とする。   (1) 点 DD の座標,直線 ℓ\ell の方程式,円 SS の半径 rr の値を,それぞれ kk を用いて表せ。   (2) kk がすべての正の値をとって変化するとき,円 SS の半径 rr がとりうる値の範囲を求めよ。   (3) kk がすべての正の値をとって変化するとき,点 PP が描く軌跡の方程式とその範囲を求めよ。   (4) 点 PP が線分 BCBC 上にあるとき,kk の値と点 PP の座標を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

近畿大学 2010 問題2

BD:DC=1:kBD:DC=1:k と解釈する。内分点の公式から

D=(3k+1k+1,3k+1).\displaystyle D=\left(\frac{3k+1}{k+1},\frac{3}{k+1}\right).

(1)

直線 ℓ=AD\ell=AD の傾きは

3/(k+1)(3k+1)/(k+1)=33k+1,\displaystyle \frac{3/(k+1)}{(3k+1)/(k+1)}=\frac{3}{3k+1},

従って

ℓ: y=3x3k+1.\displaystyle \boxed{\ell:\ y=\frac{3x}{3k+1}}.

標準形は 3x−(3k+1)y=03x-(3k+1)y=0。中心 C(1,3)C(1,3) からこの直線までの距離が、接する円 SS の半径なので

r=∣3−3(3k+1)∣9+(3k+1)2=9k(3k+1)2+9.\displaystyle r=\frac{|3-3(3k+1)|}{\sqrt{9+(3k+1)^2}} =\boxed{\frac{9k}{\sqrt{(3k+1)^2+9}}}.

(2)

r2=81k29k2+6k+10.\displaystyle r^2=\frac{81k^2}{9k^2+6k+10}.

k>0k>0 で

ddk(r2)=81{2k(9k2+6k+10)−k2(18k+6)}(9k2+6k+10)2=162k(3k+10)(9k2+6k+10)2>0.\displaystyle \frac{d}{dk}(r^2) =\frac{81\{2k(9k^2+6k+10)-k^2(18k+6)\}} {(9k^2+6k+10)^2} =\frac{162k(3k+10)}{(9k^2+6k+10)^2}>0.

従って rr は連続であり、kが増えるとrも増加する。また

lim⁡k→+0r=0,lim⁡k→+∞r=3.\displaystyle \lim\limits _{k\to+0}r=0,\qquad \lim\limits _{k\to+\infty}r=3.

どちらの端点も k>0k>0 の有限値では達しないため、

0<r<3.\boxed{0<r<3}.

(3)

P=(x,y)P=(x,y) は接点なので、半径 CPCP は接線 ℓ\ell に垂直である。A,PA,P は ℓ\ell 上にあるから AP→⊥CP→\overrightarrow{AP}\perp\overrightarrow{CP}。従って

(x,y)⋅(x−1,y−3)=0,(x,y)\cdot(x-1,y-3)=0,

すなわち軌跡は

x2+y2−x−3y=0.\boxed{x^2+y^2-x-3y=0}.

これは ACAC を直径とする円である。範囲を定めるため ℓ\ell の傾きを mm とおくと

m=33k+1,0<m<3.\displaystyle m=\frac{3}{3k+1},\qquad 0<m<3.

PP は ℓ\ell 上なので y=mxy=mx。円の式に代入すると

x{(1+m2)x−(1+3m)}=0.x\{(1+m^2)x-(1+3m)\}=0.

x=0x=0 は AA。しかし AC→=(1,3)\overrightarrow{AC}=(1,3) と ℓ\ell の方向 (1,m)(1,m) の内積は 1+3m>01+3m>0 なので、AA は垂足ではなく P≠AP\ne A。従って x=(1+3m)/(1+m2)>0x=(1+3m)/(1+m^2)>0。従って 0<y<3x0<y<3x である。逆に軌跡の円上で 0<y<3x0<y<3x なら m=y/xm=y/x は 0<m<30<m<3 を満たし、これに対応する k=(3/m−1)/3>0k=(3/m-1)/3>0 が一意に定まり、その直線の接点となる。よって軌跡の範囲は

x2+y2−x−3y=0,0<y<3x.\boxed{x^2+y^2-x-3y=0,\qquad 0<y<3x}.

(4)

線分 BCBC の傾きは (3−0)/(1−3)=−3/2(3-0)/(1-3)=-3/2。点 PP が線分 BCBC 上にあるなら CPCP は BCBC に平行であり、CP⊥ℓCP\perp\ell だから ℓ\ell の傾きは 2/32/3。よって

33k+1=23,k=76.\displaystyle \frac{3}{3k+1}=\frac23,\qquad k=\frac76.

このとき ℓ:y=2x/3\ell:y=2x/3、また BCBC の式は 3x+2y=93x+2y=9。連立して

P=(2713,1813).\displaystyle P=\left(\frac{27}{13},\frac{18}{13}\right).

これは P=B+613(C−B)\displaystyle P=B+\frac6{13}(C-B) なので確かに線分 BCBC 上にある。従って

k=76,P=(2713,1813).\displaystyle \boxed{k=\frac76,\qquad P=\left(\frac{27}{13},\frac{18}{13}\right)}.

最終結果・解法・確認事項

- (1):D=(3k+1k+1,3k+1)\displaystyle D=\left(\frac{3k+1}{k+1},\frac3{k+1}\right)、ℓ:y=3x3k+1\displaystyle \ell:y=\frac{3x}{3k+1}、r=9k(3k+1)2+9\displaystyle r=\frac{9k}{\sqrt{(3k+1)^2+9}}。 - (2):半径の範囲は 0<r<30<r<3。 - (3):軌跡は円 x2+y2−x−3y=0x^2+y^2-x-3y=0 上の 0<y<3x0<y<3x の部分。 - (4):k=7/6, P=(27/13,18/13)k=7/6,\ P=(27/13,18/13)。 - 解法:内分点、点と直線の距離、単調性、接線と半径の垂直、線分の傾き。 - 定義域:k>0k>0。従って軌跡の両端点は含まない。 - issues:なし。

この問題で使う考え方

  • 内分・外分点
  • 直線の方程式
  • 座標による距離
  • 商の微分
  • 導関数と増減
  • 関数の極限
  • ベクトルの内積
  • 軌跡

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