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岐阜大学/2002年度

岐阜大学 2002年 数学 第5問解答・解説

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1問題

岐阜大学2002年度第5問

(選択問題) 複素数zについて, 等式 |z − 4i| = 2|z − i| を考える。以下の問に答えよ。(配点比率20%)

(1) 上の等式を満たすz全体の描く図形Cを複素数平面上に図示せよ。

(2) 虚軸上の点 ai (aは実数)とC上の点zを結ぶ線分の中点をwとする。zがC上を動くとき, w全体の描く図形がCに接する場合のaの値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

複素数を直交座標に直してCを求め、中点の一次変換からwの軌跡を必要十分に確定する。その後、二円の中心間距離と半径の和・差を比較する。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) C: ∣z∣=2(1)\space{}C:\space{}|z|=2(中心 0,半径 2).
    (2) a=−6,−2,2,6.(2)\space{}a=-6,-2,2,6.

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) z=x+yiz=x+yi(x,yx,y は実数)とおく。両辺は非負なので、元の等式を二乗しても同値である。 ∣z−4i∣=2∣z−i∣|z-4i|=2|z-i| すなわち x2+(y−4)2=4{x2+(y−1)2}x^2+(y-4)^2=4\{x^2+(y-1)^2\} すなわち x2+y2=4.x^2+y^2=4. したがって CC は複素数平面で原点を中心とする半径 22 の円である。図には原点を中心に半径 22 の円を描けばよく,実軸との交点は 2,−22,-2,虚軸との交点は 2i,−2i2i,-2i である。

(2) w=u+viw=u+vi とおく。中点の条件は w=z+ai2\displaystyle w=\frac{z+ai}{2}、すなわち z=2w−aiz=2w-ai である。(1)より zz が CC 上にあるための必要十分条件は ∣z∣=2|z|=2 であることから、 z が C 上にあるz\text{ が }C\text{ 上にある} すなわち ∣2w−ai∣=2|2w-ai|=2 すなわち ∣w−a2i∣=1.\displaystyle \left|w-\frac a2i\right|=1. 逆に、この最後の式を満たす任意の ww に対して z=2w−aiz=2w-ai とおけば ∣z∣=2|z|=2 となり、中点条件も満たす。したがって ww の軌跡は,中心 a2i\displaystyle \frac a2i,半径 11 の円である。

この円の中心と CC の中心との距離は ∣a∣2\displaystyle \frac{|a|}{2} である。半径 22 と 11 の二円が接するのは,中心間距離が半径の和 33 または差 11 のときであるから、 ∣a∣2=3または∣a∣2=1.\displaystyle \frac{|a|}{2}=3\quad\text{または}\quad\frac{|a|}{2}=1. よって ∣a∣=6|a|=6 または ∣a∣=2|a|=2 となり、 a=−6,−2,2,6.\boxed{a=-6,-2,2,6}. 前者は外接,後者は内接の場合であり,いずれも実際に接する。

この問題で使う考え方

  • 円の性質
  • 複素数平面
  • 円の方程式
  • 座標による距離
  • 軌跡
  • 内分・外分点

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