昭和大学/2021年度/Ⅰ期
昭和大学 2021年 数学 第1問解答・解説
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1問題
次の各問いに答えよ。ただし、答えは結果のみを解答欄に記入せよ。
座標平面上において原点をとする。を中心とする半径の円を考える。と軸との交点をとする。上の点でできる線分でを、円弧の部分がの中点で軸に接するように折り返す。ただしの座標は負でないとする。
(1) 折り返して得られる円弧を一部とする円の中心をとするとき、の座標を求めよ。またを表す式を求めよ。
(2) を直径とする円を考えるとき、円の中心の座標を求めよ。またを表す式を求めよ。
(3) と軸の2つの交点を考えるとき、この2点間の距離を求めよ。
(4) の円周のうち、の部分を考える。円周上の弧を弦で折り返したとき、折り返された弧が軸に接するようにする。このような弦の存在する範囲を求めよ。
まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。
2答え
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3解答
解答を見る途中式つきの解答
agraph{問題1(独立解答)} 円 の半径を と書く。弦で折り返す操作は、 弦を軸とする平面の鏡映である。従って折り返した円の半径も で、 その中心は元の中心 の鏡像となる。
agraph{(1)} は の中点なので である。 がここで 軸に接すれば、その中心の 座標は 、 座標は または である。一方、折り目 は と鏡像の中心 の垂直二等分線だから、その中点は である。 の 座標がともに非負より、。 従って であり、
agraph{(2)} 弦 の中点は、 から弦への垂線の足でもある。従って の中心は の半径は弦 の半分である。直角三角形 から 従って
agraph{(3)} の式に を代入すると 交点の 座標は だから、2点間の距離は
agraph{(4)} 折り返した円弧と 軸の接点を とする。 折り返した円の中心は、弦の両端が上半円上にあることから である。折り目となる弦の直線 は と の垂直二等分線なので、 である。ここで は弦の中点である。
接点 を で折り返す前の位置を とすると、 直線の反射公式(垂線の足を挟んで同じ距離だけ移す)から は折り返す前の上半円弧上にある必要がある。特に から が必要である。
逆に なら、 は円 と異なる2点で交わる。 では が円板内の 軸と交わらない。 実際、 なら での交点は であり、 である。 なら 。よって弦の両端は上半円上にある。 では、弦の一端が 、他端が となり、 両端はやはり上半円上にある。さらに なので は弦から見て と反対側の円弧 上にあり、 その鏡像 は折り返した弧上にある。このことから は十分でもある。
従って求める弦全体は ただし はこの直線と上半円 , の 二つの交点である。弦の中点の範囲と長さの範囲で言い換えると 両端の等号では、 が上半円の端点で、折り返した弧も端点で 軸に接するので、等号を含む。
agraph{(4) の傾きによる表示} 上の弦の直線は なので、傾きを とすれば である。従って同じ存在範囲は とも表せる。
この問題で使う考え方
- 円の方程式
- 内分・外分点
- 座標による距離
- 円の性質
- 直線の方程式
- ベクトルによる図形の考察
- ベクトルの内積
- 不等式の表す領域
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