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昭和大学/2021年度/Ⅰ期

昭和大学 2021年 数学 第1問解答・解説

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1問題

昭和大学2021年度第1問

次の各問いに答えよ。ただし、答えは結果のみを解答欄に記入せよ。

座標平面上において原点をOOとする。OOを中心とする半径272\sqrt{7}の円C1C_1を考える。C1C_1とxx軸との交点をA(−27,0),B(27,0)A(-2\sqrt{7},0),B(2\sqrt{7},0)とする。C1C_1上の点E,FE,Fでできる線分EFEFでC1C_1を、円弧の部分がOBOBの中点CCでxx軸に接するように折り返す。ただしE,FE,Fのyy座標は負でないとする。

(1) 折り返して得られる円弧を一部とする円C2C_2の中心をDDとするとき、DDの座標を求めよ。またC2C_2を表す式を求めよ。

(2) EFEFを直径とする円C3C_3を考えるとき、円の中心GGの座標を求めよ。またC3C_3を表す式を求めよ。

(3) C3C_3とyy軸の2つの交点を考えるとき、この2点間の距離を求めよ。

(4) C1C_1の円周のうち、−27≦x≦27,0≦y≦27-2\sqrt{7}\leq x\leq2\sqrt{7},\quad0\leq y\leq2\sqrt{7}の部分を考える。円周上の弧PQPQを弦PQPQで折り返したとき、折り返された弧がxx軸に接するようにする。このような弦PQPQの存在する範囲を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) D=(7,27), C2:(x−7)2+(y−27)2=28;(1)\space{}D=(\sqrt7,2\sqrt7),\space{}C_2:(x-\sqrt7)^2+(y-2\sqrt7)^2=28;
    (2) G=(7/2,7), C3:(x−7/2)2+(y−7)2=77/4;(2)\space{}G=(\sqrt7/2,\sqrt7),\space{}C_3:(x-\sqrt7/2)^2+(y-\sqrt7)^2=77/4;
    (3) 70;(3)\space{}\sqrt{70};
    (4) −27≦u≦27, λ=−u/(27)∈[−1,1], PQ⊂{(x,y):ux+27y=(u2+28)/2}, P,Q∈C1∩{y≧0}; 214≦∣PQ∣≦221(4)\space{}-2\sqrt7\leq u\leq2\sqrt7,\space{}\lambda=-u/(2\sqrt7)\in[-1,1],\space{}PQ\subset\{(x,y):ux+2\sqrt7y=(u^2+28)/2\},\space{}P,Q\in C_1\cap\{y\geq0\};\space{}2\sqrt{14}\leq|PQ|\leq2\sqrt{21}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

agraph{問題1(独立解答)} 円 C1C_1 の半径を R=27R=2\sqrt7 と書く。弦で折り返す操作は、 弦を軸とする平面の鏡映である。従って折り返した円の半径も RR で、 その中心は元の中心 OO の鏡像となる。

agraph{(1)} CC は OBOB の中点なので C=(7,0)C=(\sqrt7,0) である。 C2C_2 がここで xx 軸に接すれば、その中心の xx 座標は 7\sqrt7、 yy 座標は RR または −R-R である。一方、折り目 EFEF は OO と鏡像の中心 DD の垂直二等分線だから、その中点は D/2D/2 である。 E,FE,F の yy 座標がともに非負より、Dy/2≧0D_y/2\geq0。 従って Dy=RD_y=R であり、 D=(7,27),C2:(x−7)2+(y−27)2=28.\boxed{D=(\sqrt7,2\sqrt7)},\qquad \boxed{C_2:(x-\sqrt7)^2+(y-2\sqrt7)^2=28}.

agraph{(2)} 弦 EFEF の中点は、OO から弦への垂線の足でもある。従って C3C_3 の中心は G=O+D2=(72,7).\displaystyle \boxed{G=\frac{O+D}{2}=\left(\frac{\sqrt7}{2},\sqrt7\right)}. C3C_3 の半径は弦 EFEF の半分である。直角三角形 OGEOGE から GE2=OE2−OG2=R2−(74+7)=28−354=774.\displaystyle GE^2=OE^2-OG^2 =R^2-\left(\frac74+7\right) =28-\frac{35}{4}=\frac{77}{4}. 従って C3:(x−72)2+(y−7)2=774.\displaystyle \boxed{C_3:\left(x-\frac{\sqrt7}{2}\right)^2 +(y-\sqrt7)^2=\frac{77}{4}}.

agraph{(3)} C3C_3 の式に x=0x=0 を代入すると (y−7)2=774−74=704.\displaystyle (y-\sqrt7)^2=\frac{77}{4}-\frac74=\frac{70}{4}. 交点の yy 座標は 7±70/2\sqrt7\pm\sqrt{70}/2 だから、2点間の距離は 70.\boxed{\sqrt{70}}.

agraph{(4)} 折り返した円弧と xx 軸の接点を T=(u,0)T=(u,0) とする。 折り返した円の中心は、弦の両端が上半円上にあることから Du=(u,R)D_u=(u,R) である。折り目となる弦の直線 ℓu\ell_u は OO と DuD_u の垂直二等分線なので、 ℓu:ux+Ry=u2+R22,Mu=(u2,R2)\displaystyle \ell_u:\quad ux+Ry=\frac{u^2+R^2}{2}, \qquad M_u=\left(\frac u2,\frac R2\right) である。ここで MuM_u は弦の中点である。

接点 TT を ℓu\ell_u で折り返す前の位置を T∗T^* とすると、 直線の反射公式(垂線の足を挟んで同じ距離だけ移す)から T∗=T−u2−R2u2+R2(u,R)=(2uR2u2+R2,R(R2−u2)u2+R2).\displaystyle T^*=T-\frac{u^2-R^2}{u^2+R^2}(u,R) =\left(\frac{2uR^2}{u^2+R^2}, \frac{R(R^2-u^2)}{u^2+R^2}\right). T∗T^* は折り返す前の上半円弧上にある必要がある。特に Ty∗≧0T^*_y\geq0 から ∣u∣≦R|u|\leq R が必要である。

逆に ∣u∣≦R|u|\leq R なら、ℓu\ell_u は円 C1C_1 と異なる2点で交わる。 ∣u∣<R|u|<R では ℓu\ell_u が円板内の xx 軸と交わらない。 実際、u≠0u\ne0 なら y=0y=0 での交点は x=(u2+R2)/(2u)x=(u^2+R^2)/(2u) であり、∣x∣>R|x|>R である。 u=0u=0 なら ℓ0:y=R/2\ell_0:y=R/2。よって弦の両端は上半円上にある。 ∣u∣=R|u|=R では、弦の一端が (±R,0)(\pm R,0)、他端が (0,R)(0,R) となり、 両端はやはり上半円上にある。さらに (u,R)⋅T∗=R2≧u2+R22\displaystyle (u,R)\cdot T^*=R^2\geq\frac{u^2+R^2}{2} なので T∗T^* は弦から見て OO と反対側の円弧 PQPQ 上にあり、 その鏡像 TT は折り返した弧上にある。このことから ∣u∣≦R|u|\leq R は十分でもある。

従って求める弦全体は PQ⊂ℓu: ux+27 y=u2+282,−27≦u≦27,\displaystyle \boxed{PQ\subset\ell_u:\ ux+2\sqrt7\,y =\frac{u^2+28}{2},\qquad -2\sqrt7\leq u\leq2\sqrt7}, ただし P,QP,Q はこの直線と上半円 x2+y2=28x^2+y^2=28, y≧0y\geq0 の 二つの交点である。弦の中点の範囲と長さの範囲で言い換えると Mu=(u/2,7),−7≦Mu,x≦7,∣PQ∣=2R2−∣Mu∣2=3R2−u2=84−u2,\boxed{M_u=(u/2,\sqrt7),\quad-\sqrt7\leq M_{u,x}\leq\sqrt7}, \qquad |PQ|=2\sqrt{R^2-|M_u|^2}=\sqrt{3R^2-u^2}=\sqrt{84-u^2}, 214≦∣PQ∣≦221.\boxed{2\sqrt{14}\leq |PQ|\leq2\sqrt{21}}. 両端の等号では、T∗T^* が上半円の端点で、折り返した弧も端点で xx 軸に接するので、等号を含む。

agraph{(4) の傾きによる表示} 上の弦の直線は ux+Ry=(u2+R2)/2u x+R y=(u^2+R^2)/2 なので、傾きを λ\lambda とすれば λ=−u/R\lambda=-u/R である。従って同じ存在範囲は −1≦λ≦1\boxed{-1\leq\lambda\leq1} とも表せる。

この問題で使う考え方

  • 円の方程式
  • 内分・外分点
  • 座標による距離
  • 円の性質
  • 直線の方程式
  • ベクトルによる図形の考察
  • ベクトルの内積
  • 不等式の表す領域

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