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昭和大学/2021年度/Ⅰ期

昭和大学 2021年 数学 第3問解答・解説

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1問題

昭和大学2021年度第3問

次の各問いに答えよ。ただし、答えは結果のみを解答欄に記入せよ。

(1) 白球7個、赤球3個の計10個の球の入った袋がある。いまこの袋から1個ずつ順に3回球を取り出す。白球を取り出したときは球を戻さないが、赤球を取り出したときは球を袋に戻すとする。

(1-1) 取り出した球が少なくとも1個は赤球であった確率を求めよ。

(1-2) 3回目に取り出したのが白球であり、袋に残った球が8個であった確率を求めよ。

(2) xyxy平面において、y2≦x−1かつ(x−1)2+(y−1)2≦1y^2\leq x-1\quad\text{かつ}\quad(x-1)^2+(y-1)^2\leq1 を満たす点(x,y)(x,y)の集合からなる図形をAAとする。

(2-1) 図形AAの面積SSを求めよ。

(2-2) 図形AAをxx軸のまわりに回転してできる立体の体積VVを求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1-1) 1724;\displaystyle \space{}\frac{17}{24};\quad (1-2) 133450;\displaystyle \space{}\frac{133}{450};\quad (2-1) S=π4−13;\displaystyle \space{}S=\frac\pi4-\frac13;\quad (2-2) V=π(3π−7)6.\displaystyle \space{}V=\frac{\pi(3\pi-7)}6.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1-1)赤球が一度も出ないときは白球を3回続けて取り出すので、確率は\text{(1-1)}\quad \text{赤球が一度も出ないときは白球を3回続けて取り出すので、確率は}710⋅69⋅58=724。\displaystyle \frac7{10}\cdot\frac69\cdot\frac58=\frac7{24}。 したがって少なくとも1個赤球が出る確率は 1−7/24=17/241-7/24=17/24。

(1-2)3回後に8個残るには白球をちょうど2回取り出し、さらに3回目も白球である必要がある。該当する順序は白・赤・白、赤・白・白の二通りであり、確率は\text{(1-2)}\quad \text{3回後に8個残るには白球をちょうど2回取り出し、さらに3回目も白球である必要がある。該当する順序は白・赤・白、赤・白・白の二通りであり、確率は}710⋅39⋅69+310⋅710⋅69=745+750=133450。\displaystyle \frac7{10}\cdot\frac39\cdot\frac69+\frac3{10}\cdot\frac7{10}\cdot\frac69 =\frac7{45}+\frac7{50}=\frac{133}{450}。

(2-1)不等式から x≧1、また円の条件から 0≦y≦2。固定した y に対し u=x−1≧0 とおけば、円の条件は u≦2y−y2、放物線の条件は u≧y2。両者が共存するのは 0≦y≦1 である。従って\text{(2-1)}\quad \text{不等式から }x\ge1\text{、また円の条件から }0\le y\le2。\text{固定した }y\text{ に対し }u=x-1\ge0\text{ とおけば、円の条件は }u\le\sqrt{2y-y^2}\text{、放物線の条件は }u\ge y^2\text{。両者が共存するのは }0\le y\le1\text{ である。従って}S=∫01(2y−y2−y2)dy=∫−101−v2 dv−13=π4−13。\displaystyle S=\int_0^1\left(\sqrt{2y-y^2}-y^2\right)dy =\int_{-1}^0\sqrt{1-v^2}\,dv-\frac13 =\frac\pi4-\frac13。

(2-2)高さ y の水平断面の幅は、前問と同じく 2y−y2−y2 である。これを x 軸のまわりに回転する円筒殻として積分すると\text{(2-2)}\quad \text{高さ }y\text{ の水平断面の幅は、前問と同じく }\sqrt{2y-y^2}-y^2\text{ である。これを }x\text{ 軸のまわりに回転する円筒殻として積分すると} 高さ yy の水平断面の幅を w(y)=2y−y2−y2w(y)=\sqrt{2y-y^2}-y^2 とする。高さ方向の分割の幅を Δy\Delta y、各区間の代表点を yiy_i とする。その薄帯を回転してできる部分は、分割を細かくした極限で、半径が yiy_i、厚さが Δy\Delta y、軸方向の長さが w(yi)w(y_i) の円筒殻として近似される。この殻の体積は π((yi+Δy)2−yi2)w(yi)=2πyiw(yi)Δy+πw(yi)(Δy)2\pi\bigl((y_i+\Delta y)^2-y_i^2\bigr)w(y_i) =2\pi y_iw(y_i)\Delta y+\pi w(y_i)(\Delta y)^2 ww は連続なので、分割幅の最大値を 00 に近づけると二次項の和は 00 に収束し、一次項の和はリーマン和として次の積分に収束する。したがって V=2π∫01y(2y−y2−y2)dy。\displaystyle V=2\pi\int_0^1 y\left(\sqrt{2y-y^2}-y^2\right)dy。 v=y−1v=y-1 とおくと ∫01y2y−y2 dy=∫−10(v+1)1−v2 dv=π4−13。\displaystyle \int_0^1 y\sqrt{2y-y^2}\,dy =\int_{-1}^0(v+1)\sqrt{1-v^2}\,dv =\frac\pi4-\frac13。 よって V=2π(π4−13−14)=π22−7π6=π(3π−7)6。\displaystyle V=2\pi\left(\frac\pi4-\frac13-\frac14\right)=\frac{\pi^2}{2}-\frac{7\pi}{6}=\frac{\pi(3\pi-7)}6。

この問題で使う考え方

  • 確率の基本法則
  • 条件付き確率
  • 余事象
  • 曲線で囲まれた面積
  • 定積分による体積
  • 置換積分法
  • 定積分

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