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昭和大学/2021年度/Ⅰ期

昭和大学 2021年 数学 第4問解答・解説

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1問題

昭和大学2021年度第4問

次の各問いに答えよ。ただし、答えは結果のみを解答欄に記入せよ。

(1)

(1-1) 楕円x2a2+y2b2=1(a>0, b>0)\displaystyle \frac{x^2}{a^2}+\frac{y^2}{b^2}=1\quad(a>0,\ b>0) の面積SSを求めよ。

(1-2) 曲面px2+qy2=z+2px^2+qy^2=z+2(p,qp,qは正の定数)とxyxy平面で囲まれる立体の体積VVを求めよ。

(2) AAが金貨4枚、BBが銀貨3枚を投げる。硬貨の表が出た枚数の多い方を勝ち、同じ枚数のときは引き分けとする。ただし硬貨の表裏の出る確率はすべて12\displaystyle \frac{1}{2}であるものとする。

(2-1) AAの勝つ確率、BBの勝つ確率、引き分けの確率を求めよ。

(2-2) 勝ったほうが相手の投げた硬貨を全部もらえるものとする。金貨の額面は銀貨の額面の整数倍とする。BBが勝ち取る金額の期待値(平均値)をAAのそれよりも高くしたい。金貨の額面は銀貨の額面の少なくとも何倍とすべきか。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1-1) S=πab;\space{}S=\pi ab;\quad (1-2) V=2πpq;\displaystyle \space{}V=\frac{2\pi}{\sqrt{pq}};\quad (2-1) (PA,PB,Ptie)=(12,29128,35128);\displaystyle \space{}(P_A,P_B,P_{\rm tie})=(\frac12,\frac{29}{128},\frac{35}{128});\quad (2-2) kmin⁡=2.\displaystyle \space{}k_{\min}=2.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1-1)楕円は半径1の円を横に a 倍、縦に b 倍した図形なので、面積は S=πab。\text{(1-1)}\quad \text{楕円は半径1の円を横に }a\text{ 倍、縦に }b\text{ 倍した図形なので、面積は }S=\pi ab。

(1-2)曲面は z=px2+qy2−2。底面との交わりは px2+qy2=2 である。高さ −2≦z≦0 で切ると、断面は半径軸 (z+2)/p,(z+2)/q の楕円となり、その面積は π(z+2)/pq。従って\text{(1-2)}\quad \text{曲面は }z=px^2+qy^2-2\text{。底面との交わりは }px^2+qy^2=2\text{ である。高さ }-2\le z\le0\text{ で切ると、断面は半径軸 }\sqrt{(z+2)/p},\sqrt{(z+2)/q}\text{ の楕円となり、その面積は }\pi(z+2)/\sqrt{pq}\text{。従って}V=∫−20π(z+2)pq dz=2πpq。\displaystyle V=\int_{-2}^0\frac{\pi(z+2)}{\sqrt{pq}}\,dz=\frac{2\pi}{\sqrt{pq}}。

(2-1)全ての結果は 24⋅23=128 通り同様に確からしい。Aが i 枚、Bが j 枚表を出す場合の数は (4i)(3j)。\displaystyle \text{(2-1)}\quad \text{全ての結果は }2^4\cdot2^3=128\text{ 通り同様に確からしい。Aが }i\text{ 枚、Bが }j\text{ 枚表を出す場合の数は }\binom4i\binom3j\text{。}N(A勝)=∑i=14(4i)∑j=0i−1(3j)=4+24+28+8=64,N(B勝)=∑i=02(4i)∑j=i+13(3j)=7+16+6=29。\displaystyle \begin{aligned} N(A\text{勝})&=\sum\limits _{i=1}^{4}\binom4i\sum\limits _{j=0}^{i-1}\binom3j =4+24+28+8=64,\\ N(B\text{勝})&=\sum\limits _{i=0}^{2}\binom4i\sum\limits _{j=i+1}^{3}\binom3j =7+16+6=29。 \end{aligned} 従って引き分けは 128−64−29=35128-64-29=35 通りである。各確率はA勝ちが 64/128=1/264/128=1/2、B勝ちが 29/12829/128、引き分けが 35/12835/128。

(2-2)銀貨1枚の額面を1、金貨1枚の額面を k とする。Aが勝つと銀貨3枚を得るので、Aの期待獲得額は 3⋅(1/2)=3/2。Bが勝つと金貨4枚を得るので、Bの期待獲得額は 4k⋅(29/128)=29k/32。従って\text{(2-2)}\quad \text{銀貨1枚の額面を1、金貨1枚の額面を }k\text{ とする。Aが勝つと銀貨3枚を得るので、Aの期待獲得額は }3\cdot(1/2)=3/2\text{。Bが勝つと金貨4枚を得るので、Bの期待獲得額は }4k\cdot(29/128)=29k/32\text{。従って}29k32>32すなわちk>4829。\displaystyle \frac{29k}{32}>\frac32\quad\text{すなわち}\quad k>\frac{48}{29}。 kk は整数だから、最小は 22 倍である。

この問題で使う考え方

  • 楕円
  • 定積分による体積
  • 曲線で囲まれた面積
  • 置換積分法
  • 三角・指数・対数関数等の積分
  • 組合せ
  • 確率の基本法則
  • 期待値

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