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徳島大学/2025年度/前期

徳島大学 2025年 数学 第2問解答・解説

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1問題

徳島大学2025年度第2問

tt を実数とする。xx の2次方程式 x2−(2t2−3)x+t4−7t2+6t=0⋯(∗)x^{2}-(2t^{2}-3)x+t^{4}-7t^{2}+6t=0\cdots(*) について、次の問いに答えよ。

(1) x=0x=0 が(*)の解となる tt の値をすべて求めよ。

(2) a,b,c,da,b,c,d を実数とする。すべての実数 tt について x=t2+at+bx=t^{2}+at+b および x=t2+ct+dx=t^{2}+ct+d が(*)の解となる a,b,c,da,b,c,d の値を求めよ。ただし、b>db>d とする。

(3) (2)の a,b,c,da,b,c,d に対し、α(t)=t2+at+b,β(t)=t2+ct+d\alpha(t)=t^{2}+at+b,\qquad\beta(t)=t^{2}+ct+d として、関数 f(t)f(t) を以下の式で定める。f(t)={∣α(t)∣(∣α(t)∣≧∣β(t)∣のとき),∣β(t)∣(∣α(t)∣<∣β(t)∣のとき).f(t)=\begin{cases}|\alpha(t)|&\left(|\alpha(t)|\geq|\beta(t)|\text{のとき}\right),\\|\beta(t)|&\left(|\alpha(t)|<|\beta(t)|\text{のとき}\right).\end{cases} tt が実数全体を動くとき、f(t)f(t) の最小値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

採用解説: MM-5479a6f42ab1-Q2 結論  (1) t=−3,0,1,2t=-3,0,1,2。   (2) (a,b,c,d)=(−2,0,2,−3)(a,b,c,d)=(-2,0,2,-3)。   (3) ttが実数全体を動くときのf(t)f(t)の最小値は1516\displaystyle \frac{15}{16}。

(1) x=0x=0 が(*)の解であるための条件は定数項が0となることである。t4−7t2+6t=t(t3−7t+6)=t(t−1)(t−2)(t+3)=0.t^4-7t^2+6t=t(t^3-7t+6)=t(t-1)(t-2)(t+3)=0.よって t=−3,0,1,2t=-3,0,1,2。

(2) α(t)=t2+at+b\alpha(t)=t^2+at+b、β(t)=t2+ct+d\beta(t)=t^2+ct+d とおく。これらが(*)の二つの解であるから、解と係数の関係より α(t)+β(t)=2t2−3,α(t)β(t)=t4−7t2+6t.\alpha(t)+\beta(t)=2t^2-3,\qquad \alpha(t)\beta(t)=t^4-7t^2+6t.第一式の係数を比較して a+c=0, b+d=−3a+c=0,\ b+d=-3。また、積を展開すると α(t)β(t)=t4+(a+c)t3+(b+d+ac)t2+(ad+bc)t+bd.\alpha(t)\beta(t)=t^4+(a+c)t^3+(b+d+ac)t^2+(ad+bc)t+bd.これを比較すると b+d+ac=−7, ad+bc=6, bd=0b+d+ac=-7,\ ad+bc=6,\ bd=0。a+c=0a+c=0 より c=−a, ac=−a2c=-a,\ ac=-a^2 なので、b+d=−3b+d=-3 と合わせて −3−a2=−7-3-a^2=-7、すなわち a2=4a^2=4。b+d=−3, bd=0b+d=-3,\ bd=0 から (b,d)=(0,−3)(b,d)=(0,-3) または (−3,0)(-3,0) である。条件 b>db>d より b=0, d=−3b=0,\ d=-3。さらに ad+bc=a(d−b)=6ad+bc=a(d-b)=6 より −3a=6-3a=6、したがって a=−2, c=2a=-2,\ c=2。よって (a,b,c,d)=(−2,0,2,−3)(a,b,c,d)=(-2,0,2,-3)。

(3) (2)より α(t)=t2−2t,β(t)=t2+2t−3.\alpha(t)=t^2-2t,\qquad \beta(t)=t^2+2t-3.定義から f(t)=max⁡{∣α(t)∣,∣β(t)∣}\displaystyle f(t)=\max\{|\alpha(t)|,|\beta(t)|\} であり、∣α(t)−β(t)∣=∣3−4t∣≦∣α(t)∣+∣β(t)∣≦2f(t).|\alpha(t)-\beta(t)|=|3-4t|\le|\alpha(t)|+|\beta(t)|\le2f(t). t≦932\displaystyle t\le\frac9{32} または t≧3932\displaystyle t\ge\frac{39}{32} ならば ∣3−4t∣≧158\displaystyle |3-4t|\ge\frac{15}{8} なので f(t)≧1516\displaystyle f(t)\ge\frac{15}{16}。次に 932≦t≦3932\displaystyle \frac9{32}\le t\le\frac{39}{32} を考える。

932≦t≦34\displaystyle \frac9{32}\le t\le\frac34 では β(t)=(t+3)(t−1)<0\beta(t)=(t+3)(t-1)<0 で、β(t)\beta(t) は増加するから ∣β(t)∣≧∣β(34)∣=1516.\displaystyle |\beta(t)|\ge\left|\beta\left(\frac34\right)\right|=\frac{15}{16}.よって f(t)≧1516\displaystyle f(t)\ge\frac{15}{16}。

34≦t≦1\displaystyle \frac34\le t\le1 では α(t)=t2−2t≦α(34)=−1516<0\displaystyle \alpha(t)=t^2-2t\le\alpha\left(\frac34\right)=-\frac{15}{16}<0 であるから、f(t)≧∣α(t)∣≧1516\displaystyle f(t)\ge|\alpha(t)|\ge\frac{15}{16}。

1≦t≦3932\displaystyle 1\le t\le\frac{39}{32} では α(t)<0\alpha(t)<0 かつ増加するので f(t)≧∣α(t)∣≧∣α(3932)∣=9751024>1516.\displaystyle f(t)\ge|\alpha(t)|\ge\left|\alpha\left(\frac{39}{32}\right)\right|=\frac{975}{1024}>\frac{15}{16}.以上より、すべての実数 tt について f(t)≧1516\displaystyle f(t)\ge\frac{15}{16}。t=34\displaystyle t=\frac34 では α(34)=β(34)=−1516\displaystyle \alpha\left(\frac34\right)=\beta\left(\frac34\right)=-\frac{15}{16}となり、f(34)=1516\displaystyle f\left(\frac34\right)=\frac{15}{16}。したがって、f(t)f(t) の最小値は 1516.\displaystyle \boxed{\frac{15}{16}}.

この問題で使う考え方

  • 二次方程式とグラフ
  • 二次関数の最大・最小
  • 解と係数の関係

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