北里大学/2009年度/一般
北里大学 2009年 数学 第III問解答・解説
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1問題
以下の問題の にあてはまる答を選択肢の中から一つ選び、その番号を解答欄にマークしなさい。
問題III. 漸化式 を満たす数列 は、 のとき増加数列であり、 のとき減少数列になるという。
(注意) 増加数列とは を満たす数列であり、減少数列とは を満たす数列である。
(1) 定数 の値は である。
(2) のとき、 は増加数列となるが、この数列の値が より大となる最小の は である。必要ならば、 を用いよ。
(3) は正の整数とする。このとき、第5項までが正で、第6項以降が負になるならば、 の値は である。
コの選択肢
サの選択肢
シの選択肢
まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。
2答え
答えを見る自分の答えと照らし合わせる
- - コ: (選択肢1)
- サ: (選択肢6)
- シ: (選択肢3)数式が横に長い場合は、左右にスクロールして確認できます。
3解答
解答を見る途中式つきの解答
漸化式は
である。定数項を消すため、 に注目して
と変形する。これを繰り返すと
また、
である。 の符号は初項との差 と同じであるから、 なら各差が正で増加、 なら各差が負で減少となる。したがって
(1) コ
問題文の境界定数は
よってコは (選択肢1)。
(2) サ
のとき
求める条件は
すなわち
底を とする対数をとり、問題文の を使うと
では左辺は 、 では 。よって条件を満たす最小の は であり、サは (選択肢6)。
(3) シ
第5項まで正で第6項以降が負となるには、数列は より小さい初項から始まって減少する必要がある。整数 とおくと、境界となる第5項と第6項の条件は
前者から 、後者から を得る。したがって
この範囲にある正の整数は だけである。実際、
なら数列は減少するので、第1項から第5項までは によりすべて正、第6項以降は によりすべて負である。よって条件を満たす値は 、シは (選択肢3)。
最終答案
- コ:(選択肢1) - サ:(選択肢6) - シ:(選択肢3)
使用した解法
漸化式の定数解 を引いて等比数列に直し、一般項と階差の符号を求めた。対数による最小整数判定と、隣接する第5項・第6項の符号条件による整数の絞り込みを用いた。問題文と選択肢は原本の該当ページで確認した。
この問題で使う考え方
- 漸化式
- 等比数列の一般項と和
- 階差・和の利用
- 対数とその性質
- 一次不等式
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