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日本大学/2016年度/A

日本大学 2016年 数学 第2問解答・解説

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1問題

日本大学2016年度第2問

(1) x=1+2ix=1+2i が方程式 x3+ax2−9x+b=0x^3+ax^2-9x+b=0 の解であるとする。ただし,a,ba,b は実数であり,ii は虚数単位とする。このとき,a=21a=\boxed{21},b=2223b=\boxed{22}\boxed{23} であり,この方程式の実数解は x=−24x=-\boxed{24} である。

(2) 0≦θ≦π2\displaystyle 0\leq\theta\leq\frac{\pi}{2} とする。y=3sin⁡2θ−5cos⁡θsin⁡θ−2cos⁡2θy=3\sin^2\theta-5\cos\theta\sin\theta-2\cos^2\theta とおくとき,yy の最大値は 25\boxed{25},最小値は 26−272829\displaystyle\frac{\boxed{26}-\boxed{27}\sqrt{\boxed{28}}}{\boxed{29}} である。

(3) 正数 x,yx,y(ただし,x≠1x\neq1,y≠1y\neq1)はつぎの2つの式を満たすとする。

{log⁡xy+log⁡yx=2xy=3126\displaystyle\left\{\begin{array}{l}\log_x y+\log_y x=2\\xy=3^{126}\end{array}\right.

このとき,xx は 3031\boxed{30}\boxed{31} 桁の数である。ただし,log⁡103=0.4771\log_{10}3=0.4771 とする。

(4) 数列 {an}\{a_n\} を a1=33a_1=3\sqrt{3},an+13=ana_{n+1}^3=a_n(n=1,2,3,…n=1,2,3,\ldots)により定める。

Sn=∑k=1nlog⁡3ak\displaystyle S_n=\sum\limits _{k=1}^{n}\log_3 a_k とおくとき,lim⁡n→∞Sn=3233\displaystyle\lim\limits _{n\to\infty}S_n=\frac{\boxed{32}}{\boxed{33}} である。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

複素数の代入と多項式の因数分解、二倍角の公式、対数の性質、等比数列の和と極限で各小問を解く。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) a=5,b=35,x=−7a=5,\quad b=35,\quad x=-7(実数解)(\quad(空欄21--24:5,3,5,7);:5,3,5,7);\quad (2) 最大値 3,3,\quad 最小値 1−522(\displaystyle \frac{1-5\sqrt2}{2}\quad(空欄25--29:3,1,5,2,2);:3,1,5,2,2);\quad (3) 31桁(\quad(空欄30--31:3,1);:3,1);\quad (4) 94(\displaystyle \frac94\quad(空欄32--33:9,4).

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) x=1+2ix=1+2iを左辺に代入する。x2=(1+2i)2=−3+4i,x3=(1+2i)(−3+4i)=−11−2i.x^2=(1+2i)^2=-3+4i,\qquad x^3=(1+2i)(-3+4i)=-11-2i.したがって(−11−2i)+a(−3+4i)−9(1+2i)+b=0.(-11-2i)+a(-3+4i)-9(1+2i)+b=0.実部と虚部を比較するとb−20−3a=0b-20-3a=0、4a−20=04a-20=0だからa=5,b=35a=5,b=35。このとき多項式はx3+5x2−9x+35=(x+7)(x2−2x+5)x^3+5x^2-9x+35=(x+7)(x^2-2x+5)と因数分解できる。二次式の判別式は(−2)2−4⋅5=−16<0(-2)^2-4\cdot5=-16<0なので実数解はx=−7x=-7だけである。

(2) u=2θu=2\thetaとおくと0≦u≦π0\le u\le\piであり、二倍角の公式からy=12−52(sin⁡u+cos⁡u).\displaystyle y=\frac12-\frac52(\sin u+\cos u).またsin⁡u≧0\sin u\ge0、cos⁡u≧−1\cos u\ge-1よりsin⁡u+cos⁡u≧−1\sin u+\cos u\ge-1。等号はu=πu=\piで成り立つ。一方、(sin⁡u+cos⁡u)2=1+2sin⁡ucos⁡u≦2(\sin u+\cos u)^2=1+2\sin u\cos u\le2であり、0≦u≦π0\le u\le\piではsin⁡u+cos⁡u\sin u+\cos uの最小値が−1-1なので、特に上側はsin⁡u+cos⁡u≦2\sin u+\cos u\le\sqrt2。等号はu=π4\displaystyle u=\frac\pi4で成り立つ。よってyyの最大値は12−52(−1)=3\displaystyle \frac12-\frac52(-1)=3、最小値は12−522=1−522\displaystyle \frac12-\frac52\sqrt2=\frac{1-5\sqrt2}{2}である。

(3) t=log⁡xyt=\log_x yとおく。x,y≠1x,y\ne1なのでt≠0t\ne0、またlog⁡yx=1/t\log_y x=1/t。従ってt+1t=2より(t−1)2=0,\displaystyle t+\frac1t=2\quad\text{より}\quad (t-1)^2=0,ゆえにt=1t=1、すなわちy=xy=x。積の条件からx2=3126x^2=3^{126}。x>0x>0よりx=363x=3^{63}である。常用対数をとるとlog⁡10x=63log⁡103=63⋅0.4771=30.0573,\log_{10}x=63\log_{10}3=63\cdot0.4771=30.0573,従って1030<x<103110^{30}<x<10^{31}で、xxは31桁である。

(4) a1=33=33/2a_1=3\sqrt3=3^{3/2}であり、漸化式と各項の正値からlog⁡3an+1=13log⁡3an,log⁡3ak=32(13)k−1.\displaystyle \log_3 a_{n+1}=\frac13\log_3 a_n,\qquad \log_3 a_k=\frac32\left(\frac13\right)^{k-1}.従って等比数列の和よりSn=32⋅1−(1/3)n1−1/3=94(1−3−n).\displaystyle S_n=\frac32\cdot\frac{1-(1/3)^n}{1-1/3}=\frac94(1-3^{-n}).n→∞n\to\inftyで3−n→03^{-n}\to0だからlim⁡n→∞Sn=94\displaystyle \lim\limits _{n\to\infty}S_n=\frac94。

この問題で使う考え方

  • 複素数の四則演算
  • 高次方程式
  • 多項式の除法
  • 二次方程式の判別式
  • 二倍角の公式
  • 三角関数の相互関係
  • 対数とその性質
  • 常用対数

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