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東海大学/2018年度/A方式一次2/2

東海大学 2018年 数学 第1問解答・解説

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1問題

東海大学2018年度第1問

次の空欄を埋めなさい。解答は、分数の場合には既約分数の形で書きなさい。

(1) 店に立ち寄るたびに 17\displaystyle \frac{1}{7} の確率で傘を忘れる人が、店 AA、店 BB、店 AA(店 AA には二回立ち寄っている)の順に立ち寄ったあと、傘を忘れたことに気づいた。店 AA に傘を忘れた確率は ア\boxed{\text{ア}} である。ただし、最初に傘は1本だけ持っていたとする。

(2) 曲線 y=e2x+e−2x4\displaystyle y=\frac{e^{2x}+e^{-2x}}{4} の 0≦x≦20\leq x\leq2 の部分の長さは イ\boxed{\text{イ}} である。

(3) 18001800 の正の約数の逆数の総和は ウ\boxed{\text{ウ}} である。

(4) a,ba,b を1以外の正の定数とする。2次方程式 x2−xlog⁡(ab)+(log⁡(a2))(log⁡b)=0x^2-x\log(ab)+(\log(a^2))(\log b)=0 が重解をもつ。このとき、log⁡ab=エ, オ\log_a b=\boxed{\text{エ}},\ \boxed{\text{オ}} であり、log⁡ab\log_a b と log⁡ba\log_b a を解にもつ2次方程式は x2+カx+キ=0x^2+\boxed{\text{カ}}x+\boxed{\text{キ}}=0 である。ただし、エ<オ\boxed{\text{エ}}<\boxed{\text{オ}} とする。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

初めて傘を忘れる訪問先を条件付き確率で数え、弧長公式と積分、約数の積表示、判別式と対数の比をそれぞれ用いる。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) \quad ア=85127\displaystyle =\dfrac{85}{127}\quad / (2) \quad イ=e4−e−44\displaystyle =\dfrac{e^4-e^{-4}}4\quad / (3) \quad ウ=403120\displaystyle =\dfrac{403}{120}\quad / (4) \quad エ=3−22, =3-2\sqrt2,\space{} オ=3+22, =3+2\sqrt2,\space{} カ=−6, =-6,\space{} キ=1=1

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 3回の訪問を A1,B,A2A_1,B,A_2 とする。最初に傘を1本だけ持っているので、傘を忘れるのは訪問先のうち最初の1回だけである。忘れたことに気づく事象を EE とすると、 P(E)=1−(67)3=127343.\displaystyle P(E)=1-\left(\frac67\right)^3=\frac{127}{343}. 店 AA に忘れるのは、最初の A1A_1 で忘れる場合か、A1A_1 と BB では忘れず最後の A2A_2 で忘れる場合である。したがって P(店Aに忘れる)=17+(67)217=85343.\displaystyle P(\text{店Aに忘れる})=\frac17+\left(\frac67\right)^2\frac17=\frac{85}{343}. よって求める条件付き確率は P(店Aに忘れる∣E)=85/343127/343=85127.\displaystyle P(\text{店Aに忘れる}\mid E)=\frac{85/343}{127/343}=\frac{85}{127}.

(2) 弧長の公式より、曲線の長さは ∫021+(y′)2 dx\displaystyle \int_0^2\sqrt{1+(y')^2}\,dx である。微分して y′=e2x−e−2x2.\displaystyle y'=\frac{e^{2x}-e^{-2x}}2. e2xe−2x=1e^{2x}e^{-2x}=1 より 1+(e2x−e−2x2)2=(e2x+e−2x2)2.\displaystyle 1+\left(\frac{e^{2x}-e^{-2x}}2\right)^2 =\left(\frac{e^{2x}+e^{-2x}}2\right)^2. 右辺の平方根は正なので、 ∫021+(y′)2 dx=12∫02(e2x+e−2x) dx=[e2x−e−2x4]02=e4−e−44.\displaystyle \int_0^2\sqrt{1+(y')^2}\,dx =\frac12\int_0^2(e^{2x}+e^{-2x})\,dx =\left[\frac{e^{2x}-e^{-2x}}4\right]_0^2 =\frac{e^4-e^{-4}}4.

(3) 1800=23⋅32⋅521800=2^3\cdot3^2\cdot5^2 である。正の約数は 2a3b5c2^a3^b5^c(0≦a≦3, 0≦b,c≦20\le a\le3,\ 0\le b,c\le2)と表せるため、逆数の総和は (1+12+14+18)(1+13+19)(1+15+125)=158⋅139⋅3125=403120.\displaystyle \left(1+\frac12+\frac14+\frac18\right) \left(1+\frac13+\frac19\right) \left(1+\frac15+\frac1{25}\right) =\frac{15}{8}\cdot\frac{13}{9}\cdot\frac{31}{25} =\frac{403}{120}.

(4) u=log⁡a, v=log⁡bu=\log a,\ v=\log b とおく。a,b≠1a,b\ne1 より u≠0u\ne0 である。重解をもつ条件は判別式が0となることだから (u+v)2−4(2u)v=0,(u+v)^2-4(2u)v=0, すなわち u2−6uv+v2=0u^2-6uv+v^2=0。t=vu=log⁡ab\displaystyle t=\dfrac vu=\log_a b とおけば t2−6t+1=0,t=3±22.t^2-6t+1=0, \qquad t=3\pm2\sqrt2. 大小条件より エ=3−22, オ=3+22\text{エ}=3-2\sqrt2,\ \text{オ}=3+2\sqrt2。また log⁡ba=1/t\log_b a=1/t で、この2根の積は1だから、log⁡ab\log_a b と log⁡ba\log_b a はこの2値を1つずつとる。よって、それらを解にもつ方程式は x2−6x+1=0,x^2-6x+1=0, したがって カ=−6, キ=1\text{カ}=-6,\ \text{キ}=1。

この問題で使う考え方

  • 条件付き確率
  • 独立な試行
  • 約数・倍数
  • 等比数列の一般項と和
  • 総和記号と数列の和
  • 二次方程式の判別式
  • 対数とその性質
  • 解と係数の関係

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