(1) (1+i)2=2i、(1+i)4=−4 より (1+i)7=(1+i)4(1+i)2(1+i)=−4⋅2i(1+i)=8−8i. したがって ア=8−8i。
(2) 二項定理で展開し、虚部をとると Im(x+i)7=7x3−35x2+21x−1. よって イ=7x3−35x2+21x−1。
(3) ド・モアブルの定理から (cosθ+isinθ)7=cos7θ+isin7θ. これが実数である条件は sin7θ=0、すなわち 7θ=mπ(整数 m)である。0<θ<π/2 より m=1,2,3 なので θ=7π,72π,73π. したがって ウ=π/7, エ=2π/7, オ=3π/7。
(4) θ を (3) のいずれかとし、x=cot2θ とおく。このとき x+i=cotθ+i=sinθcosθ+isinθ. sin7θ=0 だから、この複素数の7乗の虚部も0である。よって (2) の三次式の根は、順に 1/a2,1/b2,1/c2 である。最高次係数は7なので 7x3−35x2+21x−1=7(x−a21)(x−b21)(x−c21). したがって カ=7, キ=1/a2, ク=1/b2, ケ=1/c2。
(5) 二項定理より、(x+i)2n+1 の虚部は (2n+1)xn−(32n+1)xn−1+(52n+1)xn−2−⋯+(−1)n. したがって コ=2n+1、サ=−(32n+1)。この多項式の根は、θk=kπ/(2n+1) (k=1,…,n) に対する cot2θk である。実際、x+i=(cosθk+isinθk)/sinθk とすれば、(2n+1)θk=kπ より虚部が0になる。根と係数の関係を使うと k=1∑ncot2θk=2n+1(32n+1)=3n(2n−1). cot2θk=1/tan2θk なので シ=n(2n−1)/3。
(6) 問題の不等式を θk=kπ/(2n+1) に適用して和をとると、(5) より 3n(2n−1)<π2(2n+1)2k=1∑nk21<k=1∑nsin2θk1. 1/sin2θk=1+cot2θk であるため、右端は n+3n(2n−1)=32n(n+1). したがって 3(2n+1)2π2n(2n−1)<k=1∑nk21<3(2n+1)22π2n(n+1). 両端は n→∞ でともに π2/6 に収束するので、はさみうちの原理から ス=π2/6。